1ー11話 ステータスの見せ合い
アーツなどの設定を移設しております。なので話数がずれていきます。
「バ、バカな………。俺の素のAGIは450だぞ。攻略組でもスピードトップクラスの俺が素人の攻撃が見えないだと…………」
そりゃその値ならそうだろ。俺称号補正込みで635だし。ってかAGI型の割には遅いのな。もしかしてDEX型だったか?
「じゃあ俺が勝ったんで命令させてもらいますね。今後お前とクラン[ファヴニル]は一切俺達3人に絡むな」
グリザスは言い返したそうだったが、命令を破ると全財産がパーになってしまうので睨むだけに留めている。
まぁ正直なところ、グリザスがこんななのだからクランですぐ絡んで来るだろうから時間の問題だろうがな。
「これにより正式な決闘を終わります。プレイヤー・グリザスは賭博による命令を直ちに実行してください」
ウェインさんの一言でデュエルは終わった。
「クソがッ‼︎憶えてやがれ!GMコールしてアカウントBANしてやる‼︎」
グリザスはそんな台詞を吐きながら去って行った。
面倒なのがやっと終わったので、天兎ともPT組んで宿屋に戻った。
「いや〜、スッキリした〜。お兄ちゃん素のAGIでよくあんな綺麗にカウンター当てたね。一撃で仕留めてたからSTRに多く振ってるでしょ?」
「いや、当てるのは簡単だったぞ。素って言っても称号補正込みでAGI635だからな」
「え?」
「速いですね」
天兎は唖然とし、フルールはちゃんとは理解していないような返事を返す。
「ちょっと、お兄ちゃんどういうステータスしてるの?……………まさか。もしかしてフルールさんも?」
そういうことで3人のステータスをお互いに見せ合うことになった。
天兎だけ装備を整えているのもなんなので、俺とフルールも装備を整える。
俺の装備は白緑と翡翠色の和風布装備、フルールの装備は白金と琥珀色の洋風布装備だった。
2人のステータスはこんなだった。
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PN:フルール 海人族 Lv.35 奏者
HP:540 MP:1390 ST:450
STR:300 VIT:300 MAG:1100 MND:530
AGI:480 DEX:580 SP:0
ATK:300 DEF:1515 MGA:2350
種族スキル:[水中行動Lv.75]
戦闘スキル:[楽器Lv.100][水魔法Lv.90]
[回避Lv.75][瞑想Lv.75]
[横笛Lv.1][竪琴Lv.1]
[奏律ノ横笛Lv.1(U)]
[奏律ノ竪琴Lv.1(U)]
[光魔法Lv.1][回復魔法Lv.1]
通常スキル:[鑑定Lv.50][調合Lv.1]
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装備
武器:ラヴィーナ・ホルン
頭:輝晶の髪留め
身体:慈愛のローブコート・カインドネス
腕: 癒光のツインブレスレット
脚:薄明のティアードスカート
靴:聖浄のロングブーツ
アクセ:幻霊獣の結晶護、天啓の紋章・慈愛
バッグ:なし
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MN:フェノン 幻霊獣ラヴィーナカーバンクル
Lv.1 ♀
HP:200 MP:150 ST:150
STR:100 VIT:60 MAG:75 MND:60
AGI:75 DEX:100
ATK:100 DEF:90 MGA:75
種族スキル:[霊癒波動Lv.1][幻霊獣の加護]
戦闘スキル:[斬裂Lv.1][晶爪Lv.1][晶壁Lv.1]
[噛付Lv.1][プリズムレイLv.1]
[セイクリッドブレスLv.1]
通常スキル:[索敵Lv.1][天水走駆]
封印スキル:[幼体Lv.1]
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PN:天兎 森人族 Lv.40 巫
HP:550 MP:740 ST:500
STR:400 VIT:225 MAG:650 MND:280
AGI:350 DEX:475 SP:0
ATK:775 DEF:1007 MGA:825
種族スキル:[森魔法Lv.45]
戦闘スキル:[棒Lv.100][回復魔法Lv.100]
