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『或る小説的思想集』

『色彩についての、自己思想』

『色彩についての、自己思想』



随分と前から、物事に真剣に取り組んでいたことがある。色彩に関する問題だ。

正し、研究とか、そのくらいの深刻なものではなく、割とフラットなものだ。



幼いころから、或る種類の色の名前を知らない。もっと言えば、色彩の名前が分からない病がある。色弱という病だろうか。

勿論、目に色は見えているのだが、率直に言うと、色の名前を判断できない場合があるといった所だ。



それでも、意思疎通の際に、色調の伝達は必要になるので、大人になってから迷うことがある。

世界が、モノクロームである訳ではないので、視覚として問題はない。



そう言った経緯があるので、好きな色彩と問われれば、一番自白するダーク色である。

ダーク色は、他の色彩を満たすだけの力量があると思われる。


㈤ 


つまりは、思考という枠を超えて、色彩が色彩としてすでに存在していることが崇高だ。

色調を調べなくても、色調を認識できている人がうらやましいが、見えている色調世界は絶対的ではある。


㈥ 


しかし、自身が、或る色調を知らないのが当たり前なら、色調の無い世界を信じようと思う。

難しくはない、ただ、調べを取り払って、色彩の存在を思想化するということだ。

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