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異世界の転移者  作者: 天乃くじゃく
2/2

目覚めの先 2

「とりあえず周りに誰もいないよな」

と、キョロキョロと辺りを一通り見渡し思いっきり息を吸い込んだ、次の瞬間

「かーめーはーめー●ーーーー!」

大きな、声が辺り一面にこだまして、フェードアウトするように声は小さく消えて行った…、そこにあったのは、恥ずかしさと虚しさだけがのこっていた

「まあ、無理だとは思ったけどね、銀●みたいにやって見たかったなーてのはあったんだよ、あと異世界だし、何かしら能力使えてもいいと思ったんだよ」

と1人でブツブツいいながら、改めて今の自分には何も出来ない村人A並みの頼りなさだぞ、いや村人Aでも、話しかけたら役に立つ情報くらい言うぞ、と自分の惨めさを感じていた。

「ジー」

木の物陰から、1人小さなもの影が十七夜の行動をしっかりと見ていた十七夜はその気配を気付かず町に向かって、歩いていったのだった

.

.

.




「町に着いたけど、デケェ〜」

辺り一面人だかりができていて、人だかりの横には屋台が横一列にズラーッと並んでいた、

『いゃ〜普通にすげえなこりゃ』

大通りの所には店が並んでおり、いろんな屋台があちらこちらと賑わっていた

『安いよ、安いよー』

「おばちゃんこっちに魚三匹くれ」

「あいよー」

「こっちの世界でもこういう所は変わらないいんだな」

と呑気に観光気分で周りを見渡すとひときわ美味しい匂いが鼻をくすぐるように漂ってきた

ぐうう〜、と自分でもすごい音がなったもんだと思いながら匂いのする方へと自然に足が動いていた、匂いの正体にたどり着くとそこには肉を豪快に手のひらサイズくらいに切ってある肉厚のステーキが沢山焼かれていた、もちろん匂いにつられて来たのは自分だけではなく他の連中も匂いに誘われて行列ができていた。

それも当然こんなにいい匂いをだして人が集まららないわけがない

「そりゃあ当然だよな、てかこっち異世界に来てから何も食べてね、食いたいけどこの世界のお金なんてまず持ってるわけないしどうすっかなあ、ここにずっといても惨めなだけだし移動するか」

と宛先も考えず街をふらふらと歩いていった

「うわマジでどうすれば良いの」

その通り実際どうすればいいかわからなくなってきたのであった、ファンタジー世界には来たがヒロインもいないナビゲーターもいない街の人に何を聞けば良いのかも検討がつかない、漫画や小説ならテンポよく進むのだろうけど、実際何もない状態では何もしようがなかった

