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瀬戸陽子シリーズ  作者: 瀬戸 陽子


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6/17

#06:元旦のクールダウン

瀬戸陽子の、変わらない日常の中に少しだけ柔らかい気配が混ざる頃の話です。

大きな出来事はありませんが、生活の中にゆるやかな温度の変化があります。


1/1 07:43


薄い冬の光が、カーテン越しに部屋を白くしていた。

窓の外は静かだ。まだ世界中が寝ているみたいに。


電気ケトルがカチリと鳴く。

PCのスイッチを入れる。

攻略サイトの目安は三時間。

集中する。

クリック。クリック。


ふと時計を見る。まだ9時前だ。


「……終わっちゃった」


タスクが全部消えて、

コタツの上が“空スロット”みたいにぽつんとしていた。


スマホを手に取る。

昨夜、23時55分。


『あけおめー。ことよろ!

 補給物資役に立ったかな?』


五分早い、確信犯。

やっと「今日」になった。

私は、ツッコミの言葉を打ち込んだ。


ヘッドホンを外した瞬間、かすかに太鼓のような音が聞こえた。


そうか、初詣か。


……そういえば、エナジードリンクもゼリー飲料も切れてたな。

ハム&チーズも、もう無い。


少しだけ外、行ってくるか。

読んでくださってありがとうございます。

陽子の世界は静かなままですが、日々の積み重ねの中に、わずかなゆるみや温度が生まれています。

その小さな変化を、これからも淡く追っていけたらと思います。


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