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第十四節 執事、黒猫に会う

たぶん・・・ここからちょっとシリアスにはいりやすくなる・・・・のかな?

さて、ここから、紫ファミリーや幽々子、そして幽香達が絡んできますよ~・・たぶん


ちょっと気分が乗っているので、投稿です

マヨヒガ



午後1時半



皆様こんにちわ。

ちょっとブルーな、アレス・スカーレットでございます。

さて、今も言いましたがちょっとブルーなんです。ええ、本当に。

いや、これはブルーではありませんね。どっちかと言うと黒ですね。殺意とかの黒。殺しの黒。

相手を殺したい・・・そんな黒。

理由は・・・本来ならそんなに関係無いのですが、でも・・・

あの狐の式というだけで、途方も無い殺意を抱いてしまう・・・

そう・・・今、目の前にいる黒猫・・・そして、あの憎い狐の式、橙。

この子が、その理由。

本当に、関係ないのに・・・



「・・・こんにちわ」


「・・・こんにちわです、アレスさん」



だがまだこの子だから、何も知らないこの子だから、許せる、我慢できる。

もしこの子があの時からいたとしたら、間違いなく私はこの子の命を奪っていただろう。



「・・・あの」


「なんですか?手短にお願いします」



たとえこの子でも、そう長くは話していたくない、そう思った私は手短にするように言う。

口調が変わってる?仕方ないでしょう。これでも我慢しているんです。所々おかしくなっても不思議じゃないですよ



「ええっと、ここを通るんですか?」


「ええ、悪いですか?」


「アレス様?」



咲夜が心配そうにこちらを見ている。



「何か?」


「っ!・・・いえ、なんでもございません」



ごめんなさい、咲夜。心配してくれるのは嬉しいですが、今の私にとってはどうでも良いことです。

心配される必要性はありません。



「で、さっさと通してくれませんか?」


「っ!」



少し殺気を込めて言われたのか、少し怯えている橙。ごめんなさいね、本来なら、こんなことあなたにしても何にも無いのに・・・



「・・・」


「・・・」


「・・・」


「・・・」


「・・・」


「・・・」


「・・・・」


「・・・・できません」



やっと発した言葉がこれですか・・・



「なぜですか?」


「何となくですけど・・・あなたを通さない方が良い気がして・・・」


「そう・・・」



そうですか・・・



「その勘は・・・巫女より頼りになりますか?」


「それは・・・たぶん頼りになりません」


「そうですか」



とてもへぼい勘です事・・・



「なら、私はどうすれば良いんでしょうかねえ、橙?」


「・・・・お引き取り下さい」



まあ別の道を通れば良いのでかまいませんが。



「そうですか、なら私は」



これで、と言い部屋を出ようとした時



「・・・」


「・・・」



いきなり橙が出口を塞いできたのです。



「・・・・それはなんというお遊びですか?」


「・・・・遊びではありません」



今にも恐怖で泣き出しそうな橙。そんなに怖いなら逃げればいいものを・・・



「帰るんですけど?」


「嘘です!」



・・・この猫、叩きのめしても良いのでしょうか?



「なぜ?私は出口から出て、帰る、そうしようとしただけですよ?」


「いえ、違います!別の道から行こうと考えていました!」



こいつはさとり妖怪か?



「・・・そんな訳無いじゃ「ダメです!!」・・・おい、どけ」



もうダメです。限界です。



「どけ・・・さもなくば若くして閻魔の世話になることになるぞ?」


「っ!・・・でも、どきません!!今のあなたを、先には行かせません!」



ちっ、しつこいな・・・まあ良い。ならば地獄を見てもらうまでだ。



「ならば痛めつけてでも通らせてもらうぞ?」


「い、いいですよ!!やれるものならやってみてください!!」


「良いだろう・・・覚悟は出来たか?」


「っ・・・」



構える橙。もう知らんからな。



「ではいく「待って」・・・なんだ霊夢」



今まで黙っていた霊夢が間に割って入ってきた。



「邪魔するならお前もただではおかんぞ?」


「そうね、その言葉、本当に起きるから怖いわ」



そう言う霊夢の顔は多少ながら恐怖によってか、汗をかいているみたいだ。



「ここは私がやるわ」


「・・・は?」



意味が分からない。



「今のあなただとこの子を本当に殺しかねないわ」


「それでも構わんぞ」


「ダメ!そんなことしたらレミリア達が悲しむわ!咲夜を見なさい!」



そう言われ、咲夜の方を見ると、恐怖の他にも、心配、というのだろうか、悲しそう、というかどちらとも取れる顔をしてこちらを見ていた。




「・・・」


「だから、行きなさい」


「・・・わかった」



仕方ない・・・咲夜のこんな顔を見たら何も出来ん。



「だ、ダメ!!」


「そうはさせないわ」



そう言い橙の邪魔をする霊夢。



「・・・邪魔するんですか?」


「ええ、そうよ」



さも当然といった感じで言う霊夢。



「・・・すまんな」


「良いのよ。お礼は晩御飯で」



・・・ふっ、霊夢らしいですね。その言葉のおかげで少し冷静になれましたよ。これは豪華なご飯を作らないといけませんね。



「わかりました。では、あとはよろしくお願いしますね?」


「もちろんよ。あ、それと咲夜」


「何?」


「アレスを頼むわよ。私もこいつボコボコにしたら行くから」


「・・・了解したわ」


「では、霊夢、また後で」


「ええ」



さて、さっさと行きますか。せっかく霊夢が頑張ってくれるんですから。

「・・・あんた、馬鹿なの?」


「さあ」


「今のアレスさんでは紫様達を殺しかねないんだよ!?」


「あ、犯人紫とかなの?」


「っ!?・・・し、知らないわよ!」



今自分で言ったじゃない。




「まあ、どうでも良いわ。私はこの長い長い冬を終わらして、早く春を堪能したい、ただそれだけ。それに彼の私に対する株も上がったことだし」


「やっぱりあんた、馬鹿なのね」


「・・・そうなのかもね」


「・・・」


「でも、馬鹿でも良いわよ。何か損をするわけでもないし」


「そう・・・」


「さてと・・・さっさと始めましょうか?」



そう言い、札を構える霊夢。それに従い橙も構える。



「ええ、さっさとあなたを倒してアレスさんを止めます!」


「そう・・・でも私、そんなに弱くないわよ?」


「私もそんなに弱くない」


「なら始めましょう」


「ええ」


「「どっちが強いか、勝負!!」」






















































ちょっとしたシリアス・・・さあこの後どうなるのやら

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