第三話 この世界にも学校がある!
前回の続きです。
変なところで切っててすみませんでした。
まぁそんなこんなで炎属性の魔法が使えるということがわかった。
そして魔法にもランクがあるらしく、初級、中級、上級、超級……などと書いてある。
超級より先もあるとは思うが、なにせページが破れているから読もうと思っても読めないのである。
あとはまぁ察しろって感じみたいだが、いまいちよくわからん。
特殊技能とやらの確認方法とか、技能に関しては回復系とデバフ系とバフ系があるのはわかったが、それ以外があるのかとか、魔法と何が違うのかとか、あげれば無限に湧いてきてもおかしくないくらいには疑問点がある。
そもそも特殊技能に関しては十人十色みたいな感じで、個人個人で能力が変わってくるらしい。
例えば戦闘中の能力上昇だったり、一撃必殺の技が撃てたりするらしい。
何なら常時発動してる奴から、魔法のように詠唱しないといけないものもあるらしい。
正直に言うと、めちゃややこしい。
これくらい統一してくれっていうのが感想だが、いちいち気にしていてもダメなのだろう。
まぁ気になることもあるが、ここは切り替えて……
「ベルタぁ〜こばんよ〜」
「はーい」
母のカリノに呼ばれたため、下に降りる。
この世界の自分の名前にも、もう慣れてきた。
この家は2階建てで、自分の部屋は屋根裏的な部屋。
2階は自分の部屋くらいしかなく、1階に親の部屋やリビング?というかダイニングスペースがある。
はしごを降り、廊下を歩く。
来たときからだが、かなりこの家はボロい。
下が地下室だからか知らないが、廊下を歩くたびにギィギィ音を立てるのはかなり不安なところがある。
そんなことを考えていると、ダイニングスペースにつく。
料理がテーブルに並んでおり、席に座る。
いつもよりジェンとカリノ、二人ともが少し怒っているようにも見える。
自分の前に二人が座っていることから三者面談のように感じる。
この世界では家族全員が席に着いてから、仲良くしゃべりながら夕食を食べるのが基本なのだが……。
今日は一味違うようだ。
「なぁベルタ、父さんに何か言うことがあるだろ?」
「な、なんのことでしょうか……。」
世界に降り立ってから5年、彼に拾われてからこんな低い声を聞いたのは初めてだ。
本当に同じ人なのかと感じる。
「地下室の魔導書、持ち出したのお前だろ。」
「は、はい、そうです、すみませんでした。」
「いや、いいんだ。
そこまでお前が魔法について知り
たいとは思わなくてな……。」
「は、はぁ。」
少しずつジェンの声がいつも通りに戻っていく。
「そこまで知りたいのなら、学校でも行くか?」
「へぇ?」
思わず変な声が出る。
学校?魔法学校でもあるのか?
「いいじゃない、行ってみれば?嫌だったらやめてもいいのよ」
カリノも言い始める。
やめるって言ったのか?
この世界の学校はそんな簡単にやめれるものなのか?
まず義務教育はあるのか?
義務教育を終えていない人が言うが、学校はそんな簡単に辞めれない気がするぞ。
「学校とは、そんな簡単にやめれるものなのですか?」
「ああ、だって学校とは魔法を教える場だ。
そんな趣旨が合わなければやめることだってできる。あそこは魔法を本気でやりたいものの集まりなのだよ。」
この世界の学校を舐めていたようだ。
この世界の学校とは魔法を学ぶ場であって、前世の世界で言う専門学校的なものなのだろう。
まぁそこまでして魔法を学びたいと言うほどではないが……。
ジェンの隣でカリノが希望に満ちた目でこちらをみてきている。
まるで学校に行ってほしいと言っているように。
多分あれだろう、子供が魔法の学校に行ったことを近所で言いふらすためだろう。
というかそう信じている。
決して俺がこの家族で邪魔になっているから学校に行ってほしいとかではないと思っている。
「まぁ一度行ってみようと思います。」
「いいのよ?全然行かなくても。」
「いえ、少し興味もありますし、簡単にやめれるのなら、挑戦的な感じで行ってみようと思います。」
「全寮制だが、大丈夫だな?」
ジェンが言い放つ。
全寮制?行ったこともないが?
まぁどうにかなるだろう。
「大丈夫です!」
満面の笑みで返す。
まぁ自分としては少し不安な部分もあるが、技能と魔法の違いなども知りたいし、行く分にはデメリットもないだろう。
そう信じている。
こうして、この世界でも無事青春学園ライフが始まる?のであった。
まぁ5歳の子供が青春送れるかも知らんしそんな学園ライフ前世でも送ってないけどね。
明日投稿できないかもです




