3話 お供がいない〜でも鬼ヶ島へ
「本当に?」
「ええ、だって私は無理だったもの!毎日食べても飽きないんだから!おかげてちょっと太っちゃったけど、後悔してないわ!」
立派な、ズンドウ体け……
や、な、何でもないです!
母さんは俺を視線で射殺さんばかりに睨んできた。
こ、怖えぇ…
「さぁ、きびだんごを持って出かけるのよ!おみあげは、新しい味のきびだんごね」
「イエスマム!」
「ここが、鬼ヶ島かぁ…」
え、早いって?だってすっご〜く、ゆっくり歩いて20分だよ?おじいちゃんの散歩にもならなって!
…滑った?
というか、黒塗りの変わったお屋敷だとは思ってたけど、ここがそうだったのかよ!金持ちの屋敷じゃ無かったのかよ!
それに…
ーピンポーン
「はーい。こちら鬼ヶ島です。」
インターホンとかハイテクか!!
「あ、桃太郎と申します。きびだんご1つ上げるので、お話してくれませんか?」
「きびだんご…それが、あの幻のきびだんごですか!!じゅるりっ、勿論お通しいたします!!」
ゴゴゴーーーーーーーーーーーーー
鈍い音を立てて、ゆっくりと門が開き出す。
ー5分後
門はまだ開き続けているが、半分も開いていない。
「お待たてせたいたしました!応接室兼客室へご案内いたします!!」
「あ、はい。この門は?」
「あぁーその門、めったに開けることがないんで、錆びついてるんですよ。
昔はシュっと、開いたらしくて。
あ、それよりきびだんごっ応接室へ!」
「あ、はい」
いざ、きびだんご応接室へ!(誤字じゃない)
「うへへっ…美味しい…今なら死んでも悔いはないです〜」
選択①直ぐに門を通る 1ページめくる
選択②鬼のお姉さんに話を聞く 2ページめくる
見てくださりありがとうございました。
完結小説「美少女神を助けた勇者だけと、感謝してもらえない件〜実は絆されてた」もよろしくお願いします。
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