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完璧王子は魔王ですか?最終兵器ですか?

新しい人物、登場です。

「アホはアホなりに使い道があると思ってましたが、当てが外れましたわ」


アドリアーナ様、言い方!

オブラートは何処に置いて来ました?


「そういや、第三王子のデュランが年明けから学園に編入するんだってな」


イズミル様の言葉使いが段々フランクになって来てますが、良いのでしょうか?


「確か、様々な国に留学していらしたから……。どの様な方なのですか?」


確か、第三王子の情報って少ないんだよね。


「一言で言えば、腹黒ね」


アドリアーナ様が言うのでしたら、かなり優秀な方なんだろう。


「確かに。敵にはしたくないな。でも、味方だったら……そんでも怖いな」


どんな方なんですか!味方でも怖いなんて、魔王ですか?最終兵器ですか?


「酷い言い方ですね。ちゃんと味方には優しいですよ」


突然、聞いた事のない声が背後からした。


「デュラン殿下、気配を消して背後に立たないで下さい」


アドリアーナ様が呆れた顔をしながら振り返ると、王族特有の白い髪に金色の目をした、背の高い美丈夫が立っている。


今更ですが、あの王子2人は見事に王族特有の色を持っていないですね。

金髪、水色の瞳は側妃様と同じで、まぁ綺麗ですよ、もやしっ子だけど。


「やけに早くないか?年明けからこっちに来るって聞いたぞ」


顔見知りなのか、イズミル様の口調が砕けたままです。


「通うのは年明けからですが、面白そうなので早めに戻って来ました」


カラッとした態度に、好感が持てます。

それにデュラン殿下の母君は正妃様なので、王位継承権は高い筈なのに自ら留学を希望された、勤勉な方だと少ない情報でも理解出来ます。


「初めまして、私はデュランです」


さらりと態度を変え、アレキサンドラに挨拶をするデュランは、どこから見ても完璧な王子様だ。

腹黒さんばかり出てる気がする。

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