「とりあえず、あの全身フルアーマーに包まれた人に話しかけてみるか」

ふらふらと歩いた先の店の前に傷ひとつない眩いばかりの白銀のフルアーマーを装備しているいかにも超一流の冒険者が花屋さんの前で何を買うか迷っていた所に話をかけた

「あの〜すいません、お花選んでいる所申し訳ないのですが、少しお話いいですか?」

と怪しいセールスみたいな感じで話をかけてしまった

「ん?ああ私かどんなご用件だろう?」

花を選びながら答えてくれた

「冒険者になりたいんですけどどうすればなれますか?」

とバカ丸出しで聞いた、実際わからないからしょうがないのである

「ふう、決まらんな」

とひとこと言ってこちらに顔を向けていくれたアーマー越しだたので声が若干篭って聞こえた

「すまないな、贈り物に花を選んでいたんだがなかなか決まらなくてな、気分転換にあなたの話を少し聞こう」

面と向かって話してくれるとは思ってもいなかったのでラッキーと思った、適当にとりあえず組合に行って登録すればいいよみたいな感じで終わるかと思っていたからだ

「で冒険者にはどうしたらなれますか?」

「ああここらへんの国の人ではないのか?」

と訪ねて来た

「そうなんですよ、ここの国に来たのはいいんですけど右も左もわからないものですいません」

「別に謝ることはない、わからなかったら聞く当然のことだ、黒髪にその服装異邦人か?」

自分の服装と髪の毛の色がおそらくこの国ではあまり見かけないものだったらしい

「あなたのような服装は見たことがない、黒髪は何人か見かけたことはあるが、もしや東方の極地の方か?」

「ま、まあそんな所ですよ」

下手に別の世界から来たことを言うのはやめておいた、変に話がよじれると都合が悪いう変に解釈しているのであれば問題はない話を合わせよう

「それは遠いところからご苦労様、で東方には一体どんな場所なのだ、こことさほどかわらんのか?それとももっと違うのか?どうなんだ?」

おっとこれは外の聞いたことがない未知の世界の様子が知りたい感じの人だったか

「そ、それは」

ちょっと引き気味で言葉を返した、フルアーマー越しでもわかるほどの教えてくれオーラが半端なかった

「す、すまない今は私が質問する話ではなかったな」

ハッと我に帰りの話の内容を元に戻してくれた、このまま勢いでこっちの話そっちのけで、続けられても困る。

「そうだな、まず冒険者になるには、冒険者組合に行って登録するとなれる」

「なるほど」

そういうところは漫画とかとは変わりないんだなと心の中で思いつつ聞きたいことをここぞとばかりに聞いて見た

「この世界の通貨ってどんなのですか?あとモンスターってどんなのがいるんですか?」

これはかなり気になった

「君は面白い事を聞くんだな、まるで初めてこの世界に来たような質問だな。」

ドキッと心臓が一瞬跳ね上がった、変なこと言い過ぎたかと冷や汗がドパッと出た

「いや、どんなのかなと思いまして、てかその言い草だと同じ質問されたことあるんですか?」

と疑問を抱いた

「ああ、そうだな異世界から来た奴は大体同じ事を聞く」

心臓がどんどん早くなっていくのがわかった、悪いことしていないのに

「一瞬、そうかと思ったが、まあ東方から来たのでは致し方がない、極地もある意味異世界だからな」

ジッと見られたのちそう答えてくれた

ほっと少し気が落ち着いた迂闊に変なことは喋れないなと気を使いながら、話を進めた

「なんで自分はそうでないと言い切れるんですか?」

「なぜならこの国にいる異世界から来た転移者は特別な待遇を受けている、ましてやこの世界の

ある程度の知識があるからなさらには転移者は例外なく国の王宮魔術を扱える王族だけ転移者を呼ぶことができるそれに私わその転移者の戦闘の訓練指揮官であるからだ」

この人はあれかお話がとても好きなお方だと改めて思った、普通そんな大事なことペラペラと喋らないもんじゃないのか?と思うくらいに

「そんなことペラペラと喋っちゃてもいいんですか?」

つい言葉に出てしまった

「おおっとこれは失礼君と話をしていると、ペラペラと話し込んでしまうな反省、反省」

反省を言葉にしながら言う人初めて聞いたぞこれが綺麗なお姉さんとかだったかなり最高なのになどと思いつつアーマー越しに篭って聞こえる声が男の声なので自分の妄想が秒で消えていった…

「通貨はこんな感じだ、金貨、銀貨、銅貨それに白金貨などがる金貨は銀貨の10枚分の価値があり銀貨は銅貨の10枚分の価値がある」

通貨も思った通りの考えで助かったありがとう俺のアニメ知識

「ところで白金貨はどれくらい位の価値があるんですか?」

「ふむ、白金貨は金貨の100枚分に当たるな、この白金貨は額が額なのであまり市場では使わないんだ」

「ではどう言う時に使うんですか?」

大体予想はついた、おおかた土地や家など額が高いものに使うんだろう

「そうだな大体は土地や家あらかたそんなものだな、高いものを買う時に使うと言う認識でいいちなみに白金貨を使う場合は役場にある金庫所があるのでそこで金貨等に交換して貰える、普通に使って一般市民が莫大のお釣りを返せるわけがないからな」

