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第十三話 また私のバレーが始まる

春。


私もとうとう高校生になった。


中学の頃のバレー部の仲間達は、それぞれ別の高校へ進学していった。


新しい環境。


不安も沢山あった。


だけど私は、またバレーが出来ることが嬉しかった。


迷わずバレー部に入部する。


先輩達が笑顔で出迎えてくれた。


嬉しかった。


私の他にも何人か新入部員がいた。


すぐに練習が始まる。


ボール拾いをしながら、少しずつ練習に混ぜてもらった。


体育館に響くボールの音。


スパイクの音も、中学の頃よりずっと重たく聞こえた。


中学の頃と全然違う。


先輩達が、とにかくかっこよく見えた。


この中で私も一緒にバレーが出来るんだ。


早く私もコートの中で練習したい。


もっと練習したい。


胸が高鳴る瞬間だった。


また私のバレーが始まる。


そんな気持ちで、とにかくワクワクしていた。


高校に入って、私のバレー好きはさらに加速する。


三年間という時間が、想像していたよりずっと短いことを知ってしまったからだ。


今日も部活だ。


毎日がワクワクだった。


私は何をしに学校へ行っているんだろう。


とにかく放課後の部活が楽しみで仕方がなかった。


六時間目になれば、もう頭の中は部活のことでいっぱいになる。


ソワソワしながら、こっそり指にテーピングを巻き始める。


ガチガチに巻きすぎて、ペンを握れなくなった時もあった。


先生に笑いながら注意されたこともある。


授業が終わり、ホームルームが終わると、そのままダッシュで体育館へ向かった。


早く着替えて、ネットを立てる。


先輩達を出迎えるこの時間も好きだった。


今日も練習が始まる。


私は中学の頃ライトだったので、高校でも最初はライトをやらせてもらっていた。


先輩達のサーブやスパイクは、とにかく速かった。


中学の頃とは全然違う。


腕が痛くなりながらも、私は必死でボールを追いかけた。


早く追いつきたい。


先輩達みたいになりたい。


その気持ちだけで、毎日がむしゃらに練習していた。


私も早くレギュラーになって、もっと沢山練習に混ざりたい。


そんな事ばかり考えていた。

ここまで読んでくださりありがとうございます。


高校へ入ってからは、本当に毎日バレーのことばかり考えていました。


放課後が待ち遠しくて、六時間目になるとソワソワしていたのを覚えています。


ちなみにこの頃は、早く部活へ行きたすぎて授業中にテーピングを巻き始めたり、部活の練習着を先に着てその上から制服を着ていたりしました。


今思えばかなりのバレー馬鹿だったと思います。


でも、それくらい毎日が楽しくて仕方ありませんでした。

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