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まかさ付き合う⁉︎

 そろそろ二人は、高校二年生になろうとし

 ていた。

 

 

 実は雄信、真絵のことがずっと好きなので

 ある。

 

 だからゲーム中いきなり真絵に好きって言

 われた時、かなりバクバクだったのである。

 しかも、オレも好きって危うく言いかけた。

 

 そして満員電車でも真絵よりももっとドキ

 ドキハラハラな雄信だった。

 一番最初の満員電車では、とにかく変な汗

 が止まらなかった雄信

 

 しかし、そんな事知られては恥ずかしい雄

 信。

 いつもバクバクなくせにクールぶって冷静

 を装うのであった。

 

 お互い両思いのくせにプライドが高い二人。

 そして、今更素直になれないのであった。

 

 真絵のやつめ…

 オレに好きとかからかったり、キスの練習

 だいにしようとしたりするなんて…。

 

 しかも、オレが女の子に告白されたとき…

 まだ間に合うんじゃん⁈

 なんてアドバイスしてきたよな…。

 完全に真絵オレに脈なしじゃんか。

 

 …あの時、真絵に壁ドン顎クイしてキスし

 てたらどうなったんだろう。

 

 …きっと何すんだよって一発食らわされた

 んだろうな。

 もしかすると、幼馴染っていう関係も崩壊

 していたかもしれない。

 あの時、にゃん吉が入ってきてくれてよか

 ったな。

 

 だけどずっとこのままの関係ってわけには

 いかないよな…

 

「なー、真絵」

「ん?」

「明日、久々に映画観に行かない?春休みだ

 し」

「えっ、映画⁉︎行くー‼︎」

 無邪気に笑う真絵。

 やっぱかわいいんだよな。

 他の男にはぜってー真絵を渡すもんか。

 

 

 次の日

「雄信〜。おっはよ〜」

 朝早くから真絵は、現れた。

 

 …真絵よ。なんでそんなにオシャレしてく

 んだよ。

 どんどん可愛くなるじゃねーか…。

 

「あー、はようっす」

「んも〜、元気ないなぁ、もっと張りきりな

 よ〜」

 

 …なんでだよ。

 

 真絵は、幼馴染との映画になぜそんなに張

 り切るんだろうか。

 

 映画館に着くとまだ時間があった。

 

 暇なのでそんへんに二人で座った。

 

「ねー、雄信。手のひら見せて」

「え、手?はい。」

 真絵に手のひらを差し出すと真絵は、オレ

 の手の生命線を優しく指でつつーっとなぞ

 った。

 

 うっ…

 く、くすぐったい…

 しかもなんだよ。

 その触り方…

 反則だろーが。

 

「あ、真絵!飲み物買いに行こうぜ‼︎」

「えっ、う、うん」

 

 あぶねー…。

 これ以上優しく指でなぞられ続けたらオレ

 は…

 オレは…映画どころじゃなくなる…。

 

 あー‼︎

 あの感触がまだ残ってるじゃねーか‼︎

 真絵のヤロー。

 すごい技もってんじゃねーか。

 これは、絶対他の男にはやってもらいたく

 ねーな。

 

 ってか、昨夜オレは女性がキュンキュンす

 る言葉や行動とやらを検索していい匂いが

 するってワードを見つけ少しばかりの香水

 をつけてきたのだが…

 

 …真絵。

 さっきからやたらとシャボンのようないい

 匂いが漂ってきてるじゃねーか。

 香水とかじゃなくて石鹸的な清楚な香りな

 んてやべーっしょ…。

 

 ったく…

 真絵のやつめ…。

 こっちがキュンキュンさせてやりたいのに、

 オレがキュンキュンじゃねーか…。

 

 次の作戦…

 バックハグ…なんてありえねーし…

 頭ポンポンに挑戦してみようか…。

 

「真絵、ポップコーン少し交換しようぜ」

 

 ここで、うん。いいよ。

 サンキュー。頭ポンポンでいくか。

 

「うん!いいよ‼︎はい。あ〜ん」

 へっ⁈

 そ…そうくる⁈

 

 あー…予想外…っす…。

 ってか、なんなんだよー‼︎

 真絵ー‼︎

 

「いや、自分で食うし。はい、これオレの」

「もー、せっかく恋人みたいにしてみたのに

 なぁ」

「だからぁ、オレを練習台にすんな」

「はぁーい…」

 

 し、失敗に終わった…。

 

 次の作戦に移行しよう。

 

 うーん…

 どうすっかなぁ…

 なんて考え込んでいたら真絵が

「雄信といると楽しいな!雄信が彼氏だった

 らよかったのに」

 なんて言うじゃねーか。

 ならば、検索のあの言葉を!

「なら、オレと付き合っちゃえばいいんじゃ

 ん?」

 言ったー‼︎ついに言えたぞー‼︎オレ!

 

 すると、真絵がまさかの返事を…

 

「うん‼︎雄信と付き合う‼︎」

 って言いながらギュッと腕を組んできた。

 あっ…

 いきなりの展開でオレは固まった…

 

 映画がはじまったのにオレはそれどころじ

 ゃなかった…。

 たまに真絵と目が合う。

 すると、ニコッて微笑む真絵。

 か、かわいいじゃん。

 

 そんなこんなで映画より真絵を見てる方が

 長かった気がする。

 

 帰り道

 ギュッと真絵の手を握った。

 すると真絵は、

 一瞬

「はうっっ」

 てかわいい声をあげた。

「付き合ってんだからいいよな?」

「う、うん。あったりまえだよ。あ、雄信。

 あの公園寄ってこうよ」

「あぁ、いいよ」

「雄信!あの公園でイチャイチャしよう!」

「えっ、うん…」

 ニヤッ

 真絵は、怪しい笑みを浮かべた。

 ⁇

 あの笑みは一体…。

 

 よくわからないが公園のベンチに座った。

 

 そして…そして真絵がまさかの発言をする

 のであった…。

 

 

 続く。

 

 

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