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第3話 スキルについて

 スキルの設定はかなり試行錯誤しました。今後修正することもあるかもしれません。

「特典ですか?」


「うむ、望むもの全てを叶える訳にはいかんが、与えられるリソースの中でならば希望を叶えよう」


 限度はあるけど欲しい能力を貰えるらしい、うーん何が必要かなぁ。


 先程神様たちにスキルについて質問したときに聞いたんだけど、ある行動が一定以上の技量に達するとスキルとして発現するんだとか。スキルとして発現するとスキル側がその能力を補助してくれるため、持っている人と持っていない人ではかなり実力に差が出るらしい。


 ちなみにスキルの発現のしやすさやスキルレベルが上がる速度は本人の資質によって個人差があるみたい。


 スキルの中には進化して上位のスキルになるものがあるらしいんだけど、スキル進化に必要な条件というのはそのスキルによって違って、下位スキルのレベルを上げればそのまま進化するものから、そのスキルを補助するスキルが一定のレベルに達していないと進化しないものなど、その条件は多種多様なんだとか。


 また、相性の良いスキル同士が統合されることで上位スキルへと進化するケースもあるらしい。その場合は統合された下位スキルは消えてしまうんだって。


 それと、親が習得しているスキルのうち、スキルレベルが高いものは子に遺伝することがあるんだとか。子に遺伝したスキルはロックされた状態になっていて、スキルに適した行動を取ったりだとかがきっかけでロックが解除され、一から習得するよりも早くスキルとして習得出来るらしい。


 そして、遺伝するスキルは親より低くなる傾向にあるから、よっぽど親のスキルレベルが高いか子の方に資質や運がないと、上位スキルのまま遺伝することは滅多にないんだって。


 他にも、遺伝する際に眼なんかの特定の部位に遺伝して、特殊なスキルとして発現することもあるんだとか。こういうのは先天的にしか習得出来ないものが多く、後天的に習得出来るものでもその能力は先天性のものに劣るらしい。いわゆる魔眼と呼ばれるものは大体先天性のものらしい。


 そういえば、前世の私の能力がエルディアに行く際にスキルとして発現するんだって。料理スキルとかあるかな?食事は自炊してたから結構自信あるんだけど。


「そうですねぇ…だったら見ただけで自分や相手の能力を把握出来るような能力ってありませんか?」


「ふむ、それならば識別眼なんてどうじゃ?扱いに慣れぬうちは自分の情報くらいしかまともに見れんじゃろうが、使いこなせるようになれば相手の情報も見れるようになるぞい」


「なるほど、じゃあそれでお願いします。」


 識別眼というのは、鑑定スキルという、物の情報や価値を調べるスキルが親から遺伝する際に派生して、能力を看破することに特化したスキルとして眼に発現したものらしい。


 ちなみに派生せずに眼に遺伝した場合はそのまま鑑定眼となるらしい。こちらは商人なんかに重宝されるんだとか。これらは後天的にも習得が可能なんだそうだ。


「翻訳スキルなども必要じゃろう。当然じゃが日本とは使用されておる言語が違うのでな」


 それは本当に助かる。勉強は出来る方だったけどその中でも英語はちょっと苦手科目だったんだよね。必要ならやるけど、周囲の言葉を一から手探りで日本語に当てはめていくなんて、やらなくていいなら遠慮させていただきたいです。


「他には何がいいかのう?」


「おじいちゃん、スキルの隠蔽やオフにする能力は必要じゃないかな?じゃないと前世のスキルのこととかもあるし、他の人に鑑定された時に面倒なことになりそう。それに、翻訳スキルのせいでなぜか意味が正確に伝わる泣き声の赤ちゃんが産まれちゃうよ」


「おお、それもそうじゃのう!」


 アイリス様も能力について案を出してくれた。確かにそれは私も絶対に必要だと思うよ。じゃないと最悪忌み子として捨てられるんじゃなかろうか。二度目の人生なのにスタートから躓くのは嫌だ。


「正確なところは分からんのじゃが、恐らく転生してから記憶が定着するまでにしばらくかかると思うのじゃよ。遅くとも2年はかからんと思うのじゃが、それまでスキルは隠蔽しておいて、記憶が定着してから翻訳スキルの隠蔽を解除すればいいのではないかのう?」


