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カッパのお姉さん

作者: しいたけ
掲載日:2020/09/24

ハッピーエンドかバッドエンドか迷いました。

・カッパの川流れ


 どんなに得意なことでも、たまには失敗しちゃう。と、言う意味。




 学校の帰りに、溺れたカッパのお姉さんを拾いました。


 どうしてカッパだって分かったかって?

 頭に回転寿司の150円のお皿がのっていたから。


 どうしてお姉さんだって分かったかって?

 僕のお姉ちゃんより少し大人な感じだったから。


「あいや。酷く御迷惑を! この無礼、しかと恩返しさせて頂く!」


 カッパのお姉さんは、とても律儀でした。

 家族とも直ぐに打ち解け、今はお父さんとお酒を飲んでいます。


「河童たるもの酒の一升二升ちょちょいのちょいでさ!」


 カッパのお姉さんが沢山お酒を飲むと、お父さんも負けじとお酒をガブガブ……まるでお父さんが二人居るみたいです。



「へへ、見た目は人間と変わらねぇのにな……へへ」


 お父さんがだいぶ酔ってきました。ああなったら危険なサインです。


「この破廉恥な手は何で御座る?」


「あなた!!」


 何をしたのか、お父さんはカッパのお姉さんに手を掴まれて痛がってます。


 それを見たお母さんが、お父さんを泣きながらボコボコにしています。


「助太刀致す!」


 カッパのお姉さんもお父さんをボコボコにしています……まるでお母さんが二人居るみたいです。



「勉学でござるか? 人を人たらしめるのは学び故。たんと学ぶべしですぞ」


 僕が宿題をしていると、カッパのお姉さんが覗いてきました。


「何か分からぬ事があれば某が教えて進ぜよう」


 僕のお姉ちゃんは、僕の宿題を見るなり頭痛がすると、ベッドで横になってしまうので、カッパのお姉さんは頼りになりそうです。


「これなんだけど……」


「…………むむ、何やら体調が優れぬ。暫し横になるぞい」


 カッパのお姉さんは僕のベッドに横になってしまいました……まるでお姉ちゃんが二人居るみたいです。



「今まで世話になり申した」


 カッパのお姉さんが川へ帰ってしまうようです。


「やだよ! 帰らないで!!」


「これも定め。どうか分かっておくんなせ……」


 僕が泣いていると、カッパのお姉さんも泣き出してしまいました……まるで僕が二人いるみたいです。




「来ちゃったで御座る♡」


 次の日、カッパのお姉さんは普通に僕の家でくつろいでいました。逃げ出しても直ぐに戻る、犬のポチみたいでした……。

バッドエンドだと家族が一人ずつカッパに食べられます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ハッピーエンドでよかった良かった。ほのぼのしました。 でもバッドエンドの家族になり変わっていくホラーも面白いね。 「来ちゃったで御座る♡」を「出来ちゃったで御座る♡」 に空目したので登場…
[良い点] 癒されました。 ハッピーエンドで良かった。
[一言] 実は、かっぱ寿司には150円の皿が無いという事実・・・! このカッパは、きっとスシロー派。
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