プロローグ2
「えっとここは何処なんだ」
(なにこれどうなってんだ?俺穴に落ちたんじゃなかったっか?)
「私は世界の管理者、あなた方で言う神のようなものです。
そしてここは私の住む管理者の世界です。」
(神と言われてもなぁ突然言われても信じられないな・・・)
「確か突然神と言われても信じられないですよね。」
(うおっ心読まれた、これは本当に神様なのか?)
「神と信じてもらえたところで、まずは謝らなければいけないことがあります。」
(何だ、神に謝られるなんて何があったんだ)
「あなたはここから元の世界、つまり地球には帰ることができません。」
「は?何?帰れないだって?どうして?」
「あなたが落ちたあの穴は世界の歪みと呼ばれるもので、そこに落ちたあなたは元の世界との繋がりが切れ、地球ではあなたが居たという痕跡そのものが消え去ってしまったのです。」
(つまり地球には戻れずもし戻れたとしてもそこには自分の居場所はなくなっているということか・・・)
「はい、そうです」
「なんとなく状況は掴めたが、一つだけ気になる事がある。」
「はい、なんでしょう」
「何故あんなところに世界の歪みがあったんだ?そして何故あの穴は突然広がったんだ?」
「実は世界の歪みというものは実ばそれ程珍しいものではないんです。
そしてその世界の歪みを消すのが私の役目の一つでもあります。
しかしあの時はあなたが近づいてきたため焦ってうっかり歪みを広げてしまったんです」
(焦ってミスったのか…)
「はい、本当にすみません。」
「ちなみにあの穴は何処に繋がっていたんだ?」
「あの穴は異世界リバティスへと繋がっていました。」
「異世界だって!?」
「はい、剣と魔法の世界です。
実は穴に落としてしまったお詫びとして特典をつけてあなたをリバティスへと送ろう考えていました。」
「これってよくラノベとかでみる異世界転移って奴か、しかも特典付きなんて中々良さそうだな、ところで、特典とはどんなものなんだ?」
「特典は5つあります、まず一つ目はアイテムボックス、二つ目はあちらの世界の言語、三つ目は吸収のスキルです。四つ目は鑑定のスキルそして最後に 身体能力の底上げです。」