[回避Lv.100][瞑想Lv.100]
[短剣Lv.100][格闘Lv.100]
[光魔法Lv.100][錫杖Lv.50]
[治療魔法Lv.50][陽炎Lv.25]
[霊瞑Lv.50][短刀Lv.25]
[体術Lv.30][聖魔法Lv.65]
通常スキル:[鑑定Lv.100][索敵Lv.100]
[調合Lv.100][隠密Lv.100]
[看破Lv.50][空間識覚Lv.30]
[調薬Lv.25][隠遁Lv.10]
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装備
武器:御霊鎮の錫杖、短刀・因幡
頭:霊禊の組紐
身体:玉依の白襦袢
腕: 鎮護の腕帯
脚:巫女姫の朱袴
靴:白燕の羽根足袋
アクセ:玉箒の羽根、鵺の根付
バッグ:調薬師の肩掛鞄、神代の巾着
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見たところ、フルールは純魔法使いタイプ、フェノンはリディアとほぼ同じ前衛タイプ、天兎は近距離戦闘もできるヒーラータイプみたいだな。俺達でPT組んだらバランス良いな。
「2人共いろいろすごいね。これもNB倒したから?」
「NBというよりは難易度A+のクエストをクリアできたからだと思うよ」
「難易度A+って…………NBのLvいくつだったの?」
「「Lv.77だった(よ)」」
「ッ!……………………………………」
天兎が絶句する。そんなにも酷かったのかな。勝ったのはほぼ偶然なのだが。
「障害物が多かったし……………」
「避けるの難しくなかったから…………」
「(そういえばこの2人運動神経チート級だったの忘れてたよ)」
「ん?なんか言った?」
今天兎がぶつぶつ言っていたような………
「ううん、何も言ってないよ。それならグリザスを一撃で倒したのも納得かな。すぐにでも最前線来れるんじゃない?」
[スターテア]は四方を[ファステ森林]に囲まれており、東西南北にABが1匹ずつ、常時徘徊ボスが1匹いる。
森の外は東が[鉱山都市ミネロス]がある[メタリルク山脈]、西が[商業都市マチェント]に繋がる[ペリオル街道]、南が[漁業都市フィシャル]に繋がる[ブリジス丘陵]、北が[学術都市スクリア]がある[ラーナス湿地]がある。
森を出る方法は2種類ある。1つは東西南北のABを倒す。これはもう1つの方法より確実だが、倒したABと同じ方角しか進めない。
もう1つはABを1体も倒さずに常時徘徊ボスを倒す。これは4体倒さなくとも全方角進めるが、森のどこでいつ現れるかはランダム。
それで今の最前線はそれぞれの都市の先で、東は[クルスト鍾乳洞]、西は[ペリシス峠]、南は[オシェンシップ海岸]、北は[イグザム大湿原]はとなっているらしい。
「うーん。そういうのもありかもな」
「そうだね」
天兎の提案にいいかもと相槌を打っていた俺達だが、
「あ、でも少し待った方がいいかも」
ご本人から待ったがかかった。
「なんで?」
「私も参加するんだけどさ、週末にWFOの初イベントが行われるの。2人共そのステータスなんだし参加したらどう?」
「どんなイベントなの?」
「さっきお兄ちゃんがやったようなPvPの大会だよ」
PvPって確かPlayer vs Playerだったな。その大会が週末に…………ってすぐじゃねぇか‼︎
ちなみに今の禍月のステータスです。
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PN:禍月 鬼人族 Lv.35
HP:790 MP:320 ST:650
STR:1000 VIT:280 MAG:400 MND:280
AGI:1325 DEX:510 SP:0
ATK:2250 DEF:1370 MGA:400
種族スキル:[血醒Lv.1]
戦闘スキル:[刀Lv.100][格闘Lv.100]
[回避Lv.100][体術Lv.1]
[陽炎Lv.1][太刀Lv.1]
[二刀Lv.1][口伝ノ太刀Lv.1(U)]
[口伝ノ二刀Lv.1(U)][挑発Lv.1]
通常スキル:[鑑定Lv.25][索敵Lv.75][解体]
[料理Lv.1]
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今回出てきたスキルは空いたところで必ず出します。