表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第1話

ジジジジ.....

タトゥーマシーンから放たれる無機質なモーター音となんとも言えない不思議な香りを放つお香から醸し出された黄白煙を見据え、無意識にポケットからタバコを取り出した。

「こ〜ら、ここは禁煙だ。吸いたきゃ外に出な」

ここはとあるタトゥースタジオ、女彫師であるアイさんの仕事場である。

「あ〜、ごめんごめん。お香の煙見てたらつい吸いたくなって。」

「ったく、そんなもん毒以外なんでも無いってのに。さて、きりがいいとこまで終わったから一旦休憩だ。毒でも吸ってきな。」

アイさんはそう言いながら俺の体にワセリンを塗りラップを貼る。

くたびれたジャケットを羽織り店の喫煙コーナーである非常階段に腰掛け紫煙を揺らしながら眼下に見下ろす汚い街並みを眺めた。

俺の名前は黒島秋人。ひょんな事から異世界転生をしてしまう先の見えない只の悪党だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