1ー12話 初イベントはPvP大会
今更ですがWolgade Fradm は英単語なんかではありません。英単語の文字りです。
なんの文字りか感想に載せてみてください。3つの英単語を組み合わせています。解答者全員に答えを返信します。
「え?今日何曜日だっけ?」
「火曜日だよ禍月君」
んじゃあ後最低3日はある訳だ。
「それでPvP大会はどんな概要になっているんだ?」
「まずA〜Hのブロックに別れるよ。で、そのブロックでまず、予選バトルロワイヤルが残り16名になるまで行われるよ。
それで各ブロック16名でトーナメント戦をして勝者1名が決勝トーナメントに出れるよ。もちろん試合中のアイテムの使用は禁止だよ。
で、ブロックトーナメントと決勝トーナメントの間の15分で、決勝トーナメントに進出した8名で誰が優勝するかの賭けに参加できるよ。
大会に参加するだけで賞金10k P、ブロックトーナメントに進出すれば賞金500k P、8強なら賞金1M P、4強なら賞金5M P、準優勝なら10M P、優勝なら賞金50M Pが貰えるよ。
しかも優勝者と賭けの勝者には来週末に行われるアップデートで導入されるモノの一部を先行して体感できるらしいよ」
なるほど。だいたい理解した。まぁ攻略組とかは当然のように参加するだろうな。となると、
「スキルLvが少し不安だな」
「私もだよ」
「私はもう調整するだけだけど、2人共結局参加するの?」
「あぁ、対人型MoBのための経験になるだろうし」
「得るものが多いだろうしね」
経験になるだろうから出ようと思う。出るからにはもちろん優勝を狙いたい。そのためには最低でも太刀と体術をそれぞれLv.50までは上げておきたい。
「じゃあ、フルール」
「何?」
「明日の夜から大会まで、ボス巡りしてスキルLv上げしないか?」
「そうだね。わかった。私も中級戦闘スキルあと1つ2つ欲しいし」
「なら私も協力するよ。普段野良だし。中級職まであと少しだろうし」
PvP大会までの行動がまとまったところで、対人戦で有効なスキルを洗い出し、戦闘スタイルと相性がいいものを選ぶ。そしてまたギルドに行き、スクロールを買う。今日3回目だよ、もう。二度手間、三度手間だよ本当。
俺が追加したのは[隠密]と[投擲]と[付与魔法]。フルールは[高速詠唱]と[障壁魔法]、天兎は[高速詠唱]と[跳躍]を追加した。
習得した後、時間が時間なので明日夜8時に串焼肉の露店に集合にしてログアウトした。
本当に今日はいろいろあったな。3年振りに目が覚めて、俊介、仄香、朱里、恭哉、葵、結華とたくさん話して、結華と一緒にゲームをプレイして。
働けなくなったが、これからの日々が楽しみになってきたな。
そんなことを考えて俺は微睡に落ちていった。
やっと1日目終わりましたね。さすがにこれ以上1日にこんな話数使わない(と思います)。