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超幸運スキル持ちだけど、俺は本当に運が良いのだろうか?  作者: ぬぬぬぬぬ
第一章 俺、自身の運の良さを再確認する
22/22

前半作成前メモ 後半ここまでのおおまかな解説

ここまでの簡単な解説と元々あった設定。

前半は物語作成前のメモ、後半はここまでの「どういった意図があったのか」を解説。


()は書き終えてから書き足した捕捉内容。


テーマ 自由とは何か


主人公 シュウ 大人の男 

今の日本での生活に不満があるが、普通に生活していたどこにでも居そうな社会人。

異世界ではいつ死んでも後悔しなくてよく、誰にも縛られない自由な生活を求める。

特別優秀と言う事も無く、かと言って特別無能でもない普通をイメージ。

その為、特別異世界人がアホでは困る。主人公スゲーもさせたくない。

むしろ異世界人の方が優秀なぐらいが良いが、あまり現実的過ぎる優秀さだと主人公がショボく見えるだけなのでギャグっぽい感じの優秀さが理想。

チート:戦闘系は普通ではなく、優秀なキャラになるので× 生産系は主人公スゲーになるので× 

(結局幸運チートにした。ただし凄すぎては普通ではなくなるし、冒険者に固執させる理由がなければ普通に優秀な主人公になってしまう→冒険者を続けたいと思わせる何かが必要。ここは最初の内にさっさと書くべきだったことだと反省中)


元日本人の高校生 引きこもりっぽい感じ 男 (リートの元)

世間知らずの日本の高校生を使うことで、異世界人をアホにはせず主人公スゲーをすることなく自然な形で話を広げる。ある程度話が進んだら退場してもらう。

全体的にウザい感じだが、共感できるウザさの範囲でまとめたい。

サラッと消して、その後も特に語らない。


借金少女(シノの元)

よくある主人公との差別化を図る為に必須。

少なくとも、金があるからと言って誰彼構わず助ける男ではないことを描く。

非情な主人公にした場合、周りからの協力が得られそうにないので何だかんだで最終的に助けるようにする。

助ける理由、助けなければならない状況を作る(最終的に自己満足という形にした)


主人公が盲目的に依存、あるいは崇拝する人物(ギルマスと言う名のエルさんの元。かつアレスの元)

主人公が異世界に順応するまでに支えてくれていた人物。

普通の人設定の主人公が見知らぬ土地に放り出されて生きていけるはずがないので、お人好しな誰かに支えられて生きて来たことをほのめかす。


師匠的な人物(オレンの元)

異世界で生きていくにあたって、生きる術を教える誰か。

戦闘技術とは関係なく、ある程度主人公が習得していても違和感のない範囲の罠、逃走方法などが妥当か。

きっちりした子弟関係だと自由っぽさが薄れる気がするので、なんとなくだらしない人。


魔法の設定

主人公は使えない設定で行くので適当。

魔法の存在をほのめかすキャラをチラ見せして終わり。

(エリーのこと 2話冒頭とキノコ狩りに出たエルフっ子。この為だけの役で作られた)


スキルの設定

主人公は普通なので、ちょっと頑張ったからって急にスキルいっぱいとかにはしたくない。

戦闘技術以外は取得しやすいぐらいの設定で良い(鑑定スキル関係に流用)


物語のスタート地点

冒険者以外でのスタート。冒険者の近くには置きたい。

(酒場スタートならより日本人っぽい方でスタート出来るし、冒険者とも仲良くなれて最初の仲間探しが自然な形で出来そう。鍛冶屋スタートなら武器関係で知識を持たせられるし、冒険者になるときに店主に自然な形でチート武器を餞別として貰える。冒険者ギルドスタートなら、クエストの説明が出来て良い、とか色々考えてた。設定段階での有力候補は便利な道具を餞別として貰う道具屋の店員)


物語の大まかな流れ

冒険者をやって、ある程度金を持ってる時、借金少女と出会い、元日本人のクソガキがウザい感じで絡んでくる。

色々あって金を払う。金がないイライラから無理をして魔物相手に大ケガをする、もしくは誰かにさせる。

自分はこのままで良いのかと自信に問いかけるようにして終わり。


(書き始めた頃は『自由を求めた男の末路』の副題のまま、主人公を死なせて終わらせるつもりだった)



こっから解説っぽい何か。

どういう意図でこういったことを書いたのかを説明。

個人的に読み返して、わかりにくいと感じた所を解説。


受付生活1

チートヒャッハー系じゃないことを前面に押し出す形で書いた。

受付嬢をボロカスに言ってるのは、冒険者ギルドの受付として、ではなく『冒険者の一人として』主人公が物事を考えているということを自然な形で描くことで「受付として働いてはいるが、気持ちは完全に冒険者に傾いている」ことを表現しようとした結果。

と、同時に異世界も日本も社畜生活は大して変わらないということも表現。


受付生活2 

ギルマスを頼っていることを冒頭からぶち込むことで、主人公のギルマス依存を表現。

クエストの解説を長めに挟むことで、受付としての仕事は知識として身についていることを表現。

護衛依頼を王都出身者に押し付けることで、冒険者たちのことをキチンと把握していることを表現。

時々現れる

………

……

は時間経過を表しているつもりです。


受付生活3

ギルドとの別れはあっさり、冒険者としての仕事に納品という形だけでも参加させることで主人公がこの日を待ちわびていたことを表現。

主人公の明確な強さの基準と、この街の異常性に触れることでそれでも自由を求めていることと、後半の文で主人公の自由に対するあこがれ、自由を心の底から求めていることを表現。


