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思い出しました。(1)

「ふぇ?」

和霧 切子は26歳成人女性とは思えない間の抜けた声を出した。

目を覚ましたら自分の部屋にはいなかったからだ。

そこは、必要最低限の物しかなかった和室の切子の部屋と違い、深紅と黒で統一され、たくさんの人形が置かれ、天蓋付きのベットがあるいかにも何処かの西洋のお嬢様、強いていうならどこかの物語に出てきそうな悪役令嬢の部屋のようだったからだ。

そして、自分が幼くなっていることにも気づいた。

起き上がった時についた手があまりにも小さくなっていた。

まるで幼い時に戻ったかのように。

普段冷静な切子は混乱していた。


「お目覚めしたのですね!お嬢様!!」


すると、金髪碧眼の美しい物語の姫のようなメイド服の女性が入ってきた。


「お嬢様?」


だれのこと?いったいなにがおきているの?

切子がそう呟くと


「あぁ、お労しや。ソフィアお嬢様...

頭を打って記憶がおぼろけなのですね。

お医者様の言っていた通りでしたね。

このリンダがご説明しましょう。」


その後このメイドのリンダさんが色々説明してくれた。

するとぼんやりだったが思い出してきた。

私はソフィア・マスカレードというマスカレード公爵家の長女で人間と吸血鬼のハーフでありながら上位の吸血鬼たちをも凌ぐ力をもつダンピールだ。

そして確信した。

私はゲームの世界に転生してしまったんだと。

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