異世界の始まり
ここがリバティスか、
神に送られた先は森の中だった。
てか、街への道がわからないんだけどどうすりゃいいんだよ。取り敢えず自分のステータスでも確認するか・・・
まずどうやってステータス見るんだよ!?
試しにステータスと言って見たが現れなかった。それならと思い頭の中でステータスと念じてみると見ることができた。
相馬 紅
称号 異世界からの旅人
職業 学生
装備 異界の服
HP 2000/2000
MP 25000/25000
希少スキル
吸収 Level MAX
鑑定 Level MAX
うん、あれだなチートだなMP2万5千て何だよ使い切れねぇだろ
でもこれだけあればどんな魔法でも使えそうだな、っとそれよりまず街を探さないとヤバいな食料とか持ってねーし折角異世界に来たのに餓死とかなりたくねーからな。
歩くこと5時間、空が暗くなってきた。
そろそろ本格的にヤバいな、腹はまだ大丈夫そうだがこのままだとちょっと・・・
するとその時、遠くから悲鳴が聞こえてきたどうやら何か襲われているようだ。
かなり遠いようだ、だが今の俺ならいける!
この世界で始めて全力で走ったがまるで風のような速さで体が動いた。
走り出して10秒後悲鳴の元にたどり着いたが慣れない速さに止まり損ね敵にぶつかってしまった。
ぶつかった相手は吹き飛び木に頭をぶつけ気を失ったようだ。
「なんだてめぇは!」
どうやら襲っていたのは盗賊のようだ、商人らしき人の馬車が20人ほどの盗賊に囲まれていた。
俺は答えず先程ぶつかった盗賊から剣を奪い盗賊達に向かい構えた。
すると盗賊の頭領らしき者が俺を敵だと見做し
「こいつを殺せぇ!!!」
と叫び近くにいた盗賊達が此方に襲いかかってきた。
だが身体能力が異常な程あがった俺から見ると盗賊達は遅すぎた、まず一番近くまで来ていた盗賊をすれ違いざまに首を斬り裂き同じようにもう数人斬り裂いた。
すると盗賊達は俺を脅威だと感じたようで全員で襲いかかってきた。
だが、それでも今の俺には敵わない、自分の体と思えない位軽く尚且つ力強い
向かってくる盗賊達を次々に斬り裂き気付くと残りは盗賊の頭領のみになっていた。
「ど、どうか命だけは助けてくれ、死にたくない謝る、謝るから!!」
「お前はこの人達が同じことを言った時助けるのか?」
俺は馬車の方をを指差しながら言った。
「そっ、それは・・・」
「どうやら死ぬしかないようだな、と言いたいところだが」
それを聞くと盗賊の顔が少し綻んだ。が、
「それを決めるのは俺じゃない、決めるのはお前が襲ったあの人達だ。」
それを聞くと盗賊は剣を握り直し此方に襲いかかってきた。が、剣を俺に弾かれ首を掴まれて持ち上げられた。
そして俺はそのまま馬車に近づき商人に尋ねた。
「こいつはどうした方がいい?」
商人は俺に対して少し怯えてながらも答えた
「殺してくれないか」
「分かった」
俺はそう答え手に持った剣で首を切り裂こうと思った、が、吸収を試して見たいと思い吸収と念じてみた、すると、見る間に盗賊の体は痩せ細って行き皮と骨だけのミイラのようになった
その光景にそれを行った俺自身も驚いでいると頭の中に声が流れた。
(吸収により剣術Level 1を所得しました。)
どうやらこれが吸収の効果のようだ、体力も戦闘前より回復している。
と、考えていると視界の端に先程よりも怯えている行商人の姿が映った。
まずは行商人の警戒を解かないとな。
相馬 紅
称号 異世界からの旅人
職業 学生
装備 異界の服
希少スキル
吸収 Level MAX
鑑定 Level MAX
スキル
剣術 Level 1