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第74話 ちくわのひと

 白い歯をこれでもかと言わんばかりに輝かせ、ドン引きしたくなる程の暑苦しい笑みを浮かべるこの男。仲間と思しき取り巻き二人を引きつれ、僕達の前に腕を組んでの仁王立ち。以前、人をあれだけの茶番に突き合わせたのだ。忘れようにも忘れるわけがない。


「そうだ。お前は確か……」


 そう、忘れるわけがないのだ。


「……」


 僕はゴクリと生唾を飲み、男の眼差しを正面から見据える。微かな沈黙の間、男のこめかみがピクリとした。


「アキヅキィ。お前、まさか俺の名前を忘れたとか言わねぇよな?」

「そんなわけあるはずがないですよ!……」


 男の問いに、いかにもガキ大将に媚びへつらう小物風の顔つきをした取り巻きが呆れ顔を浮かべる。男は取り巻きの続く台詞―おそらくは男の名前を口にしかけたところで、手の平を取り巻きの顔の前に突き出し首を振る。その顔は明らかに「それ以上は、しゃべるな」と語っていた。馬鹿にし過ぎだ。僕は内心、舌打ちをつき引き締めた唇を徐々に開く。


「……、スマン。誰だっけ?」

「アキヅキィッ! てめぇっ!!」


 顔を真っ赤にして声を荒げる男。取り巻き二人は「「ありえねー!!」」と声をハモらせている。


「いや、な。顔は覚えているんだ。うん、これは本当だ。でも、名前がなぁ……」

「チッ! 相変わらず失礼な奴だな! アキヅキよぉっ!」

「そうだよ、兄さん。人の名前を忘れるなんて“めっ”だよ」


 いきり立つ男に、リナは「兄さんが悪い」とウンウン頷いている。登録手続きの時からがっしりと抱きしめられたままのハクはリナの腕の中で、ぐったりしていた。男は一瞬、視界に入った子竜に目を見開くが、今は僕を問い詰めるのが先。リナの援護射撃を喜んで受け入れる。


「おう、そうだ。アキヅキ妹! もっと、言ってやれ!」


 リナは「任せて」と言いたげに得意気な笑みを浮かべる。


「兄さん! この人の名前はテツオ(・・・)君だよ! ほら早く、テツオ(・・・)君に謝って!!」


「「「えっ……!?」」」


 リナは人差し指を立て満面の笑みを浮かべるが、手元が緩んだ隙に腕の中の子竜に逃げられ名残惜しそうにその背を見つめる。リナの抱擁から逃げ延びたハクは僕の足元にいるじゅ~べ~の頭の上に着地し安堵の溜息をついた。

 ふむ、成程! この男の名前は“テツオ(・・・)”というのか。一人納得して唸っていると、テツオと取り巻き二人が、あんぐりと口を開いたまま固まっている。そして何故か冒険者組合(ギルド)のお姉さんを含め、僕達の会話に耳を傾けていた人々は背を向け口元に手をあてたまま、肩を震わせている。一方のテツオは俯き顔を真っ赤に染め、握った拳をプルプルと震わせていた。


「俺の名前はテツヒコ(・・・・)だ!!」


 “テツオ”改め“テツヒコ”が魂の叫びを上げる。


「アキヅキ妹ぉっ! ドヤ顔決めて間違えてんじゃねぇよ!!」

「あはは……、失敗しちゃった……」

「凄いな、リナ。『テツ(・・)』までは合っていたじゃないか。惜しかったな」

「アキヅキ兄! 何、ズレたこと抜かしてやがる! 兄妹揃って失礼過ぎだろ!!」


 テツヒコの指摘にぐうの音も出ない僕とリナは頬を掻き、揃って頭を下げる。


「「ごめんなさい」」


 テツヒコは「もう、いい」と半ば諦めの表情で手の平をシッシと振る。


「はぁ~。ったく、こっちはあの時、おめぇらがいなくなって心配していた、ってのによぉ」


 『あの時』とは魔族(イフリル)との一件を指していることは、すぐに分かった。そういえばあの後、闘技場から去って以来、テツヒコとは会っていなかった。これは二重の意味で悪いことをしたな。


「あ~、その、ホントに悪かった」

「悪いと思ってんなら、もう俺の名前を忘れんじゃねぇぞ」

「……」

「そこは、即答しろよ、おい」


 そんなこと言われても、覚えられる自信は正直ない。後でリナに頼んでナビゲーション・リングにでも記録してもらうことにしよう。


「まあ、いい。そろそろ本題だ。アキヅキ、おめぇ今度は(・・・)何をやらかした。見れば、さっきから列が一向に前へ進まねぇ。どうせ(・・・)、これもお前の仕業なんだろう?」


