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第十六節 執事、騒霊と春告精に会う

ようやくの更新・・・

さてさて、どうなるのやら・・・

ついでに私、このゲーム、今だ悟りの道までしか出来てません・・・



上空



午後2時




皆様、こんにちわ

現在上空~・・・何メートルでしょうか。まあ良いでしょう。とりあえず、そんな上空何メートルか分からないところにいる、アレス・スカーレットでございます。

まず一言・・・寒いです。ええ、本当に。

冬なのに上空にいるとか、自殺行為以外の何物でもないですよね。

雪は降るし、風はビュービュー、全く・・・気温は何度でしょうかねえ。マイナス4度でしょうか?

まあそんなことは右に置いておいて。

しかし、さっきから気配をびんびん感じているんですよ、前方100mくらいから。

その気配とは・・・



「ここら辺が春ですよ~」



はい、見ての通りです。春の気配です。

さて、まず疑問なのですが、なぜ春の気配を感じるか、なのですが・・・



「まあこんだけ分かりやすく冥界への道が開いているとねえ・・・」



誰でも分かりますよね。



「はあ・・・気が重いなあ」


「頑張ってください、アレス様!」



はあ・・・・今さらながら、なぜ私があの亡霊嬢の所に行かねばならないんですかねえ。そこが分かりません。

・・・・・・あ、お嬢様のせいでしたね。これは帰ったら何かしらの罰(というなの鬱憤晴らし)が必要ですね。主に私の精神のために、そしてなにより楽しいし。

まあとりあえず、頑張りましょうか。



「さて、では・・・行きましょうか、冥界へ」


「ええ」



気が重い・・・



「春ですよーー!!」


「わーお!」


「きゃっ!」



あ、そういえば、確かリリーは春になるとテンションが上がって最高にハイになるんでしたねえ。

ガンガン弾幕を撃ってきますねえ。



「は、は、はーるでーすよーー!!」


「これこそが最高にハイってやつですね!理解した!」


「何言ってるんですか!!」


「いえ、ただ無理矢理でもテンションを上げておかないと後々問題が起きそうなので」


「はあ、そうですか」



どこか納得がいかない様子の咲夜。どうせ突っ込むなら、理解した、に突っ込んでほしかったです。



「やはりターミ〇ーターは良い!一番は2ですね!」


「何さっきから意味の分からない事を!!」



と弾幕を避けながら会話する私と咲夜。



「いや待てよ・・・1も捨てがたい気が・・・あ、3も良いですねえ」


「いい加減真面目にしてくださいよ!」


「なぜ?」


「敵がいるからです!」


「なぜ?」


「なぜって、むしろこっちが聞きたいです!」



あ~、面白い。たまにはこういうのも良いですねえ!



「でも余裕ありまくりでしょ?」


「それはそうですけど・・・」



現に今も普通に回避してますし。



「良いじゃないですかあ」


「え~・・・」


「・・・分かりましたよ。用はさっさと倒せば良いんでしょう?」


「・・・なんだか変ですよ、アレス様」


「そういう時もあります」



さて、どうしましょうか・・・ああ、あれを試しましょう。



「咲夜、ここら辺の雲が無くなりますよ、たぶん」



下を指差す私。咲夜は、何をする気なのでしょうか、みたいな顔をしています。



「まあ、出来るか分かりませんが。では行きましょうか」



そういうと一気にリリーとの間合いを詰め、背後に回る。



「当たらないですよ~」


「速い!?」



そして私はリリーのお腹に腕を回すと一気に下に体を向ける。



「くらえ!必殺、見よう見まねの、〇綱落としーー!!」


「きゃーーーー!!」



(咲夜視点)



アレス様、一体何をする気なのでしょうか?

あ、一気に行きましたねえ。それにしても相変わらずの回避の巧さ。見習いたいです。

あれ、背中に回りましたねえ・・・ん、なぜ抱きついてって!?え、何あれ!!回りながら落ちて行きましたよ!?うわっ!?竜巻が起きてる!この場を離れないと竜巻の中に巻き込まれちゃうわ!



(アレス視点)



あのゲームではこんなに上から落とす場面は無いですけど・・・まあ気にしないで良いでしょう。

あ、地面ですね。激突3秒前。3,2,1・・・

どーーーん!!



