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ドルーネンの夜
痛む傷で、目を覚ます。
体中が、傷で火照っている。
月夜に浮かび上がる、その横顔を見る。
何よりも愛おしい、その美しい面差し。
金色の長い髪が、青い月の光を浴びてキラキラと輝いている。
――ああ、綺麗だな…
「綺麗…」
「エーシエ…?」
「うん、すごく綺麗だなって…」
――…?
不思議そうな顔をするユービスに、エーシエはクスっと笑った。
その笑顔に、ユービスは少しだけホッとしたように見えた。
「なんでもない…」
「ねぇ…」
「…キスして」




