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おうちデート

 真絵と付き合い出してオレは変わった。

 

 とにかく勉強とバイトを頑張った。

 

 コンコン

「ゆーうしん?」

「おー、真絵〜」

 ギュ〜。

「あっ、ごめん。勉強中だった?」

「ううん。真絵が来てくれると頑張ろってな

 るからいっぱい遊びに来てよ」

「うん!ならよかった」

「オレ、勉強より真絵が一番だからね。真絵

 〜」

「ちょっと〜、くすぐったいよー」

 オレは真絵の首筋を抱きつきながらクンク

 ンした。

「あ〜、癒し〜」

「クスクス、雄信最近頑張ってるね!はい。

 クッキー焼いてきたから食べて」

「わー、オレ真絵のクッキー大好き。ありが

 とう‼︎」

 

 真絵とイチャイチャできたおかげでやる気

 が倍増した。

 

 オレもちゃんと未来を考えなければ。


 今までは、ただなんとなく勉強してた。

 成績は、悪くなかったけどそこまでがむし

 ゃらに勉強していたわけじゃない。

 でも、これからはきちんと頑張るって決め

 た。

 真絵のおかげだ。

 

 真絵は、真絵で勉強とバイトを頑張ってい

 る。

 

 バイトが一緒の時は仲良く手を繋いで帰る。

 

 そしてバイト帰り

 

「雄信は、最近頑張ってるけどやっぱりお父

 さんの仕事継ぐの?」

「あぁ、それが一番いいのかなって最近思う

 ようになったんだ。」

「うん!それがいいと思うよ。お父さんよろ

 こんだ?」

「うん。やっとヤル気になってくれたんだな

 って」

「そっかー。よかったね」

「うん。」

 

 オレの父親は、歯科医をしている。

 しかしオレは歯医者が苦手だ。

 あのキーンって音がどうしても苦手で…。

 でも、最近は色々進化している。

 痛くない治療法もあるみたいだ。

 勉強すればするほど面白い。

 

 

 朝電車でオレはいつものように真絵をガー

 ドしていた。

 

 ハァーア

 思わずアクビをした。

 すると真絵が心配そうな顔で

「雄信大丈夫?」

 って聞いてきた。

「あ、大丈夫だよ」

 って言いながら真絵に心配かけないように

 にっこりしながらこたえた。

 すると真絵は、オレに手招きした。

 ちょいちょいって。

 ん?って少しかがむと

「無理しないでね」

 って耳打ちしたあとにっこりのお返しをし

 てきた。

 真絵〜。

 電車じゃなかったら思いっきり抱きしめて

 キスしてたよー。

 ってか、抱きしめてー‼︎

 

 

 最近は、勉強とバイトを頑張ってたらか真

 絵に心配かけちゃってたかな。

 

 真絵をデートに誘ってみることにした。

「なー、真絵。今度の日曜バイト?」

「ううん。休み」

「なら、久々にデートしない?」

「えっ、でも…雄信最近頑張ってるからゆっ

 くりした方がいいよ。わたしは、朝も帰り

 も一緒だからこれがデートみたいなものだ

 から」

「もー、真絵〜。遠慮すんなよー。」

「う〜ん。でも、ほんと雄信頑張ってるから

 さ…あっ、いいこと思いついた。」

「ん?何?」

「おうちデートしよ?」

「おうちデート?」

「うん!日曜日わたしの部屋で遊ぼ♡」

「家か、わかった。じゃそうするか!」

「は〜い」

 

 

 そして日曜日

 

 真絵の部屋にお邪魔した。

 真絵は、いつもの制服じゃなくゆるふわな

 かわいい洋服を着ていた。

 

「真絵〜。」

 真絵を見るなりオレはギュ〜っと真絵を抱

 きしめた。

 ハァ。

 癒し。

 そしてチューしたりギュ〜したり何回もし

 た。

「真絵、おうちデート最高だわ」

「ふふん。そうでしょ!でもお楽しみは、ま

 だまだ続くのです。雄信座って」

 オレは真絵に言われるがまま座った。

 

「では、始めます。まずは頭ねー」

 えっ、頭⁈

 真絵がオレの後ろにまわった。

 

 モミモミ。

 うはぁ〜。

 マッサージか。

 最高っす!

 真絵のマッサージは、頭から始まり足まで

 きっちり行われた。

 

「いや〜、スッキリしたわ。ありがとう、真

 絵。ならオレもお返ししていい?」

「えっ、いいよ。わたし疲れてないし」

「それじゃ、オレの気がすまない。真絵座っ

 て」

 

 真絵をマッサージした。

 頭から始まり次は肩。

 真絵は、首が弱点だった。

 肩のマッサージをしようとするとくすぐっ

 たがって可愛かった。

 

「真絵、肩骨張ってんな〜。もっと食べなき

 ゃ骨折れるぞ」

「う、うん…ってか…く、くすぐった〜い」

 なんていいながらイチャイチャマッサージ

 をした。

 

 そんなこんなで遊んでいるとあっという間

 にお昼の時間。

 

「雄信。お昼お弁当作ったの。食べて」

「えっ、真絵大変だったね。ありがとう」

「ううん。そんな事ないよ!じゃたべよ」

 

「「いただきます」」

 

 どれもこれもオレの好物ばっかりだった。

 

 お腹がいっぱいになってのんびりベッドに

 転がった。

 

 昔から真絵の部屋でのんびりしていたけど、

 今は付き合ってるからなんかドキドキだ。

 

 続く。

 

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