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第1章 赤い夢の残滓③ー過去駅停車ー

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 ドアの向こうに出れば、自分が夢の中の登場人物になってしまう気がした。

 その瞬間、ドアを開けるのが少し怖くなった。

 

 ノブを回すと、物理的な圧力のような光が闇の裂け目から進入してきて、内部に溜まった暗闇を押し出した。

 

 長年閉じ込めらていた記憶が逃げ出すように、こまちは小さな影となって外へ飛び出した。

 反射的に僕も外に出たが、こまちの姿はすでにどこにもなかった。

 

 名前を呼んだ。

 自分の声がまるで他人の声のように響いた。

 

 返事はなかった。

 呼ばれたのは、猫ではなく、僕自身だったのかもしれない。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 28 》


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 駅へ向かう。

 体が重い。

 鉛の背広を着ているようだ。

 

 昨日の雨のせいかもしれない。ずぶ濡れで帰って、風呂も入らず眠った。

 だかこの倦怠感は、風邪のように一時的なものではなく、もっと形而上的な――肉体の深い場所で起きている変化のようだった。

 

 自分という器の中身が、ゆっくりと別の液体に入れ替わっていくような感覚。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 29 》


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 通勤ラッシュの駅構内。

 

 人間の群れ。

 無数の顔、どれも似ていて、どれも違っている。

 顔と顔のあいだに空気が存在しない。

 それでも人々は呼吸している。

 

 僕はそこに異物のように立っていた。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 30 》


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 すれ違う瞬間、視線が交わった。

 赤いワンピースの女――。

 だが次の瞬間、彼女は群衆の渦に吸い込まれて消えた。


 もしかすると最初から存在しなかったのかもしれない。

 それでも僕は無意識のうちに群衆をかき分けていた。

 僕の中の何かが誰かに遠隔操作されて、夢の続きを歩かされているようだった。

 ただ、彼女を見失ってはいけないというプログラムに近い感情だけが残っていた。


 僕は階段を駆け上がり、違うホームに飛び込み、また別のホームに移り、ただ赤の残像を追った。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 31 》


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 気づけばホームのベンチに座っていた。

 いつからそこにいたのか分からない。


 電車も、時間も、目的も、意味も、すべてが過ぎ去ったあとだった。


 残っているのは、頭の奥に響く鈍い痛みだけ。

 頭蓋の内側で、何かが蠢いている。


 それは敗北のかけらかもしれないし、崩れた詩の死骸かもしれなかった。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 32 》



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 ――彼女があなたの創作を食っている。詩が書けないのはそのせいよ。


 昨夜のマリアの言葉が聞こえた気がした。


 その時、音もなく気配だけのような存在が隣に腰を下ろした。


 ただ、空気の密度だけが変化した。


 顔を上げると赤いワンピースの女がいた。


 彼女は微笑み、まるで夢からの長い亡命の果てに再会した旧友のように、何も言わなかった。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 33 》


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 その笑みは、懐かしさより先に、既視感を呼び起こした。

 同じ顔。同じ沈黙。


 ――ああ、そうか。


 僕はずっと前から、この光景の中に閉じ込められていたじゃないか。


 今日はここというだけだ。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 34 》


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 時々、冷たい風が吹いた。


 鼻の奥にまとわりつく埃と煤煙のにおいは、遠くで燃え尽きた誰かの夢の灰が舞っている都市そのものの呼気のようだった。


 ベンチの金属が、腹を空かせた蚊のように無言のまま体温を奪っていく。


 アナウンスの情報としての響きだけが、ただの空気の振動としてホームに残った。


 電車が停まるたび、レールが悲鳴をあげた。

 その音は、夜のどこかで失踪した詩人たちの声に少し似ていた。


 これは夢ではない。

 夢が逃げ出したあとの、現実の質感だった。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 35 》


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「ついに君は夢の世界を飛び出してここに現れたわけだね。」


 しばらくひとりごとのように彷徨った言葉は線路の向こうの暗がりへ吸い込まれてゆく。


 女は何も答えなかった。


 その沈黙の中に、夢で見た南米の果ての町の夕暮れの色を思い出した。


 誰もいない駅。誰かが置き忘れたノート。ページの隙間に砂が入り込み、詩人の名前だけが読めなかった。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 36 》


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「君は生きているのか?」


 僕はもう一度尋ねた。


 女は少し首を傾けた。まるで質問の意味を忘れた人みたいに。


 彼女の沈黙は答えよりも正確で、冷たい空気をゆっくり切り裂いていった。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 37 》


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「今はどこで暮らしているんだい?」


 ――あなたのすぐそば。


 声は確かに聞こえた。しかし、その発生源は僕の頭の中で響いた気がした。そしてその短い言葉は、古いタイプライターのキーの音のように、確かにこの現実を打ちつけた。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 38 》


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「そばにいるならどうして声をかけてくれなかったんだい?」


 問いかけると、彼女はゆっくりと顔を上げた。

 その動きは、長い間沈黙の底に沈んでいた人間が、ようやく水面へ浮上する瞬間みたいだった。


 それから彼女は、あたかも誰かに前もって書かされたセリフを思い出すような調子で口を開いた。


 ――私は詩人よ。私の言葉はすべて詩になるの。


 詩。

 その単語が胸の奥で反響したとき、時間の底で小さな波が立った。

 

 詩という言葉は、時々、危険な側面がある。

 それは、砂漠の真ん中で突然現れるオアシスのように、実在を疑わせる。

 彼女の声に乗ってその語が放たれた瞬間、僕は、彼女が僕に真実を語っているのか、それとも新しい嘘を編んでいるのか判別できなくなった。


 駅のベンチが金属ではなく、無数の言葉の層でできているように感じた。

 硬質なのに柔らかい。冷たいのに、どこか温かい。

 僕はベンチに座ったまま、自分が文字の中に沈んでいく錯覚に陥った。


 ――僕が愛してしまった幻?僕の詩を食べる女?


