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新たなる未来  作者: シンヘイ
白無垢少女と竜退治
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本来は全員③

僕は疲れた体をベットへと投げやる。

あのあと、落ち着く時間が必要だろうと神様の一声でクラスメイト全員に自室が与えられた。

明日は朝からより詳細な説明と戦闘訓練の実施ということで今日は自由に行動を許されている。もちろん逃げるのはダメみたいだが。


あと、この世界にきてすぐに分かったことがある。

どうやら僕にはスキルがある。戦闘には使えなさそうなのであくまでも情報収集に徹することになるだろうが、【鑑定】この世界でおそらく無知はまずい。異世界に来たとしても命が増えたわけではない。

ゲームのように死に覚えなんてできるわけがない。


要はこのスキルは攻略サイトと同じだ。知るだけで有利を取れる、取れなくても逃げるかどうかの目安になる。なるほど、異世界物の物語で鑑定系のスキルがよく出るわけだ。

どんな奴が使おうが脅威がわかりやすく描かれる。これは、当たりだな。


そして先ほどの玉座の間で見た情報を頭の中で整理する。


(あの老人はやはり国王だった。そして隣にいた女性は神様だった。けれど神にはスキルではなく神通力と書かれ、【コピー】とその下に書いてあった。おそらく使うのはコピーで間違いない。それと召喚術式、あれは見た感じ計算式のようなものだろう。となればバグなんてありえない。・・・もし仮に今回の召喚がイレギュラーだとしたら?過去に一つの教室から全員がいなくなりましたなんて事件聞いたこともない。

なら本来はあの術式では一回につき一人、巻き込まれたとしても2人が限度だろう。なら何故クラス全員を呼べた?エレベータに数十人乗せるようなものだろう。そして異世界物語ではあまりない、神が降臨し召喚に立ち会うなんて。理由があるはず、コピーではエレベーターの限界重量は変えられないはず。・・・ほかの力をコピーした?エレベーターの数を増やしたわけじゃないのなら僕らを小さくするかエレベーターをでかくするしかない。どんな力かはわからないけど、他の力をコピーできるのは正解に近いはず。)


六条は考えながらも、部屋を出てトイレの位置を探しに行くのだった。

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