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1人では戦えない僕と、仲間達  作者: アッキ@瓶の蓋。
第二部 冒険開始

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モンスター図鑑Ⅴ

なんか最後が不吉な展開でしたけど、これからも続けて読んでくれるとうれしいです。

モンスターNo.31【ヒトデレッド】

 水棲(すいせい)型魔物。

 30cm程度の大きさ。

 赤いヒトデの魔物。腕にはそれぞれ赤い紋章のような物が描かれている。

 下級魔物の一種であり、比較的海に居ると多く見られ、すぐに倒せると冒険者の中でも評判が高い。背中に赤い石のような物が埋め込まれており、この石からヒトデレッドが生まれたと言われている。

 顔が無いような姿をした魔物ではあるが、ちゃんと顔はあるのだと言う。

 全体的に近接攻撃を好む魔物であり、遠距離攻撃が苦手である。



モンスターNo.32【ヒトデダーク】

 水棲型魔物。

 30cm程度の大きさ。

 黒いヒトデの魔物。腕にはそれぞれ黒い犬のような物が描かれている。

 下級魔物の一種であり、比較的海に居ると多く見られ、すぐに倒せると冒険者の中でも評判が高い。背中に黒い石のような物が埋め込まれており、この石からヒトデダークが生まれたと言われている。

 顔が無いような姿をした魔物ではあるが、ちゃんと顔はあるのだと言う。

 全体的に遠距離攻撃を好む魔物であり、近接攻撃が苦手である。



モンスターNo.33【スナハマクラブ】

 水棲型魔物。

 30cm程度の大きさ。

 黄色い蟹の魔物。左手の方が右手よりも蟹のはさみが大きい。

 下級魔物の一種であり、比較的海に居ると多く見られ、すぐに倒せると冒険者の中でも評判が高い。背中に黄色い石のような物が埋め込まれており、この石からスナハマクラブが生まれたと言われている。

 敵を見つけると砂浜からすぐに姿を現し、攻撃を開始する好戦的な性格。

 防御力が高いが、銃弾で貫ける程度の硬さしかない。



モンスターNo.34【ブラウンベル・グランド】

 魔女。魔法帝国の魔女の1人。

 薄い水色の髪を腰よりも長く伸ばしたロングストレートの、凛とした顔立ちのスマートな女性。

 子供っぽい発言をしたとは思えない鋭い瞳に凛とした顔立ち、黒いセーラー服の上に黒いマントを着込み、頭に小さなシルクハットを1つ上に載せている。そして胸の真ん中には子供っぽい大きなリボンを付けている。背丈や容姿は大人っぽいが、服装は子供っぽい。そんなちぐはぐな存在の女性。

 禁術の魔法薬のエキスパート。何であれ楽しめればそれで良いと言う楽観的な性格で、アイクールの事が気になると言っているがそれがどの程度の好意なのかは不明。魔法薬以外にも機械型魔物の趣味であり、戦闘はほとんど機械型魔物に乗って攻撃する。

 一人称は『私』で、かなり楽観的な子供っぽい喋り方で話す。「姉さんが居るから!」と言う理由で魔女帝国に参加している。英語が苦手で英単語を間違って発音する場合が多い。



モンスターNo.35【リュウグウカブキ・マキナ】

 機械型魔物。上位機械型魔物(マキナ)の1体。

 大きさは軽く10m以上とかなり大型。

 亀のような形をした黄色い顔に隈取。豪奢で派手な和服を着込み、左腕には白い綱が右腕には赤い綱が巻き付きその2つが重なるようにしてその巨体の後ろでリボンのように結ばれている。左半分が白髪で右半分が赤い髪と言う奇特な髪型。その頭の上には何かの生物か分からないが何かの触角のような物が長々と生えており、足にはそれぞれ(かかと)の所に黒い車輪が取り付けられている。背中から長々と白い竜のような尻尾が生えており、尻尾の先には黒い車輪が取り付けられている。そしてその両手の掌にはそれぞれ、左手には『竜宮』と右手には『龍宮』と言うような文字が書かれている。

 ブラウンベル・グランドの魔女楽曲絡繰(からく)り第1曲、『英雄』。また、『リュウグウノツカイ』と『歌舞伎』の合体作の機械型魔物。

 攻撃も歌舞伎を準じた物が多く、また水圧にも強い。また水棲型魔物を操る攻撃もある。

本来はユノセティ宿泊地にあった物をブラウンベル・グランドが乗って動かし、少し改造した物。ブラウンベル・グランド曰く、「なかなかの作品」との事。



モンスターNo.36【イソカブキンチャク】

 水棲型魔物。

 大きさは60cm程度の大きさ。

 色鮮やかな姿とカクカクと動くのが特徴。触手の1本1本が個体ごとによって色が違い、それぞれ別の美しさを醸し出しており、芸術性が高い魔物としても有名。触手は個体ごとに違うが、身体は般若(はんにゃ)隈取(くまどり)などのお面のような顔になっている。相手を溶かす毒液を放って攻撃する。

 他の魔物に寄生して共生しながら生きる魔物で、自ら動くと言う事が出来ない。



モンスターNo.37【ニッチクラブ】

 水棲型魔物。

 大きさは80cm程度だが、身体は極端に薄い。

 あまりにも薄すぎる身体と、それに似つかない大きなはさみ。そして蜘蛛のようなカサカサと動く足が特徴。

 あまりにも薄いため風に飛ばされたケースもあると言うくらいであり、重り代わりにいつも何かを身体の上に載せている。攻撃力が高いはさみと素早い敏捷性(びんしょうせい)を兼ね備えている。

 食べても食べても身体の薄さが太くならないと言う事で、ダイエット食品のPR画像に使われる事が多い。



モンスターNo.38【ハシラマキシャーク】

 水棲型魔物。

 大きさは大きな大人の男性程度。

 凶悪な鮫の顔を持つ二足歩行で陸を歩けるようになった魔物。その手に持つ人の腕や足が巻き付いた薙刀が有名な魔物。この人の腕や足は海底に沈んだ人の白骨遺体などを見て、ハシラマキシャークの親が作り薙刀に巻き付け、子供にそんな薙刀を渡すと言う特殊な習性を持つ。

 別にその薙刀を壊すのに躊躇せず、普通にその薙刀で殴るようにして攻撃して来る。しかし薙刀だけで攻撃してくる訳では無く、普通に噛みついて来たり蹴ったりして攻撃したりする。

 鮫ではあるが、生物学上的には鯨の一部に分類されるため、主食の食べ物はプランクトンを食べている。



モンスターNo.39【テンチェリーラビット】

 獣型魔物。

 大きさは小柄な少女くらいとかなり小さめの全体的に赤い身体が特徴の兎型の魔物。

 赤い身体の背中には青い文字で『テンチ』と書かれており、耳はそれぞれ左と右で長さが違う。左耳はとてつもなく長く、右耳は極端に短い。そしてそのそれぞれの耳の上には人形が意図でくくりつけられている。この人形は親が子のために作った人形で、寒い地方に行くほど人形の完成度が高くなる。

 兎の魔物なのだが、他の兎から身を守るために海に住む事を選んだある意味変人とも言える魔物。海の中と地上をかなり速い速度で動く事が出来る。

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