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No.2012.白昼夢やがて幻想夢
食み出した言葉を 言い直すタイミングもないまま
無残にも 朽ちていく時間 青黴ばかり増えていく
蝕まれ崩れかけた指先伸ばしても don't wait
絶望を見せられ 絶望に突き落とし また絶望に踊らされた
傷ついた体も心も 血と膿に塗れ 癒される事も忘れている
鬱屈した心に根ざす まどろみの靄に取り囲まれ
指先に触れては 消えてゆく 邪まなる感触
誰が見せている 誰に触れている わからぬ わからぬまま
白昼夢の如き 幻想に戸惑い 惑わされるだけ
やがて現実と真実の境界さえ 狂い始めた
沁みだした想いを 伝えられぬ日々の中で
失った君の体温 運命に抗えず 落ちてゆく
辱められ 狂っていく瞳に映るのは dead end
失望を受け入れ 失望に苛まれ でも失望に歓喜した
破綻した恋も愛も 反吐と憎しみの連鎖 もういやになる
逼迫した精神の汚染 留まる事のない 闇の声音
口元が歪んでは 歪んでゆく 愚かなる分別
何が起きている 何に恐れている
幻想夢の澱み 白夢に抱かれて 溺れ逝くタマシイ
そして夢に捕われ 蝕まれ バジケハジメタ