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ヒロインは女優です

ヒロインは女優でないとやっていけないかも。

「酷いです。なんで、アタシなんですか?」


そしてミアさん、女優です。

涙を浮かべ、馬鹿3人に縋りながら、自称私の取り巻きさん達に訴えています。


「嫌だわ。娼婦みたい」


私の取り巻きさん(協力者さん)達もビシビシ嫌悪感を叩き付けている。

内情知ってますけど、怖いです。


「君達、イジメはやめないか」


うーわー王子達まで巻き込んだ。


「何のことです?マナーの悪い事を教えているだけですが?」


そう。言い方はすごくきついけど、言ってる事はマナー違反してるから直せ、なのよ。


予定していた池に落としたり、教科書を破るのは実害があるからやめて、言葉の攻撃一択。


しかも裏では双方綿密な計画と相談をしてるので、ダメージは無い。


馬鹿3人はそれでもミアさんが虐められている、と信じ切って自分達の手柄の為に守ろうとしている。


それに、自分達がミアさんを虐められないストレスを自称私の取り巻きさん達に向けるから、かなり険悪。


「マナー?誰の命令で彼女をイジメている?」

「どっかの熊の様な令嬢か?」

「何のことです?強いて言うのでしたら、彼女の態度が悪すぎる、と言うことですわ」


おー、必死に私の名前を言わせようとしてるよ。

でも、取り巻きさん達の方が上手で、一言も私の名前を言わない。


「騒がしいですね。此処は廊下だとご存知ですか?」


颯爽と姿を見せたアドリアーナ様が、扇で口許を隠しながら冷たい目で馬鹿3人を見ている。


一応、私はアドリアーナ様の後ろで影の様にしてるけど、王子達がこっちをガン見する。なんで?

次はちょっと気持ち悪いターンになるかも。

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