第十八節 執事、元家族との対面・・・
たぶんちょっと特別な話(アレス的に)なのでいつもの題名の書き方をちょっと変えてみました・・・たぶん変わってるはず
気分が乗ったのでかなり早めの投稿、珍しいな、おい・・・
そして相変わらずのこの感じ・・・どうにかして。しかも短いし
白玉楼
午後2時7分
皆様こんにちは
アレス・スカーレットでございます。
先ほどより気分も落ち着き、冷静になりました。よく考えてみれば、なぜ私があいつのことで取り乱さなければならないんでしょうか、全く。
さてと、とりあえず庭に行きましょうか。
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白玉楼・庭
「あらま~」
これはこれは・・・開花しかけてません?先ほどよりも死の気配が濃厚になってきてますし。早く戻さないと自殺志願者が増えますよ?
「さて、ここの主さんはどこでしょうかねえ」
出来れば二度と会いたくは無かったのですが・・・それにしても憎たらしいほどに手入れされた庭ですねえ。うちにも作ってみましょうか・・・・いや、やっぱりやめておきましょう。洋に和は合いませんし。いや、案外合うかもしれませんね。
「そんなことよりさっさと・・・する必要はなくなりましたね」
目の前にいましたもの。西行妖を見ている彼女が。
「何をしているのですかな、西行寺」
「アレス・・・」
こっちを向いた時にとても驚いた顔をする西行寺。
おうおう、そんな驚いた顔をしなくても良いじゃないですか。確かにその気持ちは分かりますよ?だって自分をとても嫌ってる人がこんなところにいるんですもの。そりゃあ驚きますよ。
「全く、あなたのせいで来たくもないところに来てしまいましたよ」
「・・・なんで?」
「なんで、ですか・・・そうですね、お嬢様の命令といったところですね」
ええ、本当に。
「そう・・・」
「ええ。ですのでさっさと返してもらえませんか?その春を」
「・・・」
まあ、返してくれるとはとても思えませんが。
「それは・・・出来ないわ」
「そうですか。まあ予想どおりですが」
「・・・」
「ではどうしましょう。弾幕ごっこでもします?格闘付きで」
もちろん、手加減はしませんよ?殺すつもりで行きます。でもそれをする前に一つ聞きたいことが。
「あなたはこれを咲かしてどうするんですか?」
「・・・ここにはある人が埋められているんですって」
「へえ」
それが誰かはあの事件から結構経ったときにあのスキマから教えてもらいました。
「で?」
「私はそれが誰なのかを知りたい」
「ふ~ん。それを知ってその後は?」
「・・・さあどうしようかしら」
計画性もクソも無いですね。
「それにしても迷惑な話ですね。たかがそんなことのために春を奪うなんて」
「ごめんなさい」
「謝るなら返してくださいよ」
「それはダメ」
全くこれだからこいつは・・・昔っからこんな感じでしたねえ。所々我儘で・・・おっと、今になってはどうでも良いことですね。
「なら殺り合うしかないですね」
「感じがおかしくない?」
「気のせいですね」
「ふふっ」
「・・・なんです?いきなり」
「いえ、ちょっと楽しかったから」
とても心外、テラ心外。
「調子に乗らないでください」
「ごめんなさいね」
「ふん・・・・さて、では」
「ええ、そうね」
そう言い私はある空間から今回初使用の相棒、月紅棒(命名レミィ。ついでにもう一つの名前がゲイ・ボルグ。これが本名)を出し、構える。西行寺は扇子を。
「では始めましょうか」
「ええ、そうね」
「「楽しみましょう」」
そういえば、なぜ彼女に対して殺意が芽生えなかったのでしょう?
やべ、妖々夢最近してないから忘れた・・・
それとやっぱり彼女の事を心の底では
「死にますか?」
「いえ、すいません」




