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[月の雫]ー〔SS〕

月の光で成長する貴重種

伝染病に効果覿面

▷今回は妖精が採取したからSSSランクだね〜

 SSSランクだと万能薬が出来るよ☆

――――― ――――― ―――――

「へぇ〜万能薬が出来るんだ」


私の独り言に後方から変な声が聞こえたが?


「二人とも大丈夫?」


ルカとディーンがフリーズしてるが放っておこう。


妖精さん達がやっと満足して只今、夕飯作成中です。

先日のガッロネーロを使用して親子丼を作っております。


「やっぱ、卵は半熟だよね~」


炊きたてのご飯を丼によそって、上から親子丼を乗せれば完成。


「はい。ディアーナどうぞ召し上がれ」


出来立ての丼とお味噌汁、お漬物を皆の前に置けばフリーズしていたルカとディーンも再起動しました。


「卵プルプル〜、上手くできたな」


自己満足してパクリ。

先日の唐揚げでお肉が美味しいのは知っていたが、こんなにも良い出汁が滲み出るとは想定外。


「おいしぃ〜」


これには、三人ともモクモクと食を進めています。


「ナニコレ、ホントに美味しいわ」


夕飯にご招待したディアーナのお口に合ったようで何よりです。


「コレは、ガッロネーロのお肉と玉ねぎと卵を甘辛く味付けした丼物です」

「つまり異世界料理ってことね」


うん、間違ってないけど食材が異世界異種混同してるから曖昧に頷いておく。


「それで?ルカとディーンは、何に驚いていたの?」


大体、見当は付いてるけども世界の常識は知らないから確認しておかないと危険な気がするんだよね。


「あー、なんだ。万能薬が出来るというのは本当か?」


ご飯を食べ終えて少し落ち着いたディーンが何とも微妙な顔で聞いてくる。


「多分。出来るよホシって書いてあるからね」

「☆って···」


あっ、ルカがイラッてしてる。神様にイラッてしてる〜!


「まぁ、他にも材料いるでしょ?これだけあっても万能薬は出来ないからそこまで心配ないでしょ。それに伝染病に効果覿面てあるから、ソッチのほうが役に立つんじゃない?」


まぁ、ヴァレーゼ商会のパオロさんに丸投げする気満々だからいいんだけどね。


「今回、頂いた量をすべて売ったら城が3つ位余裕で建ちます」


ん〜。城とか言われても一回しか入ったこと無いからピンとこないなぁ。と思ってたら。


「とにかく、世界の経済がおかしくなるから少しずつ流通させましょうね」


ルカの美しい笑顔にガクガクと顔を縦に振っといた。




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