【映画】ヴィレッジと左斜め上
『ヴィレッジ』
M・シャマラン監督。
ブライス・ダラス・ハワード主演
中世アメリカの暮らし(勉強になる)
森に囲まれた村と掟。
森には化け物が住んでいる。
盲目のヒロイン。
完。
別に、怖くないホラーばかり観てるわけでは、ないんです。
ちゃんとアヴェンジャーズでアッセンブル(軽い気持ちでアヴェンジャーズを観、うっかり全マーベル作品を追いかける羽目になるの意)もしています。大変楽しいマラソンでした。
とにかくジェームズ・ニュートン・ハワードの曲と、大自然が織りなす圧倒的映像美に癒されてください。
監督と言えば、主役を演じていたブライス・ハワードさん。
最近では、ジュラシックワールドのぱっつん才女の役が素敵でした。
彼女のお父さんはロン・ハワード監督です。
「ニクソン×フロスト」や「身代金」、「ビューティフル・マインド」や「ダヴィンチ・コード」に心震えた世代としては、大変驚きの情報です。
すぐさま友人に伝えたのですが「誰?」というつれない反応しか返ってきませんでした。
せめてもの供養に、此処で言います。うぉぉおぉ。
座席数×、次の回 満席。
今でこそ、こんな便利な絶望が普及しましたが、少し前まで座席=奪い合い=観客入れ替え制でした。
シックス・センスが大ヒットした影響でしょうか。ヴィレッジは大入り満員でした。
何とか最後の一席に滑り込みましたが最前列での鑑賞です。
すでに結構な回数、映画館へと通っていますが、最前列、かつ端の席は初めての経験です。
まず銀幕が近い。近いっていうか高い。
スクリーンの下の方がほぼ見えない。
左斜め上を向き続けることの辛さ。
設計者への呪言タイム。
まだ左端の席で右斜め上を見る方が楽だったかもしれないという、追い詰められた思考。
始まりましたが正直、すでに首が取れそうです。
いや、人類はそう簡単に首が取れる設計になってないけど、もげそう。
いや、もげないけど、そろそろ捻り取れそう。
いや、捻り取れないけど……以下略。
後部席の人には悪い事をしたと思っています。
映画に集中できないせいで、どうでも良い事ばかりが気になります。
例えば右隣で主張する非常灯の緑とか。
普段は気にならない非常灯の存在が、こんな時ばかりは憎らしい。
隣に感じるピクトさんの圧。
最前列の人は、こんなにも苦労をしているのか。
料金が同じというのも、不思議な話です。
ヴィレッジ観に行って、なぜか世の中の不平等について学んできました。
結論、最前列は首が痛くなる。