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ゾンビな現代(仮)  作者: LAI
2/2

襲撃1日目

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

「はぁ〜、やっと部活か〜」

「とっとと行くぞ、紅」

「へいへい、白」

そんなたわいもない会話をしてるのは、俺、矢月(やづき) 紅夜(こうや)とその友人である弓月(ゆづき) 白夜(しろよ)である。ちなみに、高二で、演劇部に所属しており、共に大道具等の舞台装置の製作を担当している。。

「なに、ぼさっとしてんだよ」

「ん?あ、いやすまん。なんでもない」

「ともかく、公演が近いのにまだ舞台装置が、出来てないんだから、早く行って仕上げないとまずいやろ」

「それもそうだな」

そんなことを話していると、部室に着いた。

部室があるのは体育館の二階だが、なかなか広く、物置も隣にあるので使い勝手がいい。しかし、直接体育館に繋がっているのではなく、外の階段からしか入ることができない。

「うわ、紅が遅いせいで、みんなもう集まっちゃってるじゃんか!」

「うるせぇ、だったら先にいけばよかっただろ」

「紅がやってるところが完成しないとこっちは出来ないんだよ!」

「あ〜、そうだっけ?」

「そうだっけ?じゃない!ともかく、行くぞ」

「へ〜い」

そんなこんなで、部室に入って行くと、、、

「先に、始めるよ〜?」

そんなことを言ってきたのは、この部活の会計である刻渓(ときたに) 絢奈(あやな)だった。ちなみに、部長より部内の発言力が高かったりする。

「あ、ちょっと待って」

「はぁい」

俺らは、急いで荷物を置きみんなのもとに行こうとした時


『ヴァァァァァァァガァァァ!』た


突如として地を這うようなうめき声が聞こえた。

「な、何の音!?」

「いや、音というよりうめき声じゃないか?」

「ともかく、いったい何!?」

「お、おい、あれ」

俺と白が言い合っている中、副部長の己面(みおもて) 機人(きひと)が、外を指しながら言った。

「ん?なんだよ、あれって、、、え?」

そう言いながら外を見てみると、そこには、生きた人に群がるゾンビがいった。

「きy「やめろ、こっちに気が着いたらまずい」」

「嘘、、、なんで、、、」

「ともかく、このままじゃここに入って来るのも時間の問題だな」

「なんでそんなに落ち着いて居られるんですか‼」

そう言ってきたのは、袴雫(こだ) 柚霞(ゆか)出あった。そうそう、この部活には、15人いる。紹介してないので、ここで全員の名前をあげると、、


部長 「斎藤 菓鈴」(さいとう かりん)女

副部長「己面 機人」(みおもて きひと)男

会計 「刻渓 絢奈」(ときたに あやな)女

大道具「弓月 白夜」(ゆづき しろよ)女

平(2年生) 「森松 藍 」(しんしょう らん)女

「松野 六佳」(まつの りっか)女

「剛田 猛 」(ごうだ たける)男

「土居 実兎」(どい みと)男

平(1年生) 「小川 清正」(おがわ きよまさ)男

「袴雫 柚霞」(こだ ゆか)女

「葉梛 魅月」(はな みづき)女

「高原 栢 」(たかはら かや)女

「東田 看保」(あずまだ かほ)女

「富川 未久」(とみがわ みく)女


である。

「質問に答えてください!なんで、無視するのですか‼」

「ん?あ、いや、悪い。考え事してんだが、、、まぁ、落ち着いているのは、前にいろいろあったからだけど?」

「いろいろあったってなんですか!?」

「いや、まぁ、、、それより、今日は、ここで籠城しよう。とりあえず、俺の指示に従ってくれ」

「指示に従うってn「反論は受け付けない、まず、剛田と己面は隣の物置から、ロッカーとかを持ってきて入り口を塞いでくれ。外から開かないようにしっかりとな。次に、小川、袴雫、葉梛、高原は、トイレの手洗い水を部室や物置にあるペットボトルなんかで、入るだけ入れてくれ。残りは、物置から、何か使えそうなものを探してくれ。例えば、カッターや模造刀なんかの武器に成りそうなものや鍋なんかの防具に成りそうなものを頼む」」

反論しようとした小川を黙らして、全員に指示を出す。

「ほ、本当に、そんなことで助かるのですか?」

「東田の助かるの意味がわからないが、食べ物は部室に常備してある大量の菓子で最低1週間ぐらいあるし、食べ物がなくとも水さえあれば同じく最低1週間は死なない、まぁ、水は十分な量があればだがな。さぁ、早く行動に移さないとゾンビが入ってくるぞ〜」

そう言いながら、俺が物置に行くのを皮切りに皆が言った通りに動き出した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「しっかし、演劇部だけであって、予想より多くの使えそうなものが集まったな」

今、俺たちは、使えそうなものを種類ごとにわけていた。俺が指示してから、1時間、途中で入り口を塞いで戻って来た剛田と己面や、水を汲ましていた、小川たちも加わってさまざまなものを見つけることができた。見つけたものは、、、


武器 「カッターナイフ」×8

「ペーパーナイフ」×6

「バール」×3

「シャベル」×2

「金槌」×4

「模造刀」×2

「木刀」×4

防具 「鍋」(大)×3

「鍋」(中)×5

「鍋」(小)×4

    「ボウル」×12

    「フライパン」×6

    「まな板」×8

その他 「木の板」(特大)×6

    「木の板」(大)×17

    「木の板」(中)×24

    「木の板」(小)×14

    「段ボール」(大)×13

    「段ボール」(中)×36

    「段ボール」(小)×21

「釘」(いろいろ)×700程度


等々である。

「紅、仕分け終わったけど、この後どうする?」

「ん?そうか、白、わかった。じゃあ、皆で明日以降についての会議をしよう」

「会議をしようっていったい何を決めるのですか?」

「それはだな、袴雫、今後、俺たち以外の人に会うことはまずないはずだ。だから、俺たちだけで生き残るためにも物資の充実は急務だと思う。そこで、皆に提案だが、明日、俺と白で武道場2階の剣道場まで、探索に出ようかと思っている。理由としては、あそこには、胴があるから、防具が比較的少ない今、早急に取りに行くべきであること、外の現状を知るための2つのことが上げられる。その間、皆には、本館の階層地図を1階から、作って貰いたい。できるだけ詳細に作ってくれ。その方が、何かと便利だからな。皆はどう思う?」

「うちは、賛成だよ。紅」

「そうか、じゃあ、他の皆は?」

「少し待って。ちょっと、こいつらと話するから。あ、俺様は、賛成で」

「了解、己面。んじゃ、俺は白と明日の打ち合わせしてるから、纏まったら声掛けてくれ」

「おう」

結局、他に出来ることもないという理由で、全員賛成となった。そして、その夜、、、

「紅、うちら、どうなるんだろう?」

「さぁな。ただ、あの頃みたいに明日を必死で生き抜けばいいんじゃないか?」

「それもそうだな。お休み、紅」

「お休み、白」

本作をお読みいただきありがとうございます。感想をお聞かせいただけたらありがたいです。今後ともよろしくお願いします。

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