 いやいや、列が前に進まないのは受付のお姉さんズのせいであって僕のせいではない。それよりも、“今度は……”や“どうせ……”は少々、酷くないだろうか。(人の名前を覚えられない僕が言うのもなんだけど)これでは、いつも何かしでかしているようにしか聞こえない。


「別に何も悪いいことなんてしていない。ただ、相棒の登録をしていただけだ」


 僕はハクを頭に乗せたままのじゅ~べ~を持ち上げる。テツヒコの顔の前に突き出すとじゅ~べ~は小さな手を振り上げて「オッス!」よろしく「が~」の一声を上げた。


「お、おう……。さっきから気になっていたんだが、やっぱりアキヅキと関係あったか。それにしても、見たことねぇなぁ。一体、何と契約したんだ……」


 背後でお姉さんズが「「「妖精さんですよ!」」」とハモらせているが、テツヒコは意に介さず、じゅ~べ~とハクをジロジロと眺め見定める。


「が~」

「ん? んん!?」


どらごん達のまん丸お目目とボディを瞳に映し、テツヒコは首を捻ったままその身を固める。


「んな、まさか!?」


 やがて、驚き慌てふためくと僕の予想を超えた行動に出た。


「テ、テツヒコさん! 何してんですか!」

「そ、そうですよ! テツヒコさんともあろう人がなんで!?」


 取り巻き二人の動揺も頷ける。僕だって信じられない。あろうことかテツヒコは跪き頭を垂れていた。正面のじゅ~べ~は「が~?」と小首を傾げている。あ~、これだよ、これ。きっと危惧していた面倒事の始まりだ。


「う、うるさい! お前らも早く頭を下げろ!! 間違いないこのお方は“土神様”……、“大地神様”に違ぇねぇっ!」


……

…………


「「「「えーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」」」」


 エスリアースにその名をとどろかせる鋼鉄の勇者(アイアン・ブレイバー)―テツヒコ。その口から飛び出た“大地神”発言に辺りは絶叫の海に包まれた。



 周囲が騒然とする中、テツヒコは冷静に目の前の現実(大地神)を受け入れていた。初めて目に触れた時に感じた違和感。キョウマ達が自分の名前を憶えていないことに対する怒りが主たる原因であるが、その愛くるしい外見も手伝って詮索を放棄したのは事実。


(危ねぇ、ここで無礼を働いたままスルーしていたら、この後どうなっていたか……)


テツヒコは“土”の属性と非常に相性が良い。それはテツヒコ自身強く自覚し、自らが所持しているスキル【土に愛される男】による恩恵が大きいことも理解している。


(俺には分かる! この外見に反した力の、そうだ溢れんばかりの土の波動をビンビン感じる!)


 なのに、周囲の反応を見る限りテツヒコと同じ感覚を共有している者は他にいない。その事実が非常に歯がゆく思われた。


「おい、おめぇらもとっとと頭を下げろ! さっきから言ってるだろ!」

「で、ですが、テツヒコさん……」

「そ、そうですよ……」


 歯切れの悪い取り巻きにテツヒコは痺れを切らせ無理やり頭を下げさせる。焦りの原因は何も大地神だけではない。その頭上に佇んでいる真っ白い方(ハク)にこそあった。土の属性には敏感であっても、他はそうでもないテツヒコ。力は未知数、されど勇者として培われた観察眼が『真っ白い方(ハク)大地神(じゅ~べ~)の上位種』と気付かせてくれる。


「いいから、黙って頭を下げろ! こちらの方々から溢れる神々しい(・・・・)オーラが、おめぇらにはわからねぇとでも言うのか!? 」


 テツヒコの怒鳴り声に煽られ取り巻き二人を互いに顔を見合わせ恐る恐る目の前の茶色い不思議な生物を視界に入れる。跪くテツヒコとぬいぐるみモドキを交互に見比べる。二人に見つめられ気を良くしたのか茶色の生物?は「が~」と鳴いた。その鳴き声を耳にして二人は再び顔を合わせて頷き合い気まずそうに口を開く。


「す、すいません、テツヒコさん……」

「お、俺らにはらぶりー(・・・・)なオーラしか見えませんです、はい……」


 取り巻きの反応にテツヒコは思わず表情に絶望の色を浮かべる。


「お、おめぇら本当にわからねぇのか? このお方―土神様が本気になればエスリアースの大地は枯れ、一夜にして砂漠になることだってあり得るんだぞ?」

「「そ、そんなこと言われましても……」」


 続く言葉を見失い取り巻き二人は項垂れる。そして、そのやり取りを見ていたキョウマは「一晩で砂漠にする(そんなこと)、可能なのか」と、じゅ~べ~に尋ねると「が~♪」と鳴いて答えを返した。