それもその通りそんな返せてたらその返せる奴はナニモンだってなってしまう

「そうですか、教えてくれてありがとうございます」

「まあ依頼をこなしていくうちにモンスターは色々とわかってくる」

「は、ハア」

会ってからのお楽しみって感じらしい

「では自分はこれで失礼いたします。貴重な時間ありがとうございました。」

「ああ、役に立ったのならなによりだ、それとこう言ってはなんだが貴方は女の子に花を贈るとしたらどれがいいいと思う?」

ああさっきからずっと悩んでたやつか、ここは恩返しの意味で選んでおこう、女性経験皆無だけど、ギャルゲーで培ってきた知識がある!!

「ちなみに歳はいくつくらいですか?」

「歳は15くらいだな」

大体中学3年くらいか、花屋さんのラインナップを見てみるとピンク、赤、黄色、紫、と色とりどりの花があった、何がどの種類の花だか全然わからんが、ピンクは定番だな可愛いし、部屋に飾るとしたら置いて手入れした方がいいから

「このピンク色の瓶に入ったやつなんかどうですか?」

「そ、そうかこれはあまりにも私が買っていって似合うかどうか」

この人はそんなことで悩んでたのかそんなんじゃいつまでたっても決まらんぞ

「買っていく人なんて関係ないです、その人が悩みに悩んでさらにその贈る人にあうものであれば喜んでもらえますって、そんなことで悩んでたら送りたい贈り物もできないですよ」

などと如何にもなことを言ってみたが案外恥ずかしい

「そうかなるほどその人にあった贈り物だな私は今まで小さいことを気にしていたんだな、ありがとういい提案をありがとう君の通りこの瓶に入ったピンク色の花にするよ」

と早速可愛らしい花瓶に入ったピンクの花を持って商人の所に買いに行った

役に立てたかなと思いつつその場を後にしようと動いた時だった

「また何処かで会えることを楽しみにしているよ少年」

と言われ、軽くお辞儀をしてその場を去った

「また何処かでって名前もわかんないじゃん、会える確率は低そうだな」

とまあこんな感じが俺の異世界に転移してきた時の初めてのファーストコンタクトだった


.

.

.



そんな感じで半ば一年が過ぎようとしていた

「ふう、今日こんなもんでいいだろう」

右手には魚の入ったカゴに左手のカゴには山菜がたくさん入っていた

「しばらくこんなもんで持つだろう、そろそろ食料無くなってきてたもんな」

と得意げに言った

あれから一年くらいが経とうとしていた自分でもびっくりするぐらいここの生活には慣れてきていた、普通はパーティ組んで魔王やらモンスターやら倒しに行ったり、チート能力使ってハーレムとか期待はもちろんしていたが現実は意外と普通で一年前は冒険者になたところまでは良かったそして経験もいろいろしてある程度は強くなったつもりでもあるが結果俺はモブキャラだったらしいw

自分でも笑ってしまうほど主人公ではなかった期待していないといえば嘘になる実際あの時会ったフルアーマーの御仁の所に少しお世話になったこともあった、一緒にチームを組んで戦闘したこともあったが結果、転移、転生してきた人が本来持っているはずのギフトを持っていなかったためお払い箱にフルアーマーの人は最後まで自分を見捨てないでなんとか説得して止まらせてくれていたがやはり持っている人と持っていない人の差は大きい、さらに言えば皆んなが颯爽と連携して敵を倒していく中自分は足手まといになっていた。