「分かりました。それで行きましょう!」


 これなら普通の赤ちゃんとして振る舞えるはず!………記憶が戻った後はどうしよう?何とか頑張るしかないかなぁ。


「あとは全ての属性魔術への適正スキルなども与えておこうかのう」


「適性スキルですか?それも全ての属性魔術のですか?」


「うむ、適性スキルについては説明しておらんかったのう」


「適性スキルというのは主に武器術系のものと魔術系のものがありますね。その人のどの技能系のスキルが伸びやすいかという才能を表したもので、先天的にしか得ることは出来ません」


「普通は誰でも最低一つくらいは属性魔術の適性を持っておるもんじゃ。逆に持っておらんほうが稀じゃのう」


「それでも全ての属性魔術の適性スキルなんてリソースの問題があるんじゃ…」


「いや、属性魔術の適性スキルはそこまでリソースを消費せんぞい。これが空間魔術や召喚魔術なんぞの適性スキルになると、それ一つで属性魔術のリソース4つ分くらいにはなるのじゃがな。お前さんは手持ちの手札が多いほうが安心するタイプと見たが当たったかのう?」


 全く持ってその通りである。ゲームなんかでも私が育てるキャラクターは器用貧乏になりがちだった。ガイオス様は思考を読めるから分かったんだろうけどちょっと恥ずかしい。


「なに、適正がない技能でも努力すればちゃんと技能スキルにはなるぞい。ただ伸びにくいだけじゃ」


「そう言えば昔、適性スキルを持っていないのに好きだからって理由だけで周囲の反対を押し切って、水属性魔術を極めるまで鍛え上げた英雄がいたよね?」


「おお、そんなやつもおったな!あれは見ていて気持ちのいいやつじゃったのう」


「へぇーそんな方もいたんですねぇ」


 才能の壁を努力でぶち抜いたんだって。なんだか好感が持てるなぁ。


「あとは武器術系の適性スキルも必要じゃろう。エルディアには物理や魔術を概念的に無効化してくるような魔物も中にはいるのでな。魔術一辺倒よりかは近接もある程度は出来たほうがよいじゃろう」


「本当は全部一人で何とかしようとせずに信頼出来る仲間と役割を分担出来ればいいんですけどね」


「なに、その場合でも才能はあって困ることはないじゃろう」


 信頼できる仲間かぁ。私って前世では友達と遊ぶ余裕があまり無くて、誰かと深い付き合いをした経験がそこまでないからそういうのって自信ないんだけど……


「魔術系のスキルはともかく、武器術はなるべく一つに絞った方がいいと思うぞい。それと格闘術なんかもあれば武器が手元にない時でも安心じゃろう」


「それなら刀を扱えるようになる適性スキルってありませんか?私、近接武器の中で刀が一番好きなんです!」


「それなら剣術スキルですね。確かユウカさんの転生先の国でも刀は流通していたと思いますよ」


「ふむ、刀か。なかなか渋い趣味しておるのう」


 初心者が一から始めるなら槍なんかの長物が扱いやすいって聞いたことあるけど、折角才能を貰えるんだからここは自分の好みを押し通したい。


「他にはどうするかの?あと一つくらいならば能力を与えられそうじゃぞ?」


 あと一つかぁ、折角貰った適性スキルが活かせるようなものがいいよね。他の3つは戦闘には使えなさそうだし。うーん…なにがいいかなぁ……あっ、こんなのはどうだろう。


「努力し続ければどこまでも成長出来る能力とかありませんか?」


「おお、それならばちょうどいいスキルがあるぞい。限界突破リミットブレイクというスキルじゃ、これならば残りのリソース内に納まりそうじゃぞい」


「ユウカさんにはぴったりのスキルかもしれませんね!」


「自分で言っといてなんですけど限界突破リミットブレイクなんてスキル、よくリソースが足りましたね?」


限界突破リミットブレイクは才能の壁を取っ払うものなのじゃが、成長のスピードを上げてくれるわけではないからの、そのおかげでなんとか納まったわい」


「なるほど」


 地道に頑張るほど自分の力になる能力ってことか。折角貰ったスキルなんだから腐らせないように頑張らないとね。

2026/03/23

・鑑定の魔眼→識別眼に名称の変更と下方修正、それに伴い一部のセリフを変更しました。


2026/03/24

・第6話でのスキルの変更に伴い一部のセリフを修正しています。

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