―『楽勝~♪』


 物騒な問いに対して、あまりにもあっけらかんとした物言い。じゅ~べ~との意思疎通が可能なキョウマは苦笑を浮かべ頬を掻く。そしてもう一人、通訳なし(・・・・)に言葉の意味を察することができた人物―テツヒコは、額に冷たい汗を走らせていた。


(や、やっぱりか……)


 顔を伏せたまま、誰にも悟られぬようテツヒコは一人ゴチる。自身が言い出したことながら、できれば否定して欲しかったのが偽りならぬ本音。が、藁をもすがる願望も「が~♪」の一言で打ち砕かれた。周囲は未だ、愛くるしい小動物を見るような視線で茶色のぬいぐるみな生物を見つめている。誰もが、目の前の存在の真の力を理解できぬ現実。恐怖を感じているのは己だけ。抗えぬ絶望感に打ち震える中、文字通りの救いの手(・・・・)が差し伸べられた。


―チョン、チョン


 肩に触れる微かな感触。ハッ、としテツヒコが顔を上げると茶色のぬいぐるみモドキが「が~」と鳴く。そして、そのやや後方に位置するキョウマが耳元で何やら囁いている。大方、「ちゃんと、フォローしろ」とでも言っているのだろう、との結論にテツヒコは至った。心中、「アキヅキの奴、らしくもねぇ気遣いしやがって」と悪態をつくも頬は僅かに緩んでいた。


「が~がが~」

「土神様ぁ……」


 小さな手で優しく肩を撫でるじゅ~べ~。その慈悲にテツヒコは涙ぐむのを必死に堪える。


「ねぇ、兄さん。なんて言っているのか教えて」


 じゅ~べ~の言葉をテツヒコは分かるのに自分にはわからないことが悔しい。リナは不機嫌に頬を膨らませキョウマに通訳を求める。


「ん? ああ。『お主、人の身にして我らの力を見抜くとは、あっぱれな奴。気に入った』って……、なんか偉そうなこと言ってる」

「あ、あはは……」


 呆れ気味にキョウマはどらごんの言葉を訳す。その内容にリナは苦笑を浮かべた。例の如くキョウマの通訳は棒読みに続く。


「が。ががが~が。がが~が?」(うむ。それよりお主、先程から何か美味しそうな匂いがする。一体どんな美味しいもの持っているのだ?)

「美味しそうな匂い……ですか?」

「キュッ!」(そうそう!)


 恭しく尋ねるテツヒコに、真っ白い子竜は小さな片手を上げて肯定を示す。明らかに雲行きがおかしくなってきた。キョウマは止めに入ろうとするが既に時遅し。


「美味しいもの、かは分かりませんが。今、持っているのはこれくらいしか心当たりが……」

「がが!」 「キュゥーッ!」((これは!))


 気まずそうに表情を歪め、心当たりのものをテツヒコは取り出す。瞬間、二体のどらごんの瞳は喜色に包まれた。


―ぷらん!


テツヒコの手の平に乗せられた包みから顔を覗かせるその正体。キョウマとリナは頬を引きつらせて声を揃える。


「ちくわ……だな……」

「ちくわ……だね……」


 “ちくわ”。そう、タネも仕掛けも何もないただの“ちくわ”。辺りが静まり返る中、テツヒコは「やっぱ、ちくわな訳ないよな~」と内心溜息を吐く。が、すぐにテツヒコは己の考えを改めることになった。


「が~」 「きゅー」


 涎をじゅるじゅるさせて、二対のつぶらな瞳が“ちくわ”を射貫いている。テツヒコは「まさか」と思い。“ちくわ”を乗せている手を右へ左へと動かしてみる。


「が~」 「きゅー」


 テツヒコの動きに合わせてぬいぐるみモドキズの視線が揺れる。


(間違いねぇ。俺は正解を引き当てたんだ)


 テツヒコの疑念は確信へと変わる。ならば、と意を決して“ちくわ”を前へと差し出した。


「ど、どうぞ……」

「がが!?」 「キュキュッ!?」 ((いいの!))

「え、ええ……。よろしければ、もう一つありますが……」

「が~!」 「キュィッ!」 ((いるー!))

 

 テツヒコには白い方(ハク)言葉は分からない。が、茶色い方(じゅ~べ~)と同じ反応を示しているだろうことは想像に難くはない。ちくわの包みをもう一つ取り出すと、ハクはじゅ~べ~から飛び降りテツヒコを見上げている。すると二竜の後ろにキョウマはしゃがみ、その頭の上に手を乗せる。テツヒコに「なんか悪いな」と目配せした後、腹ペコどらごん達の頭を撫で回した。


「ちゃんと『ど~も、ど~も(お礼)』、言うんだぞ」

「が~!」 「キュゥッ!」


 どらごんの深々とお辞儀する姿はどこか和む。女性陣はうっとりとした視線で見つめている。


「が?」 「キュ?」


 女性陣の眼差しを感じたどらごん達は一度だけ小首を傾げるが、ちくわを受け取ると気にせず一心不乱に頬張った。


「が~、がが♪」(美味い、実に美味い♪) 「キュー、キュキュ~♪」(ちくわ、美味しいね~♪)


 冒険者組合(ギルド)の真ん中でちくわに夢中なぬいぐるみモドキを見て、テツヒコは思った。


(アキヅキよぉ……、普段どんな食事してんだ?)