冒険者の日常1

開幕の暴言で、第三者からの主人公への評価が最低であることを表現。

戦闘描写の レア個体が――。 の部分は、レア個体が行動を起こす前に冒険者のおっさんが動いた、ということを表現しようとした描写。わかりにくい。


冒険者の日常2

目の前の異世界人と比べることで、主人公がいかに幸運だったのかを表現。


冒険者の日常3

依存先であるエルさんとの別れ。主人公の自立の二つを表現しようとしていたはず。

改めて見返してもここまでの主人公情報が不足しているせいで、よくわからないことになってる。

ジト目と青目、ギルマスがレーナのことをちゃん付けで呼び、気に掛けていることなどからギルマスとレーナの関係をぼんやりと描写。

これは主人公が他の受付に嫌われていることを知っているギルマスが、レーナに主人公の担当を頼んでいることと、レーナが他の受付嬢にギルマスの娘という理由で圧力をかけられずに主人公の対応をしていることを表現しようとしたもの。

やはりこの描写もわかりにくいので、結局サラッと、深くふれることもなくギルマスとレーナが親子であることを書くことにした。

これは主人公はこの街で冒険者をしている限り、ギルマスの庇護下にあるということも表している。

このことに気が付いている主人公は、ギルマスに深い恩を感じている。


冒険者の日常4

特に解説することはない。


冒険者の日常5

主人公が街の外に興味を持っていることを、ダンジョンの話でふんわりと表現。

夜に一人で戦闘訓練をしていることで、弱いながらも何とか強くなろうとしていることを表現。


冒険者の日常6

昼間っから家に居ること(冒険者が一日仕事をせずに街にいること自体は変ではないと、3話前に描写済み)、主人公が最近はよく通っていること(レイズは今日たまたまではなく、頻繁に狩りを休んでいることをうっすらと匂わす。主人公と相当に仲がよく前からそういう関係だった可能性は本文の『最近この家に来る機会は増えたので、勝手知ったるなんとやらだ』の最近が該当しない)、キノコを食いに来た冒険者に「お前も早く来いよ」と言われていること(休みの冒険者に言う言葉ではない)、レイズは斥候役の冒険者であること(オレンの説明の際に斥候役は戦闘向きではないことは描写済み)、主人公から『採取屋』に転向する為にはどうすれば良いのか聞き出そうとすること、『採取屋』に興味を持っているがそれをためらっていることなど「違和感のあるようで、読み流すことが出来る違和感」を意識して書きました。

どれも「なんかおかしいけど、別に気にする程でもない」と読み流すことが出来る内容で、かつ明確な違和感は読者に与えない。……ように出来てたらいいなぁ。と思いながら書いた回。


冒険者の日常7

特に解説することはない。


クソガキと訳あり少女1

特に解説することはない。


クソガキと訳あり少女2

特に解説することはない。


クソガキと訳あり少女3

特に解説することはない。


クソガキと訳あり少女4

クソビビりと言われて主人公が怒る理由は、一応あるんですけど続き書くつもりなのでそん時書きます。


トボトボと過去を思い出し、スタスタと八つ当たりに向かう男

特に解説することはない。


そのスキルは幸運を呼び寄せる1

たくさんのウルフと戦わせるか、希少種で一匹の強敵と戦わせるかで悩んで両方の戦闘を書いて、結局最後はコイン投げて希少種パターンを選んだ回。

複数のウルフ戦闘は書いたけど結局使わなかった。


そのスキルは幸運を呼び寄せる2

特に解説項目はなし。

強いて言えば、グレイの訳は宇宙人。

最初はオークを喋らそうかとも思ってこの名前にした。


そのスキルは幸運を呼び寄せる3

ガチ戦闘(逃走)を書くということで、強敵から逃げるというだけで苦労しているということを意識して、緊張感があるように書いたつもり。


そのスキルは幸運を呼び寄せる4

ここまでの集大成となる戦闘なので、ここまでに書いたことを読み直しつつ書きました。

「ガァアアアアアア「うるせえんだよオーク如きがあアァあああアアアあアあああぁああああああアァあああああっ!!」」

は、カタカナのアがオーク、ひらがなのあが主人公のもので、最終的に主人公の声が上回ったことを表現しようとしているだけで、変換ミスではない。

戦闘後の冷静過ぎる主人公はハイな感じでおかしくなってるのを表現しようとした結果。


そのスキルは幸運を呼び寄せる5

神様との会話回。最初の予定ではこのまま主人公は死ぬ。主人公はそれを知っている上で、神様と色々話して終わりってのをラストにするつもりだった。

あと、直接会話させるにあたって、wwwの表現に違和感が生じたので消すことにしたのもここが原因。


途中のクソガキとの会話で主人公がオッサン呼ばわりされている理由は『クソガキは主人公のことを神様から聞かされて本当は三十路のオッサンだと知ってる』という設定のもの。

何回かクソガキは主人公をオッサン呼びしてたりもする。

こんなゴミみたいな設定を察せた人が何人いるのか……。

これは説明が必要だったのか、そもそもこの要素は必要なかったのか。

いずれにせよ反省点。


ここまでのエピローグ的な何か

主人公が一人で行動していた理由と、これからどうするのかを考えてる部分がこの話のテーマ。

これを詳しく神様と話し合って終わりってのが最初に予定していた終わり方。

『中途半端なところで終わらせることによって、主人公がその後どういう風に生きていくのか』

を読者に想像させることで自由って何だろうなと考えさせたい意図があってこういう終わらせ方にしました。



そんな感じです。

全体的に説明不足感が否めないなぁ、と反省してます。

続きは6月の頭ごろに書きますが別タイトルにする予定なので『超幸運』はこれで終わり。

終わり。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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