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瀬戸陽子シリーズ  作者: 瀬戸 陽子


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9/17

#09:静寂のロード画面

瀬戸陽子の、静かな日常に少しだけ現実の輪郭が触れる頃の話です。

大きな出来事はありませんが、生活の中にわずかな重みが滲んでいます。


1/2 09:28

陽子は、自然に目が覚めた。

部屋は静かで、外の光だけが薄く差し込んでいる。


起き上がったとき、昨日寝てからシャワーを浴びていないことに気づいた。

けれど、今すぐ浴びる気にもならない。


ゲームを起動すると、フレンドリストに真希の名前が並んでいた。

昨日から更新されていない、オフラインのままのステータス。


静止したままの、ただのアイコン。


陽子はそれを横目に、淡々とデイリークエストを進める。


コントローラーを握る指先が、昨日よりも少しだけ軽い気がした。

読んでくださってありがとうございます。

陽子の世界はまだ静かなままですが、外との接点が少しずつ形を持ちはじめています。

その小さな揺れを、これからも淡く追っていけたらと思います。


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