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本日は、3話投稿しています。

朝起きてカーテンを開けると外は、雨でした。


「アチャー、今日中に目的地に到着できるかと思ったのになぁ」


残念〜と思いながらリビングへいくと相変わらず見目麗しいルカがテーブルを拭いていた。


「おはよー。生憎の天気だね」


「おはようございます。きっとお休みを取るようにと神様からの思召しでしょう」


キラキラと言う形容詞がピッタリなルカ様が微笑みを湛えながら仰るならそうでしょう。そうでしょうとも。今日は休みだ。


「ディーンは?」


聞けば、雨の中鍛錬をしているらしい。


「ご心配無く。風邪を引くほどやわな身体はしてませんよ」


私の心配を他所にルカは、時間に余裕があるからと以前チラリと話したスフレパンケーキを焼くと楽しげにキッチンをガサゴソし始めた。


ではではとハンドミキサーと言う名の文明の利器をジャジャーンと取り出すと、ハテナマークいっぱいのルカを他所により分けた卵白を奪ってスイッチオン。


本当は、半冷凍にした卵白にチョコっとお酢を入れると簡単に綺麗なメレンゲが出来る。コレ、シフォンケーキを失敗しない豆知識。今日は、そこまで求めてないからジャーっと泡立てるだけ。(因みに卵白だけなら冷凍保存1ヶ月可能。中華スープなんかに使えるから良き良きである)


「で·き·た♪」


ホイッとルカに見せると目をパシパシしながらツノの立ち具合を見て「素晴らしい!」と感激していた。


さて、一番の重労働の部分を完了した為、キッチンから追い出された私は取り敢えずお風呂のスイッチをポチッとな。


ディーンが帰ってきたらお風呂で、温まって欲しいからね~。いつもは、私が一番風呂(コレは決定事項らしい)最後の人がお掃除を兼ねる。


だから、お風呂に入りたいときは何時でもスイッチをポチッですぐに入れる。イタレリツクセリ。


「リン、おはよう。今日は休みか?」


タオルで頭を拭きながらリビングに入ってきたディーンを今日はお休みだからゆっくりお風呂に入ってきて〜と脱衣場に放り込んで。私は、コーヒーを飲みながらソファでクデッと休みを満喫する。


リビングの窓は開けられていてサァァァと木の葉に当たる雨の音が心地良い。ボーッとその風景を見ていると、キッチンの調理音も良いBGMになってウトウトしてきた。


「リン。朝食を食べてから二度寝しましょうね」


ルカに優しく起こされて目の前にコトリと置かれたお皿はインスタ映えバッチリのスフレパンケーキでした。先日、森の中で採取したクランベリーに木苺、ブルーベリーが可愛らしく散りばめられ生クリームがデデンと真ん中に主張している。


因みに生クリームは、冷蔵庫に用意しておいた。たまに、生クリーム食べたい病を発症する私には必需品なのである。


「フォォ〜!ルカは天才か?天才なのか?私の適当な説明でこの仕上がり。カンペキじゃない?」


私の絶賛に照れながらお味はいかがですかね?と流し目で言うルカが絶賛色気を振り撒き中ですがナニカ?鼻血出そうデス。ご馳走様デス。


ルカに手を合わせていたら「変なことしてないで、ちゃんと食べてくださいね?」と怒られました。


お味ですか?お世辞抜きで美味しかったです。今度、リコッタチーズを作ってリコッタパンケーキを作ってもらおう。


牛乳と生クリーム、お酢があれば実は、リコッタチーズ作るの簡単なのである。お試しあれ。


「美味しかった〜ご馳走様でした!」


ペロリと完食した私は、隣でしょっぱい系パンケーキを食べているディーンにどうよ?美味しいでしょう?とちょっかいを出してルカに怒られています。


「んで?今日は何するんだ?」


ちょっかいを掛けられながらもペロリとパンケーキを完食したディーンに言われて。


「え?ダラダラするだけ?」


と答えたら残念な子を見る目で見られました。

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