カッパのお姉さん
ハッピーエンドかバッドエンドか迷いました。
・カッパの川流れ
どんなに得意なことでも、たまには失敗しちゃう。と、言う意味。
学校の帰りに、溺れたカッパのお姉さんを拾いました。
どうしてカッパだって分かったかって?
頭に回転寿司の150円のお皿がのっていたから。
どうしてお姉さんだって分かったかって?
僕のお姉ちゃんより少し大人な感じだったから。
「あいや。酷く御迷惑を! この無礼、しかと恩返しさせて頂く!」
カッパのお姉さんは、とても律儀でした。
家族とも直ぐに打ち解け、今はお父さんとお酒を飲んでいます。
「河童たるもの酒の一升二升ちょちょいのちょいでさ!」
カッパのお姉さんが沢山お酒を飲むと、お父さんも負けじとお酒をガブガブ……まるでお父さんが二人居るみたいです。
「へへ、見た目は人間と変わらねぇのにな……へへ」
お父さんがだいぶ酔ってきました。ああなったら危険なサインです。
「この破廉恥な手は何で御座る?」
「あなた!!」
何をしたのか、お父さんはカッパのお姉さんに手を掴まれて痛がってます。
それを見たお母さんが、お父さんを泣きながらボコボコにしています。
「助太刀致す!」
カッパのお姉さんもお父さんをボコボコにしています……まるでお母さんが二人居るみたいです。
「勉学でござるか? 人を人たらしめるのは学び故。たんと学ぶべしですぞ」
僕が宿題をしていると、カッパのお姉さんが覗いてきました。
「何か分からぬ事があれば某が教えて進ぜよう」
僕のお姉ちゃんは、僕の宿題を見るなり頭痛がすると、ベッドで横になってしまうので、カッパのお姉さんは頼りになりそうです。
「これなんだけど……」
「…………むむ、何やら体調が優れぬ。暫し横になるぞい」
カッパのお姉さんは僕のベッドに横になってしまいました……まるでお姉ちゃんが二人居るみたいです。
「今まで世話になり申した」
カッパのお姉さんが川へ帰ってしまうようです。
「やだよ! 帰らないで!!」
「これも定め。どうか分かっておくんなせ……」
僕が泣いていると、カッパのお姉さんも泣き出してしまいました……まるで僕が二人いるみたいです。
「来ちゃったで御座る♡」
次の日、カッパのお姉さんは普通に僕の家でくつろいでいました。逃げ出しても直ぐに戻る、犬のポチみたいでした……。
バッドエンドだと家族が一人ずつカッパに食べられます。




