【映画】ピーターラビットとスタッフロール
『ピーターラビット』
さすが英国。絵本なのにえげつない(褒め言葉)
愛すべき登場人物たち。
銀河の守護者や星の戦争出身者が多い気がする。
というかアクション俳優が多い気がする。
戦闘シーンが完全にプライベート・ライアン。
完。
可愛いを期待していたら、もっふもふのシャーロック(ドラマ)でした。
英国湖水地方の風景がとても綺麗で、色合いも絵本の挿絵を思い出す水彩調なのが素敵です。
全体的にとても和むのですが、街のねずみからファラミアの声がしたり、姉妹の内の一匹からハーレー・クイン博士の声がしたりと「動物の戦闘力が高……」という現実とのクロスマッチ謎イメージがつきます。
公開直後、やっぱり賛否両論トラブルアクシデント世界中で起こったそうですが、そういった情報を含めて「せやろな」という感じでした。
名作原案あるある。
でもファミリー向け映画の予告編で「ヘレディタリ-/継承」が流れたのは悲劇だと思う。
ところで最後のエンディングクレジットをがっつり見る派です。
スタッフロールとかクレジットとかエンディングロールとかスタッフお名前一覧表とかおまけコーナーとか、差異はさておき呼び方は色々ありますが、どの呼び方が他人に一番通じるのかは永遠の謎であります。
ドラマでみたことあるけど名前がおもいだせな~い!
声を聞いた事あるけど名前がおもいだせな~い!
すごく良い俳優/女優さんだから他の映画も検索したーい!
そんな時に大活躍です。
しかも他人の苗字・名前が国籍問わず大漁に見る事ができる。
ロケ地によって、自然とお国柄が良く出た苗字が集います。
一度はキャラクターの名前に悩んだ人なら分かってくれるのではないでしょうか。
名前の引き出しが多い=ヴィクトリーの法則。
そう、スタッフロールは情報の宝庫なのです。
スタッフロールを見てくれる人が一人でも増えてくれることを願いますそして席を立った皆さま残念だったな!最近では最後にどんでん返しシーン入れる映画も多いんですよフハハ勝った!!という謎の優越感に浸る。
あと、推しスタッフさんの名前を見つけたら嬉しくなります。
今回のピーターラビットにはフィッツロイ(Fitzroy)さんという方がスタッフとして参加していらっしゃいます。
フィッツロイ性とは。
アングロ・サクソン語。「王の庶子」である場合に与えられる苗字。
知っている限り英国では1100年辺りから登場。
恐らくフィッツロイ苗字文化(王族の庶子であるため相続権は持たないけれど、苗字を与えられるほど王に気に入られているので一般庶民と思ってこいつに手をだしたら国王が黙っちゃおかんぞゴルァ文化)を英国に持ち込んだのは20人もの庶子を持った元ノルマンディー公こと碩学王ヘンリー1世の仕業ではないかと思って云々。
という事前情報を知っていると「ファッ?」となる苗字の方です。そんな苗字の方が、どんぶらこっこと流れていった。
そんなドラマティック・スタッフロール。おすすめです。




