それは正しい、だから②
あのあと、私たちは魔物に襲われていたパーティーと旅路を共にすることにした。
「危ないところを助けて頂きありがとうございました。私はハルと言います。双剣使いです。そこの大男がナツ、魔術師ですね。小柄なのが盾役のアキ。そして最後が偵察のフユですね。」
「「「感謝する(ありがとうね{一応礼は言っておく})」」」
・・・バラッバラだった。いや別にいいんだけれども。それはそれとして私の手を握り離さない人がいる。スチーエちゃんである。
何回か離してもらえるように言っても離してはくれない。まぁ魔物が襲ってきていないからいいけれど。
こうして横に並んでいるとなんだか妹ができたかのような感覚に陥る。
ちなみにゴブリンに受けた傷だがスチーエちゃんが魔術で治してくれた。
私は治癒系の魔術は一切使えない。師匠曰く、スチーエちゃんから見る私の戦闘能力はクソ以下だそうだ。泣きたい。
「ああそうだ。わしらは街に着き次第解散する。解散したら街にはおらんじゃろうから、そしたらあとはお前さんの一人旅じゃ。」
「え、もう?はやくない?」
「仕方ないじゃろ、スチーエが急用ができたというんじゃから」
その言葉にスチーエちゃんがこくんと頷く。
「お姉ちゃん、死なないでね」
「大丈夫!お姉ちゃんは強いから!」
私は元気よく、胸を叩いた。




