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かみさまのいるせかい  作者: MIH
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神様のいる世界

初投稿です。GW前に思いついたネタを思いつくまま書いてみました。

学園にいく予定はあるのですがそこまでたどり着けなかったのでぼちぼち。


このせかいにはかみさまがいる


この世界には神様?が?いる・・・らしい。



今日、僕の人生において最も重要とされている事が起こる。

起こるはずだったのだ。



混乱し、正直泣きなくなる心を抑えどうしてこうなったかを考える。

これまでの色々な事を整理して、原因を考え、今後どうするかを決めなければならない。

この世界には神様がいて、だからこそ・・・この世界に住む人々に限らず全ての命あるものが必要だからそこにいる、不必要な者などいない神様にとって完璧な世界のはずなのだから。





僕、アルク=カーバンクルは5才の時、前世の記憶を思い出した。

父が酔っ払って無理矢理僕を肩車した挙句、足がもつれてそのまま後ろ向きに倒れ頭を強打した時になんか一瞬魂みたいなものが体からはみ出て慌てて元に戻ったような感覚と、その一瞬の間にどこからか何かを魂に書き込まれたような感覚を覚えてそのまま気を失った。

父は母に滅茶苦茶叱られ、物理的にもぼこぼこにされて、それ以来禁酒を課されている。


まぁ父の話はどうでもいい・・・時々隠れて飲んでるみたいだし、度を過ぎなければ母も見逃してあげているような感じで、とりあえず今に至るまでは泥酔した姿を見た事はないし僕と妹の安全は確保されていたのだから。


で、最初に言った通り前世の記憶を思い出した。

それまで家族仲もよく、裕福とは言えないけれど食べる物に困る事もない、まぁ幸せな家庭で育ってきた僕が日本で生きて死んだ人生を思い出し、妙にしっくりくる人格というか性格みたいなモノが自分に溶けて一体となり、まさに生まれ変わったのだ!


まぁ記憶記憶と言ってはいるが実際はなんというか記録みたいな感じだ。

前世の僕は日本で生まれ特に優れた才能もないが、真面目に働くだけでとりあえず食べていけるという国と時代の恩恵に包まれて、オタクな趣味に没頭し、彼女も嫁も作らず(出来なかっただけだが、この表現には強いこだわりの念が感じられてこうなった)まぁまぁそこそこ生きて多分80才になる前には一人で死んだ。はずである。

人生の後半には特に記録に残るような事もなく、むしろ前世の自分の名前も親の顔も思い出せないが、思い出せる限りでは高校生で交通事故で死んだ(女の子を助けて)とかブラック企業に酷使され気が付いたら過労死とかそんな事がなかった事は確信できる。


だがそんな事よりもだ、そんなどうでもいい自分のプロフィールよりもだ、思い出さなければならない事は山ほどあった。


そう、異世界転生・・・異世界転生したのだ!知ってる!こういうの知ってるぞ!ファンタジー風な世界に異世界転生して女の子にモテモテで!女の子の奴隷のご主人様になったりしちゃって!女の子にモテモテで!


おっと、あの時の興奮に現実逃避しそうになったが結局僕の異世界転生は成功していないし、この後現実に打ちのめされる事も今までを振り返る大事な作業だと思う(くやしい)。



気を失ってベッドに寝ていた僕が急に立ち上がり笑いはじめたと思ったら、すぐに大人しくなってベッドに潜りこんだのを見て、心配していた母はとりあえず父を追加で殴りに行き、妹は大丈夫か何度も聞いてきたが何度もだいじょーぶだいじょーぶと返事をしていたら、死ぬような事はないと分かったらしく部屋から出ていった。


僕はベッドの中で前世の記録を必死に思い出して忘れないように覚え直す。前世の男は化学に強いとか一切なく、料理もインスタントばかりで正直役に立つ知識はあまりなかったがそれでも男の世界で便利だった家電や雑貨や美味しかった料理などを頑張って思い出す。

仕組みや原理はまったく分からないが、そう!この世界には魔法があるらしいので不思議パワーで再現すればいいのだ!


