魔の頂点に立つ者
なんも考えてないから筆の進みおせーんだけど!
あ、3連休使って食いに行く抹茶パフェ美味いわ
深淵とも言うべき深く暗い闇の中、鎖で動けない人の形をした何かのところへ、一人の来訪客が訪れた。
全身が暗い肌をしており頭には山羊のような角が生えていた。
「お初にお目にかかります魔神王様。私は魔族のナトリと申します。本日は高貴な貴方様に取引をしにまいりました。」
ナトリは自信があるのかニタリと嗤う。
だが、鎖で動けないもの、魔神王はピクリとも笑ってはいなかった。
「いいだろう、言ってみろ」
「はい、私は貴方様がここから出られるようお手伝いさせていただきます。その代わり─」
「わが力の一部を寄越せとでもいうのだろう」
「・・・ええ。」
魔神王はその言葉は聞き飽きたとでもいうような顔をしていた。
「3人だ。過去にここまで来れたやつでも3人が同じことを抜かした。結果はご覧の通りだがな。期待も薄まるというものだ。そもそもここに我を閉じ込めたのは二千年も前の魔王だ。管理者はとっくにくたばり今はこの忌々しい拘束だけが残っている。貴様にこれをどうにかできるとでも?」
「無論です。」
男は自信満々に答える。
「この世界は日々強くなっております。過去の遺物も今を生きるものにとっては難しいものではありません。私に足りないものがあるとすれば全てを粉砕する破壊力だけなのです。」
「ふむ、具体的には?」
「この世界にはつい先日、勇者とその仲間たちが召喚されたとのこと。それと同時期にあの魔の森から一人の少女が出てきたそうです。」
「なにっ!?」
ありえない、とでも言わんばかりに魔神王は驚いていた。
「まさかそれが古家みらいだと?」
「その通りでございます。あの、知っておられたのですか?」
「当然だ。しかしそうか、奴が・・・」
魔神王は少し考え自身がここから解放される方法を思いつく。
「よし、貴様にはその小娘のもとへ行ってもらおう。」
「どういうことです?」
「あれはな、この世界の未来を変える可能性の塊なのだ。そいつには既に手は打っている。あとは貴様が誘惑してここに連れて来れば我は自由になれる。」
ナトリは考える。今この世界は平和と呼べる状態だ。その状態で誘拐なんてすれば出世どころか人生そのものが終わるかもしれない。それでは──
「貴様には手伝ってもらうからな。これは前金だ。」
直後、自身に流れる凄まじい力の渦が吹き荒れる。これほどのものを与えられては、自身の将来など成功したも同然だろう。力が溢れ、自信が漲り、全てを暴力で解決したくなるほどの万能感。
この力があれば、全ては思うが儘だろう。
ナトリは不気味な笑みを浮かべる。
「御意」
魔神王も満足そうに笑っていた。




