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1人では戦えない僕と、仲間達  作者: アッキ@瓶の蓋。
第四部 戦火

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2.行動開始

 再びナル―ニャ山を登る僕とミスロスの2人。前に行った時のように青い炎を纏ったマッチビートルや、トンファーのようなナマハゲ、獅子の顔をしたジェントルウサギなどのモンスターをなんとかして倒した。



「我が主、我が主。何か見た事のないモンスターが現れましたデス」



 ミスロスが指差す先には小さな水色のドラゴン、バブルドラゴニュートである。小さな身体とそれには似合わない無駄に大きい翼が特徴である。小さな青い水の球を出すけれども、かなり弱い低級の魔物である。成長するとバブルドラゴンとやらになるそうだけど、今だとそんなに強くもない魔物である。



「イエローシュート!」



 僕は雷を纏わせた弾丸を発射する。発射された弾丸はバブルドラゴニュートに当たってバブルドラゴニュートを倒していた。良く見るとバブルドラゴニュートは沢山居た。



「我が主1人ではつらいデス。ここは私も協力するデス。

 ―――――一騎襲来!」



 ミスロスはそう言って駆け足で、バブルドラゴニュート達の間を駆け抜けていった。そしてバブルドラゴニュート達は斬りつけられて倒れていた。

 やはりエンチャッターの僕よりもミスロスの方が強くなるか。けれどもそれを今言っても仕方がない。今は依頼をなんとかしないと。



 そして僕達はナル―ニャ山のヒストロリアへ向けて歩いて行った。











 歩いて行くとソーマリルとは別の方向にも道がある。前来た時は関係ないので無視していたが、今回は違う。この先にヒストロリアがあるのだから。

 ヒストロリアはテスカロテ大陸の中でも特に可笑しな場所である。ナル―ニャ山は厳しい雪山の環境で生き抜くために特殊で特異の魔物(モンスター)が成長を遂げている。ヒストロリアはそんな雪山で唯一、”全く成長を遂げていない”者達の住まう洞窟である。



 太古から全く成長を遂げていないために、俗に言う恐竜のようなモンスターも居たりする。そして古代種の植物も居たりするので、ここでしか採れない物なのもあるので未だに冒険者やギルドメンバーが訪れる場所。その依頼に書いてあったヒストロリアに行った『神籠』のメンバーとは恐らく、そう言った意味で珍しい物の採集へと向かっていたんだろう。

 その採集で何らかの件で帰れなくなってしまったのだろう。何が原因かは分からないけれども。

 ともかくそのヒストロリアで見失ったそのメンバーをすぐさまに探し出して、届けてそれで遅れたと言う事にしなくてはいけない。それが僕がギルドで帰るために見つけ出した方法なのだから。



 これをするまで帰らない。僕はそう決めてこの依頼を受ける事にした。それが僕の決めた物なのだし。さて、どこに居るかな。探しているメンバーさんとやらは。

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