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KnowHow7 二酸化炭素削減に貢献する

 車を運転するということは、当然二酸化炭素を排出することを意味するものだ。

 このことは、運転手誰もが意識しているわけではないだろう。

 しかし、過去に「今日から出来る二酸化炭素削減法」、「今日から出来る二酸化炭素削減法(完全版)」、「地球温暖化物語」を執筆した僕としては、二酸化炭素や環境のことを無視して運転手をするわけにはいかない。

 そして、なるべく二酸化炭素の排出を少なくできるようにしながら運転することを心がけている。


 僕が「今日から出来る二酸化炭素削減法(完全版)」で書いた、車の運転を通じてできる二酸化炭素削減方法は次のとおりだ。


 ・アイドリングを抑える

 ・カーエアコンの使用をなるべく少なくする

 ・寄り道を控える

 ・ゆるやかに加速、減速をする

 ・余計な荷物を積まないようにする


 この中で、最も二酸化炭素削減量の大きいのは「アイドリングを抑える」だと思う。

 参考資料に使った本によると、アイドリング10分間で燃料を130ml消費すると書いてあった。

 ガソリン1リットルで二酸化炭素を2315g排出すると仮定すると、0.13リットル×2315g=301g排出される計算になる。

 これを体積に置き換えると、27℃で168リットルなる。

 分かりやすく言えば、入浴時にお風呂に入れたお湯の体積と言ったところだろう。

 つまり、たった10分間のアイドリングで私達はこれだけの二酸化炭素を排出していることになる。

 この排出量を他の項目(電気やプラスチック、紙)に置き換えた場合、次のようになる。


 ・電気…約670Wh(32W蛍光灯4本を約40分間点灯)の電力消費

 ・プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン)…約96gを完全燃焼

 ・紙…約207gを完全燃焼


 普通に日常生活をした場合、これらよりも10分間のアイドリング削減の方が簡単にできることだろう。

 つまり、車の運転は少ない努力で多くの二酸化炭素を削減できるということだ。

 運転手の中には、停車中の車の中で、エンジンをかけたままじっとしている人がいる。

 しかし、これを知れば少しは考え方も変わるのではないかと思う。

 そして積極的にアイドリング防止に協力してほしいと思っている。


 僕は他にも急な加速をしないことも心がけている。

 そのため、片側2車線以上ある道路を走っていて、信号が赤から青に変わって車を加速させていく場合、横に並んでいる他の車に遅れを取る場合が多い。

 さらには急な減速をしないことも心がけている。

 そのため、前方の信号機が赤になって停車することになった場合には、少し早めのタイミングで減速に入り、ゆっくり減速していくことが多い。

(自分の後ろに車がついていない場合には、必ずというくらいやっています。)

 このような運転を他の人が見た場合、少し特殊に見えるかもしれない。

 現に、忠告を受けたこともある。

 だが、二酸化炭素削減に積極的に貢献したいと思っている僕としては、同乗者にもこのことを多少なりとも理解してほしいと考えている。


 運転手として車を運転する以上、二酸化炭素を排出してしまうことは絶対に避けられない。

 しかし、少しでも排出量削減につながることを実践しながら運転することも、これからの運転手にとっては必要なことだと思う。


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