彼女は桜魏凛
この度は一日更新をしておらず皆様のご期待を裏切る形となり大変申し訳ございませんでした。
全ては仕事のノルマを一日で終らせる事が出来なかった私の未熟さが原因です。
今後このようなことが無いよう努めて参りますのでこれからもよろしくお願い致します。
取調室から出てきた二人はすぐ近くの団子屋で腰を下ろしていた。
「さて色々聞きたいことはあるでしょうけど、まだ名乗っていなかったし自己紹介するわね」
燃えるような赤い瞳で少女を見つめながら彼女は名乗る。
「桜魏凛、それが私の名前。リンちゃんと呼んでも構わないわ。そして──」
彼女は前髪を上げておでこを見せた。そこにはふつうの人間ならあるはずのない2本の角があった。
「鬼人族。その最後の生き残りね。驚いたかしら?」
彼女、リンは妖艶に、けれど無邪気に微笑んだ。
子供が見せるいたずらのようなものに私はたまらず少し笑ってしまった。
次は私が自己紹介する番だろうと口を開いた瞬間、優しい男の人に遮られてしまった。
「ごめんちょっといいかな。もしかして君はさっきまで取調室にいなかったかい?」
「え、はいそうですけど・・・」
振りむけば白い礼装に身を包んだ四角い眼鏡の優男が腰をかがめてこちらを見ていた。
「やっぱりか。一応門番さんに話は聞いてはいるんだけどどうしても不安でね。悪いんだけど話を聞かせてくれないかな?」
「お断りするわ」
断ったのは隣に座っていたリンさんだった。笑顔のはずなのに目は完全に笑ってなかった。
気が付けば先ほどは前髪に隠れて見えなかった2本の角が伸びて見えていた。
「問題ないと言われたのでしょう?ならそれでいいと思うのだけれど。それと、貴方この街では見かけない人ね。少し怪しいけれど名乗りはないのかしら?」
白い礼服の青年はしっかりと立ち、敬礼をしながら名乗った。
「失礼しました。僕は本日よりこの街に配属になった、風紀委員会4番隊隊長、子国洋一と申します。」
風紀委員会なのに隊長なんだと少女は心の中で思った。