そのせいでだんだんと皆んなと距離を置くようになり自分は誰にも気づかれないようにその場から逃げた、やっぱり悔しかった自分だけ特別な力はないし、かと言ってカリスマ性もあるわけでもない、あの場所に居たら自分はすごく惨めに見えるそんな劣等感に耐えられずその場所から逃げたのだ誰にも気づかれずに 。そして闇雲に走った、走って、走って自分の存在が誰にもわからない場所へ、誰も自分に気づかない場所へ気がつくとそこは自分が転移してきた場所まで来ていた、そうあの町マルケイズ王国からだいぶ離れた山奥の谷と谷の間そこにちょうどよく誰も使っていない古びたウッドハウスがあってそこを勝手に使わせてもらってる

「まあここもなんだかんだ町からだいぶ離れているし魔物とかわんさかいるから誰もこないからおれにとっちゃあある意味いい場所だな」

と独り言を残しながら思い出したくもない記憶をふりほどいて自分の家に戻った


.

.

.



「ただいまー」

と声をかけるとワンワンと奥の方から声が聞こえてこちらに走ってくる音がした、そして自分の足に頬擦りするかの如くじゃれてきた

「おい、危ないって、わかった、わかった後で遊んでやるからちょっと待ってろ、今から飯の支度するんだから」

犬?らしき生き物がわかったようにその場を離れて外に駆け出していった

「あんまり遠くに行くなよーファン」

ワンワンと吠えながら返事を返してくれた、まあなんだかんだでアイツとの付き合いも長いここにきて間もない頃、とてもひどい怪我をしていた所を助けたのだなぜ怪我をしていたのはわからないけれどどうも自分は見捨てるほど外道でもないので助けることにした、そしたら案の定懐かれたってわけだまあ見た目からしても狼の様な毛並み今は見え隠れしている鋭い牙と爪ゴールデンレトリバー並みの大きさぶちゃけて言えばめちゃカッコいい、マジフェンリル、イラストレーターさんが書いた様ないかにもフェンリルって感じの生き物だ、鳴き声はワンワンだが。名前は適当につけてやった、アイツもなんだかんだこの名前を呼ぶと返事するし

「ふうこんなもんか」

適当に魚を焼いて山菜を炒めて出来上がり、面倒だといつもこんなもんだ

「それと、おーい」

呼ぶと一直線にこっちに向かってはしってきた、そして自分の目の前に来ると何を悟ったかわからんが大人しく座り尻尾をパタパタと振り早く飯を寄越せとばかりに息を切らしていた。

「ほら、昨日取ってきた、イノシシ?だ、たくさん食えよ」

と丸ごとポイっと目に前に置いてやった、まあこのイノシシ?っぽいのもなんだか牙はやたらでかいし捕まえるにしても凶暴だし色々面倒だがファンはこのイノシシ?がとても大好物なので毎回この獲物をとってきてしまう。

とまあ一人と一匹が味っけない食事をいつものように食べながら過ごしていた。

.

.

.

.



「いたぞ逃すな」

ひとりの掛け声とともに複数の男たちが何かを追っていた

「はあ、はあ、この森を抜ければ何とか」

声をカラカラにあげて必死に追ってから逃げている影があった

「おい、あんな上玉の亜人族しかも幼いってきたこりゃ欲しがる貴族様はわんさかいるだろう、しかも種族は鑑定してみないと分からないっていう超希な奴こんな美味しい獲物逃してたまるかよ」

少しゴツイスキンヘッドの男が行った

「そうだな普通であれば見た目で特徴から推測して種族を絞るんだがアレは一体何の種族なのも検討がつかん銀髪に淡く白い瞳に耳の長さがエルフの半分より下くらいそして透き通るかのような白い肌、吸血鬼だとしても珍しいのはもちろんなのだが特徴的である赤い目ではないということは」