 言葉は消えかけた蝋燭のように空気に溶けてゆく。

 僕はもう、言葉が存在を必要としなくなった世界に足を踏み入れていた。


 僕は彼女の表情を観察した。

 その目の奥には疲労とも諦念ともつかない影があったが、それらは奇妙に静かで、何かを決定的に拒んでいるようにも見えた。

 しかしそれは彼女の表情ではなく、僕の表情だったのかもしれない。

 

 もはやどちらでもよかった。

 僕の世界はこの女が現れ始めた時から、ずっと傾き続けている。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 39 》


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 彼女の唇が動く。

 音はない。

 けれど、その言葉は脳の内側に直接届いた。


 ――あなたの中の詩を、少しもらうわ。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 40 》


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 世界がかすかに歪む。


 遠くでレールが叫ぶ音。

 ホームに血を混ぜたような赤い車両が到着する。

 人々が流れ込む。


 僕はふと、自分の影を見た。

 それが僕のものでないと気づくまで、さほど時間はかからなかった。

 ベンチの上の影が、ゆっくりと薄くなっていった。

 その消え方が、まるで僕に合図を送っているようだった。


 女はいなかった。


 僕はほとんど反射的に立ち上がっていた。

 何かを追っているという確信よりも、誰かが僕の名前を呼んだ気がした。

 それは声というよりも、昔読んだ詩の一節のようだった。


 僕はためらわずに乗り込んだ。


 電車は、乗った瞬間に動き出した。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 41 》


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 生活の間隙を縫って進む列車のように車内は静かだった。


 途中、静寂を殺す若者たちが数人乗ってきたが、彼らが去ると、再び車内は静かになった。


 朝のラッシュで滞留していた人々の溜息は車窓から差し込む陽光によって車内の四隅に押し出され、貫通扉の隙間から逃げるように車外へ消えていった。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 42 》


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 電車の中にいる乗客たちは、同じ仮面を貼りつけたような表情をしていた。

 彼らはうつむき、手帳や本を開いている。


 隣の座席の男が何か書いていた。

 手帳の上を引っ掻くペン先の音。


 僕はその文字を覗き込んだ。

 だが、手帳の中には言葉ではなく、砂のようなものが詰まっていた。


 僕は薄汚れた座席を立ち、車内を移動した。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 43 》


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 貫通扉のフレームの向こう、次の車両に女の姿が見えた。

 車両のいちばん奥、向かいの窓際。

 色彩の抜け落ちた車内の中で、赤いワンピースはかすかに発光しているように見えた。


 気がつけば、僕は女の隣に座っていた。


 彼女は本を読んでいた。

 開かれたページには、見覚えのある詩の断片が書かれていた。


 僕の未完成の詩の死骸だった。


 死んだはずの詩が、知らぬうちに女の手の中に移っていた。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 44 》


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 僕は何も言わなかった。


 彼女も何も言わなかった。


 車両が揺れるたびに彼女の髪が微かに波打ち、 ページがめくられるたびに、葬り去った僕の詩が生き返った。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 45 》


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 やがて、見覚えのある駅舎の影が車窓に現れた。


 破れたポスター、壊れた時計台、黄ばんだ看板、錆びた橋脚、草だらけの河川敷――軌条の繋ぎ目を踏む車輪の乾いたジョイント音が、一定のリズムで鳴る映写機の回転音と重なり、風景は記憶を再生する16ミリフィルムのように後ろへ流れていく。


 そのとき僕は、電車が十七年前の記憶の駅へ移動しているのが分かった。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 46 》


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 電車がトンネルに入った。


 暗闇の中で、窓ガラスが鏡になった。


 そこに映っていたのは、今の僕ではなかった。

 若い頃の僕。

 十七年前の、まだ僕が詩を書くことに何の疑いも持っていなかった頃。

 まだ何も失っていなかった時の僕。


 僕の隣にはあの頃と同じ、赤いワンピースの女が座っていた。


 電車が再び地上に出る。

 光が戻ってくる。

 外の景色が変わっていた。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 47 》


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 車両が止まった。

 ドアが開く。


 古い駅。ひび割れたプラットフォーム。

 白いシャツ、安い靴、疲れた目。

 そこには、幼いこまちを抱えた十七年前の僕が立っていた。


 あの頃、町に別れを告げ、彼女の詩から逃げるように電車を待つ僕が――。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 48 》


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 女が立ち上がり、僕のほうを見た。

 その表情は、どこかで見たことがある。

 夢の中か、現実の途中か、もはや区別がつかなかった。


 ――行かなくちゃ。

 彼女が言った。

 その声は、僕の古い詩の最後の行のように、かすれていた。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 49 》


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 彼女が降りたあと、電車はしばらく動かなかった。


 静かだった。


 車内は僕ひとりだけになっていた。


 外を見つめた。

 ホーム上で、彼女の姿はゆっくり薄れていった。

 そして代わりに、十七年前の僕がこちらを見た。


 ――これは帰郷ではない。


 僕はゆっくりと立ち上がった。

 ホームに降り立つとき、電車に乗り込む十七年前の僕とすれ違った。


 ――僕は、忘れ去ったはずの過去に降り立ったのだ。


 ドアが閉まる。

 車両が動き出す。


 時間というものが、いま僕の足元で急速に巻き戻っていた。


《幻想文学集 『Red Jelly Fish 』第1章 赤い夢の残滓 50 》

▶︎次回予告『第2章ジェリーフィッシュの詩』

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