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プロローグ

本日、2話投稿しています。




「ガシャン」




大きな音を立てて目の前の城門が閉められた。

格子の向こう側から私をここまで連れてきた男がこれみよがしに鼻で笑った。


「宰相様。ここで問題です。

その1。私と一緒に召喚された少女が何故、聖女だと分かったのか。

その2。何故、二人も召喚されたのか。

その3。では、私は何者か。」


私は指折り質問すると、突然出題された問題の思考に固まる宰相様にニコリと微笑み足元に発生した迎えの転移魔法陣により城門の前から姿を消した。







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