「ふっ」



私は即座に脱出しました。リリーは・・・



「・・・・」



どうやら埋まって気絶したようです。あれを受けて。気絶って・・・まだまだ使い慣れてないですねえ。あ、白。



「アレス様ーー!」


「あ、咲夜」



どうやら竜巻に巻き込まれなかったようです。良かった良かった。



「何なのですか今のは!?普通の者がする技ではありませんよ!?」


「あるゲームからの引用です!」


「ゲーム?」


「ええ」



いや~、あんな人になってみたいですねえ。



「まあそれは良いですよ。しかし・・・」



いきなり咲夜の目がジト目に変わる。



「仮にも女性に対していきなり抱きつくなんて・・・アレス様がえ~っと、その・・・」


「?」



何なのでしょうか?



「・・・」


「・・・・え~っと・・・もう!良いです!!」


「おお!?」



いきなり怒られた・・・理不尽な。



「それはそうと、ほらさっさと行きますよ!」


「え、ええ」



なぜそんなにって・・・ああ、そうでした。乙女なのでしたね。これは失敬。



「・・・ごめんなさいね」


「え・・・ふ、ふん、別に謝らなくても良いです!!」



別に付き合ってるわけでもないんですけど・・・あれですよね、好きな人にそんなことをしてほしくはないものですよね。



「そうですか」


「ええ。ほら、早く行きましょう!」



どうやら機嫌は直ったみたいです。現に咲夜の顔がとても嬉しそうな顔をしていますもの。



「ええ、そうしましょう」

「こんにちは~」


「こんにちは~」



いきなりのご挨拶に反射的に返してしまいました。



「どうもお久しぶりね!」


「・・・おひさしぶり」


「久しぶり~」


「久しぶりですね皆さん」


「え、アレス様の知り合いですか?」


「ええ、前にコンサートで」


「そうそう。どう最近は」


「ん~、ぼちぼちですね」

あれから10分程世間話等をしました。その間咲夜の刺すような視線は心臓に悪かったですけど。



「さて、私達はそろそろ行かないと」


「あ、そうなんだ」


「そういえばあなたたちはどこに?」


「この先」



と指を指すメルラン。その先は・・・



「冥界ですか」


「ええ」


「偶然ですね。私達もですよ」


「うそっ!?本当?」


「ええ」


「何しに行くの?」


「ちょっとした異変解決」


「なるほど」



そう言い行こうとする。するといきなり弾幕が一発横を通り過ぎる。



「・・・これは一体何の真似ですか?」


「ちょっと気が変わったのよ」


「・・・・気が変わった」


「気が変わったのよ~」


「そうですか」



あれま、これはまた面倒な事になってきましたねえ。



「どうしましょう?」


「と言われましても・・・」



むう、何か手は無いでしょうか・・・ん、あの黒いの紅白みたいなのは・・・



「霊夢に魔理沙ですか」


「ようアレス!」


「さっきぶりね」


「元気そうですね、二人とも」



ふ~ん・・・・これは使えますね。



「・・・霊夢、魔理沙」


「なに?」


「なんだぜ?」


「よろしく頼みますね」



と最高の笑顔を送る。そして私は咲夜の手を掴むと・・・



「え?」


「ではさらばです!」



一気に冥界に突入するのでありました。

「・・・あれ、何この放置プレイは」


「・・・・さあ」


「あ~あ。逃げられた」


「・・・仕方ない、あの人、めんどくさがりだから」


「そうね~」


「でも・・・・」


「・・・・変わりが」


「いるし、別にかまわないわ~」


「・・・面倒事を押しつけられたって感じだぜ?霊夢」


「そうね・・・はあ、今度ご飯と一日私の執事をしてもらいましょう」


「おっと、それは私もしてほしいから譲れないぜ」


「あら、そう。でも私も譲る気は無いわ」


「そうか・・・まあ、そのことは後で話すとして・・・」


「そうね」


「「始めようかしら(始めちまおうぜ)!」」













おまけ・・・・




紅魔館



「パチェ~、暇~」


「そう・・・」


「・・・何か面白い事は無いかしら」


「さあね」


「・・・冷たいわね?」


「・・・・・・・・」


「・・・・・・・・」


「私も暇なのよ」


「本読んでるじゃない」


「・・・・そうね」


「・・・・」


「・・・・」


「「出番まだかしら・・・・」」





































プリズムリバー三姉妹の口調、どんな感じだったかな・・・不安

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