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破滅へのワルツ
静まり返った部屋の隅で
鳴らないはずの鐘が響く
壊れたままの心臓さえも
辛うじてリズムを刻んでる
誰にも見えない痛みだけを
抱きしめて眠った夜に
凍りついた涙の跡が
まだ頬を彷徨ってる
救いなんて どこにもなくて
それでも舞台は続く
破滅へのワルツ 踏み外すたびに
消えない孤独が 音を立てて笑う
終わりを望んで 生きてるわけじゃない
だけどもう戻れない あの微笑みに
手を伸ばすほどに 遠ざかるだけ
優しい歌のはずだったのに
いつしか悲鳴に変わって
誰かの手を求めるたびに
また深く沈んでいく
希望の色を探したけど
指の隙間すり抜けた
もう一度だけ踊れるなら
せめて嘘のままでいい
この世界を愛せないまま
音楽だけが進む
破滅へのワルツ 途切れた旋律
拾い集めても 意味を失っていく
生きたいわけじゃない 死にたいわけでもない
ただ息をしている 理由が欲しいだけ
光のない空を 見上げているだけ
破滅へのワルツ 最後の一拍が
胸の奥深く 闇を照らすけれど
消える瞬間に 誰かの名前だけ
そっと口の中で まだ溶けずにいる
届かない祈りを 静かに抱いたまま
灯りが消えても
踊りは終わらない
心が壊れても
ここにいた証だけ 残して




