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こんな感じなんです。

※注意

これから書き綴らせて頂くものは、私の個人的な『のろけ』を、場面を盛り上げるための多少の脚色を補った実話として書き連ねたものです。そういった類のものが苦手な方は読まれないことをお勧め致します。


ーーーーー


出会ってたった2ヶ月で、ひとつ上の真面目でまっすぐな彼に恋をしてしまった、私、高校一年生(当時)です。しかし彼には難点が一つありました。それは、性格がひじょうに、よろしくなかったということです。


「俺は、お前みたいなやつが嫌いだよ」

「女なんて、まるで信じられない」

「ああいう奴がいちばん嫌いだ」

「そんなこともできないのか馬鹿野郎」


真顔でそんなことを言われ、情弱な私の涙腺が悲鳴をあげつつ緩みながらも、涙をこぼさず、怯むことなくめげずに延々アタックを続け、振られ続けること、早一年半…。


人ごみ嫌いな彼を強引に祭りに連れ出してみたり、なんだかんだ理由をつけてデートをしたり、イベント時には必ずプレゼントを用意したり、もう出来ることは全て尽くしたぞ、と思い始めた頃。


今でも絶対に忘れられないあの日、あの一言が、彼の口から飛び出しました!


「よかったら、俺と付き合ってください」


照れ屋な(というよりプライドが高いのか?)彼からのメールでの告白に歓喜を覚えたのは今から丁度四ヶ月前の話です。


今では付き合って四ヶ月、以前の彼からは想像も出来ないような溺愛を頂き、日に日に愛されているなぁと感じる今日この頃です。


出会った頃は、口を開けば、文句と人の悪口と愚痴のオンパレードだった彼も、今ではその口から溢れる言葉は「好きだ」「心配だ」「会いたい」か、あるいは他人に対する感心の言葉ばかり。なるほど。この一年半で彼の性格は、かなり変わったようです。それはもう、友人からも常々言われますが…。


「先輩、すごい優しくなったよ。あんなに怖かったのに。顔も言葉も優しいし、引退したからだけじゃないよ、あれは」

「あれだね、あれは人を愛してる顔だよ」


なるほど、友人が言うには、どうやら私は愛されているようです。

この一年半、私が伝え続けてきた想いは、どうやら決して無駄ではなかったようです。

女嫌い、人嫌い、夕食が好きな食べ物でないときは、親に要らないと言い、必ず外で食べてしまう性格の悪い彼…。

そんな彼も、今では女性に優しく、人に優しく、食べてと言ったものは、全て素直に口にしてくれます。とても優しくなりました。


ーーーーー


つい先日、二人でまったりと、家で過ごしていたとき、ふいに彼の口から出た言葉。


「女も大事に出来ない男なんて、正直クズだよな。最近思うんだよ。相手を思いやれない人間なんてクズだ、クズ」


なるほど根本的な性格の悪さはなおってないのか…ってそこじゃない! 違う! 馬鹿野郎だぞ私!


これは暗に、俺にはお前が大切で仕方ない、傷付けたくないっていう愛の証じゃないか…! 嬉しい、嬉しすぎる! 涙が出てしまいそうだ! と超絶ポジティブシンキングぅ〜な私。ネタが古い。


「お前より顔が可愛い女とか、性格がいい女は沢山いると思うんだよな。でも、俺はお前じゃないとダメなんだよ」


続けてそんなこと言いながら、優しく頭なんて撫でてくるものですから、私はもう更にメロメロになってしまうのです。


「同期の男なんて、自分の欲望、まあ性欲ね。そんなもん満たそうとして、仕方なしにデートに行ったりしてる奴らばっかりだよ。もっとこう、それ自体を楽しんだりできないのかね」


女なんて、子供育てて、家事して、おとなしくしてりゃいいなんていう独自の亭主関白を繰り広げていた一年前の彼はどこへやら…。今では女性第一の紳士的な男性に大変身を遂げたようです。


責任を取れるようになるまでは、手を出したりなんて出来ない! という、良い意味で糞が付くほどの真面目な彼。ああ、やっぱりこの人に恋して正解だったな、と思う今日この頃の私です。本当にひとつ上なのかと疑いたくなるほど、考えの深いお方です。


ーーーーー


更新中。。。

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