表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/53

本編完結 やっぱりハッピーエンドが良いです。

本編完結します。


「本当にアレキサンドラは気がついていない様ね」

「はい。まるっきり気が付いていらっしゃいません」

「アレキサンドラ嬢を悲しませたり、悩ませた奴らがどうなったか、知らないって……」


学年が上がり、最上級生になったアドリアーナやデュランは3年生専用のティールームで呆れていた。


国王を筆頭に、国の重責を担う方達が溺愛し、国軍の実力者達がこぞって心酔している彼女を煩わせる存在など、無事で済むはずがない。


でも、アレキサンドラは彼らの暗躍をまるっきり気が付いていない。


「それで良いのです。アレキサンドラは笑顔が似合いますもの」


アドリアーナは来年の今頃、純白のウェディングドレスに身を包み、美しく微笑むアレキサンドラの事を考えながら微笑んだ。


「幸い、ペールブルーの髪の子爵令嬢も話が分かる方でしたので、問題は無いと思います」


ミアが少し黒い笑顔を見せると


「だけど馬鹿は何処にでも居るぜ」


デュランも黒い笑顔を見せた。


「そうね。これからも彼女に冤罪掛けて、断罪しようとするなら……喜んで報復しますわ」

「当然です」

「手加減すんなよ」


3人の黒い笑顔も知らず、友人達に囲まれながらアレキサンドラがティールームに居るアドリアーナ達に、照れた顔で手を振っていた。


ティールームに居る大切な方達を見ながら、思い返していました。


悪役令嬢に転生してゲームの様に冤罪掛けられて、断罪されても喜んで受けようと思っていたのに。


大切な方達は私を守ってくださった。


だからあの方達に何かあったら、たとえたいした力にならなくても、あの方達を守ろう、と心に誓った。


必要無いかもしれませんけどね。

あぁ、ハッピーエンドになって良かった。

長い話にお付き合い頂き、本当に有り難うございます。

此処で本編は完結しますが、書きたかった余談や書ききれなかったキャラの話を載せたい、と思ってます。

興味がありましたら、お付き合いください。

感想やいいねを下さった皆様、ありがとうございます。

頑張る活力になりました。

また、別の話をお付き合いして頂けたら幸いです。

紅月

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