表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新たなる未来  作者: シンヘイ
白無垢少女と竜退治
10/27

過去の遺物③

3日目、私はリンさんと二人で街の外に出ていた。

途中で子国さんに出会ったのだが仕事が溜まっているらしく、部下の人に首根っこつかまれて連れていかれていた。


今日も魔物退治に精を出す。

今日はゴブリンでスライムよりも少し手強い。

私が苦戦しているとリンさんが少しバツが悪そうに尋ねた。


「ねぇ、貴女ってなにか飴玉みたいなの持ってないかしら。」

「え、飴玉!?」


最後のゴブリンを倒してからポケットの中を探る。

中からお守り袋にはいっていたサイコロのような透明な四角い小さな箱に入った丸い飴玉のようなものがあった。

そういえば商人からもらったものをすっかり忘れていた。


「それ、貰ってもいいかしいら」


私はどうぞとリンさんに差し出した。

それをリンさんは受け取り懐にしまった。


「有難う。お礼・・・と言えるかはわからないけれど一つアドバイスをあげましょう。」

「アドバイス?」

「ええ、貴女の世界ではどうか知らないけれどこの世界では神族、いわゆる神様が形を持って存在しているわ。もし神様と戦うことになったら逃げなさい。面倒だから」

「め、面倒?勝てないとかではなくて?」


彼女はでかいため息をつきながら答えた。


「神様は不死性と未来視を持つの。未来視で見た未来はほとんど確定しているようなものなの。いつしか神の間では決まった未来、とも言われているわね。神様に挑めばまず負ける未来が確定するわ。だから戦ってはいけないわ」

「うん、わかりました。でもリンさんはさっき面倒って言ってなかった?」

「ええ面倒よ。避けた先に攻撃当ててくるし死なないからしぶといしで、まるで黒いカサカサした生き物みたいだわ」


ええ・・・。

リンさんはどうやら過去に神様とやりあったことがあるみたいだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