 思うだけにして、口にはしないことにした。というより、言葉にすることは出来なかった。理由は簡単。


「……ねぇ、何か失礼なコト、考えていないカナ?」


 と、長い黒髪を左右に揺らして黒いオーラを背後に浮かべる少女(リナ)がいたからだ。


「リナ、そうムキになるなって。『リナのご飯、凄く美味しい』って、あいつらいつも言ってるぞ」

「そ、そう……」


 幽鬼の如き殺気を霧散させ、リナは頬を赤く染めている。ほっ、と一安心するのも束の間、自身に起き始めている変化にテツヒコは戸惑うことになる。その様子をキョウマは左腕のある部分(・・・・)を抑えたまま静かに見守る。


「な、なんだ? この光は……」


 テツヒコを突如として包む黄金の輝きを見せる光の粒達。足元にも何かの魔法陣らしきものが浮かんでいる。手の平を眺め握っては開くと体の奥底から湧き上がる力の奔流。周りで取り巻きが何かを言っているが耳には届かない。一体何が起こったのか、答えの出ぬまま茫然としていると何者かに頭を撫でられていた。


―なでなで~


 テツヒコは顔を上げる。そこには自身を包む光と同様の輝きを纏った大地神―じゅ~べ~がいた。


「が~。がが~が」


―ちくわのお礼。大地神は確かにそう言っている。


 テツヒコはナビゲーション・リングを起動し、自分にだけ見えるようにステータスを表示する。


「す、すげぇ……。レベルが十も上がっている……。ス、スキルレベルも上がって……、それだけじゃない。新スキルに……ま、まさか称号もか!?」

「「「「~~~~~~~~~~!!!」」」


 鋼鉄の勇者(アイアン・ブレイバー)―テツヒコからもたらされた『レベルが上がった』発言。驚きの色を隠そうともせず紡がれた言葉に辺りは混沌の海と化す。誰よりもいち早く行動を起こしたのはキョウマだ。すぐさま、隊長どらごんを小脇に抱え子竜を背に負い少女の手を取る。


「やっぱり面倒事になったか! 逃げるぞ!!」

「ちょ、ちょっと兄さん!!」

「きゅー!」 「が~!」(ちくわ~!)

「まてよ、アキヅキ!」


 逃走するキョウマに向かってテツヒコは手を伸ばすが、到底間に合わない。脱兎の如く立ち去るその背を茫然と見つめることしかできなかった。


 この日以降、鋼鉄の勇者(アイアン・ブレイバー)―テツヒコのレベルアップ事件は瞬く間に広まった。

そしてキョウマ達は更に一層、人目を忍んで行動せざるを得ない事態に見舞われた。それもそのはず、エスリアース中の至る所でキョウマ包囲網が敷かれ、『ちくわで強くしてもらえる冒険者一行』の行方を誰もが追ったからだ。


 一方のテツヒコはレベルアップは別として獲得した新スキルと称号を誰にも相談できないでいた。今日も誰の目も届かない自室でステータスを眺め溜息をつく。


~~~~~~~~~~

≪スキル≫

・大地の護り

 致死ダメージを受けた時、死亡を回避することができる。

 残2回(残数は●●に“ちくわ”を献上すると回復する)


~~~~~~~~~~


(これはまだ、マシな方なんだよ。ホント……)


~~~~~~~~~~

≪称号≫

・じゅ~べ~のけら……ともだち

 土属性魔法及びスキルの威力増大及び消費MP減

 全スキルLVに「プラス1」の補正

 勇者としての実績(主にちくわ)を称え授かった称号。


・ちくわのひと

 ●●にちくわを献上することで、プラスの恩恵を得られるようになる

~~~~~~~~~~


(これ、『けらい』ってのを言い直しているよな! しかもあちこち“ちくわ”だらけ。大体、『●●』って何なんだ?)


 頭を振って何度目かわからない溜息をテツヒコはつく。


「やっぱ、誰にも言えねぇよ……。誰かに知られたら“ちくわの勇者”って一生呼ばれちまう……」


 その後もテツヒコの悶々とする日々は続いた……。

お読みいただきありがとうございました。

次話もまたお読みいただければ嬉しい限りです。

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