現代知識チート。手っ取り早く金を稼げて持ち上げられて、美味しい日本の料理(風)を女の子に振舞えば・・・彼女ができるかもしれない!も、もしかしたら嫁もできるかm


結果から言えば現代知識チートは出来なかった。ついでに彼女らしき存在も影も形もかすりもしなかった。


必死に思い出した前世の諸々は計画を実行する為に1年以上をかけて調べたこのファンタジー(風)世界に叩き潰されたのだ(くやしい)



思い出した家電や便利な道具などは、なんと魔道具がすでに存在していた。もちろん、お値段も幅がありすべての家庭にエアコン(ぽい魔道具)があったり通信道具(ぽい魔道具・・・というか電話より進んでいて普通に映像付き)があるわけではない・・・しかし現代知識チートというものはその世界にいままでなかったアイデアを形にするからこそ成り立つのであって、金はかかるがすでにこの世界にあるモノと同じ機能を持つアイテムを提案しても誰も僕をちやほやしてくれない。彼女もできない。

現代知識チートの物語を必死に思い出し、最後の砦たるトイレ関係に思い至った時、家のトイレがすでに水洗でウォシュレットらしき機能まである事に気が付き・・・諦めた。



美味しい料理日本風に至っては、味やどんなものかはわかるのだが料理をしなかった前世の記憶では意味がなかった。もっともこの世界にある食材や実際に出てくる母の手料理を見ると再現などとても出来そうになかったのだが。なんというか見た事のない形をして食べた事のない味の料理材料を母が料理して(調理方法も一度聞いてみたがよくわからなかった、焼くとか煮るとかでなくギャダムするとか言われて諦めた)見た目も色鮮やかな手料理は普通に美味しかったのだ。蛍光ピンクやオレンジ色の肉か芋かも分からない塊を口に含めば”日本で食べたこの料理!”みたいな事はなく食べた事のない甘じょっぱい系の味でこの国の主食らしいパン(っぽいもの・・・なんかの植物をそのまま焼くと出来るらしい)によく合うので一月に2回か3回は食卓に上がる。わりとポピュラーな料理らしいが名前はドゴボルケルザードでパンはジャグルというらしい。日本にあったものを対応させようとすると余計混乱してしまう為、そもそも料理をしたことがなかった為諦めた。もちろん料理を作ってもいないので食べさせる彼女も出来るはずがなかった。

余談だが料理関係を調べていた時、妹に見られていたらしくなぜか”しかたないなぁ”とか言いながら母から料理を習い僕に食べさせてくるようになった。可愛い妹の手料理だ。僕は”美味しい!”と叫びながらなるべく舌につけないように飲み込むが、甘苦しょっぱい味のあとのど越しがゲ〇だ。

料理の味はほとんど日本の料理に対応してないというのにゲ〇の味は異世界共通らしい。

妹は料理を得意技と周りに誇るようになり、家族はニコニコと微笑ましい物を見る目で黙っていた。

実は母は料理が大分うまかったらしい。妹は材料自体は同じ物を使い母親が教えた通り料理していると言っているが・・・おそらくギャダムの差なんだろう・・・。



医療や農業なんかも世界はファンタジー風なくせに<医者>や<農民>は実にしっかりした知識を持って

いて(理由もちゃんとあるのが腹立たしいが、あとでまとめるので先に進めよう)聞きかじりの知識は役に立たなかった。というかだ、医療に関しては<医者>がちゃんといるのだがそもそもファンタジー風世界で魔法があるので回復魔法がちゃんとあるらしい。医療自体はちゃんとした知識を元に行われているのに回復魔法で傷が治るのは”そういうもの”だからだそうだ。高位の<司祭>になると欠損とか治せるらしい。時間が経つと難しいらしいが。

なんで回復魔法で治るのかとかは考えてる人はいないらしい、ちゃんとした医療知識がある人間がいるのに”そういうもの”だからと。なんじゃそりゃって思ったけど表情や言葉には出さない。世界や世界の常識を蓄える際に自分が異端となっては弾き出される。そうしたら彼女が出来ないかもしれない。

僕はこの世界に生きる人間として、常識にへりくだる事にした。しかたがないのだ。



かくして現代知識チートを使って彼女を作ろうという計画は頓挫した。

それなりの時間を使ってしまったが、まだ物心つき始めの年齢が幸いして、この世界の事が色々と分かってきた。だから、彼女は出来なかったけれど決して無駄な時間という訳ではなかったのだ!!




それにこのファンタジー風世界グランプリズムというらしいで生きていく僕は決してまだ諦めたわけではないのだ。そう、次の計画、神様からチートスキルをもらって無双!そして女の子にもてもてになり、奴隷の女の子からご主人様とか呼ばれちゃうのだ!計画が幕を開く。





自己満足小説ですが、多くの人に読んで頂きたいので評価や感想などお願いします

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