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Wolgade Fradm Online 〜バイトすらできなくなったので、ゲーム始めました〜  作者: 神楽天翔
一章 PvP大会までの不思議な攻略
21/31

1ー15話 いざボス巡りへ

 ボスまではまだですよ。

「こんばんは、禍月君、天兎ちゃん」

「こんばんは、フルール」

「こんばんは、フルールさん」


 俺がリディアと串焼肉を食べ終わった頃、天兎が来て、夜8時直前にフルールが来た。今回は俺達の中で経験のある天兎が先導することになった。


「それじゃあ行こうって言いたいけど、補助アイテムとかマジックバッグの準備できてる?」

「補助アイテムは(素材が)たくさんあるけどマジックバッグは持ってないな」

「私は最初からある支給アイテムだけだよ」

 俺の補助アイテムは多いだけで効果は高くないし、マジックバッグも持っていないから、取り出しに時間がかかる。欲を言えばボスの情報も欲しい。


「せめてマジックバッグとマナポーション買いに行こう」

「治癒ポーションはいらないの天兎ちゃん?」

「私もフルールさんも[回復魔法]持っているからMPさえ気をつけていれば大丈夫だよ」


 そういうことで[スターテア]の中では高めの雑貨店に行った。俺とフルールは1つ10k Pの鹿革のマジックポーチを買った。

 ちなみにこのポーチや鹿革のマジックバッグは[細工]スキルでフォレストディアの毛皮5枚とスライムの核3個を使用して作れるらしい。

 容量は15×15の225個でゴブリンドロップのマジックバッグより使いやすい。


 補助アイテムはフルールと天兎が低級マナポーションをいくつか買い、ST回復用のアイテムは先程俺が[料理]した完成品を分配した。

 その時だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Message

 ーープレイヤー・グリザスがが決闘の賭博によって生じた命令を違反しました。よって、プレイヤー・グリザスの全財産がプレイヤー・禍月に強制譲渡されますーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ……………マジか。急いで周りを見渡すが、グリザスはいない。クラン[ファヴニル]の構成員が近くにいるのだろうか。

 にしてもアイツもう命令破りやがった。時間の問題だろうとは思っていたがあまりにも早すぎる。


「どうしたの禍月君?」


 俺の急な行動を訝しんだのか、フルールが聞いてくる。


「いや、昨日決闘したグリザスがもう命令破ったってメッセージが来た」

「それ本当お兄ちゃん⁉︎(予想してたより早すぎるよ。2人に連絡入れとかないと)」

「でも、あっちは命令違反で全財産失ったんでしょ?なら、すぐには来ないんじゃないかな?」


 フルールはそんな言うが甘いと思う。アイツがあんな性格なんだからクラン[ファヴニル]とやらは似たようなヤツらの巣窟だろう。なら、アイテム狙いの方でくると思う。


「いや、アイツは[ファヴニル]の一員だから報復ついででレアアイテム狙いで総動員してくるよ。プライドと執念は無駄にあるヤツらだから」

「じゃあアイツらと遭遇する前にボスエリアに行かないとな」


 ボスエリアは、ボスの規模にもよるが、基本1PTしか入れない。これはメニューのヘルプの情報だから間違いない。もちろんヘルプ自体はチュートリアルで知りましたとも。


「そうと決まればすぐにでも行こう。いつアイツらが介入してくるかわからないし」

「なら、時間稼ぎも兼ねて少し難しいボスから行こうよ」


 そう言ったフルールの案は意外なものだった。だが、理に適っているな。こちらの時間オーバーで奇襲されなくなるし。


「それいいね!フルールさんナイス!じゃあ少し難しめの東に行こう」


 と言うことで東門へ向かった。東門に着くまでの間天兎はメニュー操作をしていた。門までのルートは流石にわかるけど門出てからは止めて欲しいかな。

 じゃあちょっと危険なボス巡りへと行きますか。

 天兎が連絡しないとと思ってたのはどの2人でしょうね。そして東門までの間なんでメニュー操作していたんでしょうね。


【一報】次、閑話挟みます。どこの誰目線でしょうね【次回予告】

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