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1人では戦えない僕と、仲間達  作者: アッキ@瓶の蓋。
第一部 王都危機

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19/80

17.推測

 僕、アイクール・パルジャは良く物事を推測している事が多い。

 これはエンチャッターに良く見られる職業病である。

 エンチャッターは補助職で他人の能力を変化させる職業(ジョブ)である。味方に防御力が少ない場合は防御力を付加(エンチャット)して、毒を使う敵は味方に毒耐性を付加(エンチャット)する。暑い場所なら暑くならないように味方に涼しさを付加(エンチャット)する。それがエンチャッターの戦闘による役割である。

 故にエンチャッターはそれからの状況も推理し、行動しなければならない。故にエンチャッターは物事を推測するのが多い。



 僕は王都に呼ばれた目的を考えていた。

 魔法都市側、もっと言えばメティアの僕を呼び出した目的は、久しぶりに会いたくなったから。呼んだ理由としては弱いが、納得できる。

 問題はクレイノス側、王都側の事情である。



「なんでわざわざ、クレイノスを派遣してまで僕を呼んだのか?」



 メティアは恐らく王都にこの事を話した。

 そして、王様はエンチャッターが何らかの理由で欲しいと思ったのだろう。そして騎士学校の中でエンチャッターに知り合いがいるクレイノス・テスカルナが、僕を呼びにウルテックへと向かわせたのだろう。



「エンチャッターを呼び出そうとした目的は分からないけど」



 それは明日、分かれば良いんだけど。



 僕達が王様に会う、明日の謁見の会議で。

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