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今日から始まる異世界生活  作者: Yukito
第一章 迷宮探索編
7/8

初迷宮

次の日俺は出来上がってあるであろうギルドカードを取りへ行った。

「すみません、ギルドカードってできていますか?」


「あ、昨日の方ですね、ちゃんとできてますよ。」

彼女はそう言って黒いカードを取り出して此方へ渡した。

「ランクFなので黒です。あ、そういえば昨日はギルドカードの色について説明してませんでしたね。」

「色って関係あるんですか?」

「はい、ギルドカードは黒から白までありランクの下から順にランクFは黒、Eは茶色、Dは緑、Cは青、Bは黄、Aは赤、Sは金、SSは白となっております。現在ランクSSの人は世界に3人しかおらず、一人一人が軍にも匹敵する強さと言われております。」


一人で軍並みって化け物だろ…

でもだからこそいい、折角の異世界なんだ目標は高い方がいい、いつかそいつらにも勝てるようにならないとな。


「ギルドカードにはポイントがあり自分のランクのクエストを一度成功する毎にそのポイントが貯まっていき、そしてそのポイントが一定以上になると次のランクへ上がることができます。


ギルドカードの説明はこれくらいです。

死なない程度に一生懸命頑張ってください」

「はい、では早速依頼を受けたいのですが何か良い依頼はありませんか?」

「え、今からですか?

それならこれとかどうでしょうか?」

彼女が差し出した紙にはこう書かれていた。



目的 ゴブリン20匹の討伐、

報酬 50ジル

討伐証明部位 耳




おお、ゴブリンか、腕ならしに良さそうだ。

この世界でゴブリンはまだ見てないがおそらく緑色の肌をしたあの生物だろう。

それに俺には鑑定もあるし確認については大丈夫だろう。


「ゴブリンですか、なかなか良さそうですね

これを受けます。」

「そうですか、それでは依頼を承認します。

ゴブリンを倒して来たら、私の所まで討伐証明を持って来て下さい」

「わかりました、あ、一つ質問です。ゴブリンを40体倒した場合って2回依頼に成功したことになるんですか?」

「ええ、そうですね

でもゴブリンは常時発注依頼の為です。常時発注依頼でないものに関しては依頼を受けてからでないと成功したことになりません。

そこに気をつけて下さい。」

「ありがとうございました。それじゃ行ってきます。」

そうと決まれば早速迷宮に行くとしますか!



目的の迷宮は街から徒歩2時間ほどの距離にあった低ランクの迷宮でありこの迷宮には然程強い魔物は居ないらしい。


それじゃ早速狩り、いや、殲滅を始めるとしますか。


迷宮の中は普通の洞窟のような見た目であるがいつ魔物が来るかわからないので少し恐ろしい、この世界に来てからどうやら暗視ができるようになっていたおかげで松明も要らなくて済んだ。迷宮に入る時に灯りを持ってきていないことに気づき少し焦って迷宮に来ていた他の冒険者から変な視線を受けていたのはとても恥ずかしかった。


少し歩いたところでゴブリンを発見した。


ゴブリン

HP 120/120

MP 0/0


スキル

なし




どうやら一匹だけのようだ。

スキルもないため紅姫でやることにした。


後ろからゴブリンへと近づき刀を振り下ろそうとした時ゴブリンが俺の存在に気づいた。


「ゴ、ゴブ?」


だがそれはもう遅い。俺は刀を斜めに振り抜きゴブリンの首は何もできないまま地面へと落ちた。


この程度か・・・今の俺には弱すぎるな

だが、俺はそこで重大な事実に気づいた。


今俺は剥ぎ取り用のナイフを持っていないことに…


仕方ないからゴブリンの頭をそのままアイテムボックスへと詰めた。

自分の用意の悪さに呆れる紅だった…




それから数体のゴブリンを同じように屠り2階に降りた紅はあるゴブリンの集団を見つけたそのゴブリン達は何処か今までに出会ったゴブリンと違うようだった、鑑定をしてみるとこう出た。



ゴブリン


HP120/120

MP0/0


ゴブリン


HP120/120

MP0/0


ゴブリンメイジ


HP120/120

MP200/200


スキル

火魔法 Level 1






どうやらゴブリンメイジが混ざっていたようだ。丁度魔法を試したいた思っていた俺には丁度いい相手だ。


「ゴブ、ゴブッゴブ、ゴブ」


どうやらゴブリン達が俺の存在に気づいようでゴブリンメイジが他のゴブリンに支持を出して俺に向かわせている。

そしてゴブリンメイジ自身は何やら呪文を唱えているようだ。


「ゴブ、コブッゴブゥゥゥゥ」


普通のゴブリンが此方に着く前にゴブリンメイジの魔法が発動した、

魔法は幅1m程の火の玉で時速100km程の速さで此方に向かってきた。


これが魔法などと考えながら火の玉を避けた紅は此方へゴブリンメイジから意識を逸らさず此方に向かって来ていたゴブリン達を斬り倒しゴブリンメイジへと一気に近づいた、そしてその顔を掴み吸収を発動させた。


紅は以前の盗賊のように干からびたゴブリンメイジを投げ捨てゴブリン達の死体をアイテムボックスへとしまった。


いくら待ってもスキル習得の声が鳴らないことからスキルを吸収するのを失敗したと思い新たなゴブリンメイジを捜す為に紅は迷宮の奥へと進んで行った。




それから数時間、ゴブリンと、ゴブリンメイジを狩り続けたこうのステータスはこうなっていた。



相馬 紅


称号 異世界からの旅人

職業 冒険者ランクF

装備 紅姫 皮の鎧


HP2150/2150

MP25200/25200



希少スキル

吸収 Level MAX

鑑定 Level MAX


スキル

剣術 Level 2

火魔法 Level 2

風魔法 Level 1

水魔法 Level 2






色々説明しよう、まず職業から、これは然程説明はいらないだろうこれは当たり前だが冒険者登録した為であろう、次に装備、何故皮の鎧を着けているかというと紅が迷宮へと入る時にただの服じゃ変に思われると思って買っておいたのだ。まあ、剥ぎ取り用ナイフは買い忘れたのだが…

そして次にHPとMP、これは吸収の効果のようで吸収を使った相手のHPとMPの一部がプラスされたようだ。

そしてスキルはゴブリンメイジに吸収を使い続けることで何とか手にに入れることができたゴブリンメイジの持っていたスキルはLevel1であったが複数の同じスキルが重なることによりLevel2へとレベルアップしたようだ。

剣術はゴブリンを倒すのに剣を使っていたためレベルアップしたようだ。


それでは説明が終わったところで今日のところは街に戻ろうと思う。

一応食料は持ってきたが迷宮に慣れていない俺にはどうにもここは居心地が悪い。

ゴブリンの剥ぎ取りは明日剥ぎ取り用のナイフを買ってから、街の外に出てする予定だ。

因みに自分でも狩ったゴブリンの数は覚えていない。


こうして俺の初迷宮探索は特に怪我もなく呆気なく終わった…












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