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1人では戦えない僕と、仲間達  作者: アッキ@瓶の蓋。
第三部 新天地

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モンスター図鑑Ⅶ

モンスターNo.51【ブルー・マッチビートル】

 昆虫型魔物。ナル―ニャ山に見られる変異種の1体。

 大きさは2mほどであり、硬さもそれなりに硬い。

 人間大の炎を纏ったカブトムシのような魔物。羽の上には白い蝋燭(ろうそく)が付けられていて、角はマッチ棒のように先が丸まっている。

 ブルー・クロウがヴィシュヴェテル・アシェンダに頼んで『成長薬(グロッパー)』を使って、変異種として成長してしまったマッチビートルの変異種。普通のマッチビートルは赤い炎だけれども、変異種であるこのマッチビートルは青い炎を纏っている。この青い炎はマッチビートルの普通種と比べて温度は高いが、けれども長持ちする性質も持っているので普通のマッチビートルより体力も多く、長生きするとみられる。



モンスターNo.52【ナマハゲ・W】

 幽霊型魔物。ナル―ニャ山に見られる変異種の1体。

 大きさは2mほどの人間型の魔物。

 赤い面を付けた頭に笠を載せた魔物。武器としてトンファーを使う。寒さに耐えるために北方の人間が魔力を手に入れて、この姿になったとされている。

 ブルー・クロウがヴィシュヴェテル・アシェンダに頼んで『成長薬』を使って、変異種として成長してしまったナマハゲの変異種。普通のナマハゲは武器として錫杖の杖や日本刀を武器として使うが、こいつは『成長薬』によって戦闘を好む気性と強靭な腕力を手に入れてしまったために、武器としてトンファーのような武器を使う。ちなみに『W』は『ワイルド』の略である。



モンスターNo.53【ジェントルレオン】

 無機物型魔物。ナル―ニャ山に見られる変異種の1体。

 大きさは6mと高いが、その分細身なためにそんなに硬くは無い。

 身体全体が細長い針金のような身体に獅子の顔を付けた魔物。雪山に住んでおり、出来る限り食料が少なくなるように身体全体を細長い姿に変えたとされたとするが、どうしてこんな姿になったのかは今でも不明である。

 ブルー・クロウがヴィシュヴェテル・アシェンダに頼んで『成長薬』を使って、変異種として成長してしまったジェントルウサギの変異種。何故、兎の顔では無く獅子の顔になってしまったかは不明。獅子の顔はしているけれども、ちゃんとジェントルウサギのように紳士染みたナイフとフォークを使っての食事をしている。



モンスターNo.54【ブルー・クロウ】

 合成魔物(キメラ)。通称、『青鴉』。

 黒魔女が作った合成魔物(キメラ)4体のうちの1体。合成魔物(キメラ)の中でもグリーン・キャットに強いくらいで、4体の中ではそれほど強敵では無い。

 一人称は『ボク』で、人を殺す事に快感を覚える快楽殺人者。自らは虐殺主義(シュルレアリスム)の芸術家と考えているらしい。青色(本人曰く、絶望に染まった時の色)が一番好きらしい。趣味は絵を描く事。自分が殺した人の血を使って文字を書いたり、絵を描いたりするのが好きらしい。

 クールな印象が特徴的な大人びた顔立ちと、スラッとしながらもしっかりと育った胸を持つ10代後半の美少女。青いショートヘアーの髪と、同じく青い瞳。背中から青い鳥の翼を生やし、頭の上には青いシルクハットを被っている。そしてどこかの学校のセーラー服を着て、その上に羽織るようにして青いコートを羽織っている。腰には『B.C.』と書かれた狐の面、足は黒い長靴を履いている。

 飲む事で透明化する青い薬、『透明化薬(ハイド)』を飲み、魔法、『無音の舞い(ダンサーサイレント)』で無音状態を作り出し、相手が気付かぬうちに刃物で殺すと言う戦い方をする。ちなみに会話音声を無音にしないのは、絶望させやすいからと言う単なる彼女の趣味。腕を翼にして飛ぶ事も可能である。



モンスターNo.55【アイスドラゴン】

 鱗型魔物。

 山に住む強力な龍タイプのモンスター。氷の息吹を吐く、山の主と言う異名も持つほどのモンスター。氷タイプのドラゴンであり、氷の息吹を吐く龍のモンスターなので炎が弱点だと思われがちだが、実は弱点は溶けると言う事で水であるので、それを知らない冒険者達が毎年何名か被害にあっている。

 ちなみにアイスドラゴンは普通のドラゴンとは違い、氷の吹雪や寒さが形作って生まれるので自然発生して生まれてくる。なのでモンスターと言うよりは、冬の災害だと考える地方もある。

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