1ー20話 事件の後
投票の結果、次の作品はスローライフ系になりました。もうすでに書き始めていますが、どう言うのがいいとかあれば遠慮なく感想にて送ってください。
「あ、そうそうこっちでは俺はヴェイル、虎の獣人族で下級ジョブの剣豪だ」
「あたしの方はレミア、魔人族吸血鬼で下級ジョブの魔術士よ」
「俺は禍月、鬼人族の刀覡だ」
「私はフルールで、海人族の奏者だよ」
お互いに自己紹介をしてフレンド登録しておく。腐れ縁で親友だからフレンド登録って少し違和感あるけどね。
「ところで2人共“剣雄”とか“虹の魔女”って何なの?」
「それは二つ名ですね」
「うわっ!」「きゃっ!」
急に背後から返答されて驚いた。振り返るとジークフリートと名乗りを上げていた人がいた。
「これは失礼、私は只人族の騎士、ジークフリートです。以後お見知りおきを」
「あ、ハイ」
「よろしくお願いします」
堂々とした人だとは思っていたが、礼儀正しい人でもあるようだ。
「それで二つ名って何ですか?」
「二つ名はプレイヤーの界隈で名付けられるその人を示すものですね。二つ名名付け専用のスレッドで名付けられます。有名処だとそこのお2人と[蒼穹]の“ロイヤルナイト”、[検証組]の“Dr.Madness”、[マッソーズ]の“筋肉達磨”、さっきの“暴れ廃人”、そしてあなた達と一緒にいる“傭兵ヒーラー”ですね」
「え、天兎ちゃんにも二つ名あったの?」
「うん。と言っても由来がなんともね」
そんな二つ名名付けられるってどんなプレイしてたんだ?気になる。
「彼女はソロですし、野良PTでいつも戦果を挙げているのでその二つ名が付いたんですよ」
「へえ」
この後、ジークフリートさん達は用事があるからと別れた。その際にジークフリートさんをフレンド登録した。
「そういや天兎が2人を呼んだみたいだったけどいつ呼んだんだ?」
「もともと[ファヴニル]が近いうちに仕掛けてくるかもしれないと[スターテア]に来て欲しいということを夕方にメールで送ってたの。でも、もしかしたら今日来るかもしれないと思ったから西門までの道で大至急ってメールを送ったの」
あ、あの時か。確かにメニュー操作していたな。
[ファヴニル]との激突で精神的に疲れただろうからと結局ボス巡りはまた明日、今日はここで解散となった。
俺は[スターテア]に戻り、今回の結果を確認してからログアウトすることにした。
フルールと別れる前に[調合]で使えるだろう素材を全部渡した。お返しにと食材アイテムは全部もらった。
どうやら[ファヴニル]との戦いでもLvは上がっているようで、増えたSPはSTRに35、DEXに15割り振った。
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PN:禍月 鬼人族 Lv.42 刀覡
HP:860 MP:355 ST:720
STR:1115 VIT:315 MAG:435 MND:315
AGI:1395 DEX:570 SP:
ATK:2365 DEF:1427 MGA:435
種族スキル:[血醒Lv.1]
戦闘スキル:[刀、格闘、回避Lv.100]
[挑発Lv.63][投擲Lv.69]
[付与魔法Lv.71」[体術Lv.43]
[陽炎Lv.61][太刀Lv.72]
[口伝ノ太刀Lv.84(U)]
[二刀、口伝ノ二刀(U)Lv.1]
通常スキル:[鑑定、索敵、隠密Lv.100]
[料理Lv.61][解体][看破Lv.28]
[空間識覚Lv.59][隠遁Lv.16]
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MN:リディア 迅刻竜ノヴァリンドヴルム Lv.11 ♀
HP:400 MP:250 ST:250
STR:300 VIT:160 MAG:225 MND:160
AGI:300 DEX:225 懐き度80%
ATK:300 DEF:240 MGA:225
種族スキル:[竜刻界Lv.57][迅刻竜の加護]
戦闘スキル:[斬裂撃Lv.4][裂翼Lv.2]
[斬竜尾Lv.3][噛付Lv.79]
[エッジブレスLv.43]
[サイクロンブレスLv.53]
[刀、格闘Lv.1]
通常スキル:[索敵Lv.37][天空飛翔]
[体長変化][人化]
封印スキル:[成体Lv.3]
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リディアのスキルの確認は明日でいいだろう。どうせ時間はあるんだし。ランページベアの素材やいつのまにか手に入れてたアイテムの確認も終わったし、ログアウトしておやすみ。
次は掲示板回挟みたいと思います。