「別の種族かハーフってことでしょう、こりゃ楽しみすぎて早く味見してえ、ヘヘッ」

とひとりの仲間があの女を捉えて楽しむことしか頭には考えがなっかた

「また、大事な商品壊してくてるなよ、後で処分するの大変なんだからよ」

リーダーっぽい男がそう発言した

「まあどの道、町に逃げようと考えているのだろうけどまだまだ先、俺ら三人から目つけられてにげるなんて無理だっつーの、ヘヘッ、お嬢ちゃん逃げても無駄だよ大人しく捕まってくれたら痛いようにはしないからさむしろ気持ちよくしてあげるからさそれはもう天国にも登る気持ち良さだぜえ、ヘヘッ」

わかるわたしには、あんなのに捕まったら絶対、犯されてボロボロにされて挙げ句の果てには売り飛ばされる、暗い未来しかない私には大事な約束があるだから絶対こんなところで捕まるわけにわいかない、息が切れそうだけれど今の私には走るしかなかった、どれくらい走っただろう足の裏の皮もボロボロで靴なんてもう意味を果たしていない小汚いローブもあの三人の攻撃によってボロボロになって傷ついた肌があらわになっていた痛みはも追う感じないあるのはとにかく逃げないといけないということだけ、後ろを警戒しながらとにかく先へ先へ

「チッめんどくせえ、風の矢よ」

男が呪文をなしで攻撃を仕掛けてきた、コレは予想外普通は呪文を唱えてから攻撃魔法を放つのに、さっき攻撃をかわしたときだって呪文の唱える時間があったから何とか躱せたのにこれじゃ避けられない

「きゃあっっ」

「おい、あんまり傷つけるなよ」

「大丈夫だってヘヘッ」

右足のふくらはぎの横の所に刺さった、それと同時に私の体はつまずくような形で前の方から倒れ走っていたこともありそのまま転がるように飛ばされた

「うぐぅ」

コレはかすり傷よりも傷が深い、その場で右足にふくらはぎを手で押さえる形でうずくまった、けれどそんな暇はない早く逃げないと、地面を這いつくばるように少しづつ進んでいった

「あれあれどうしたのかなあ、鬼ごっこはもう終わりでちゅか?へへッ」

悪趣味な声がそう遠くないところから聞こえた

「あくまでも逃げるか、その根性は大したものと言えるだろう、だがそれもここまでだ」

スキンヘッドの男が観念するんだとばかりに言ってきた

「その足では逃げれまい、現にお前の右足に風の矢を放ったがまだ繋がっている」

「ど、どう言う意味」

苦しみながら聞いた

「こういうことだよヘヘッ」

と矢を放った変な喋りの男が右手をクイっと引っ張った

「うぐあああああ」

刺さった足が見えない何かに引っ張られていた

「ううっうっ」

痛さのあまり泣いてしまった

「いいね、いいね、その泣き顔たまんねえ、ま付け加えて言うなら俺ら三人は一級魔法なら無詠唱で使えるわけ最初呪文を唱えてたのはワザと微かに避けれる範囲で攻撃したってわけだヘヘッ、鼻っから俺らから逃げられんかったんだよハハッ」

「まあそういうことだ残念だったな」

リーダー格のスキンヘッドの男よりかは些か体格は劣るがそれでも鍛えあげられた体が袖から見えていた

「うぐぅ、くっ」

それでも私は前に動こうと必死でもがいた

「ファイアインパクト」

リーダー格の男がそう言い放つと

ドゴオオオン

と私の後ろにあった木が3、4本爆発して消えていた

「あまり、面倒をかけさせるなよ小娘が」

男がキレながら手から魔法を発動させていた


.

.

.



「ふあああ」

と大きなあくびが出てしまった、そりゃご飯食べた後だもの眠くなるわまだお昼回ったぐらい、天気は秋のように心地のいい風が吹いていて、気温は高くもなく湿度もカラッとしていて絶好のお昼寝日和だ、ファンも俺につられて大きなあくびをした

「ああ平和だ」

しんみり和んでいた、といきなりファンが立ち上がり家の中から外の方に視線を向けていた

「おい、ファンどうした」

と言ったそばから空いていたドアから勢いよく飛び出していった

「なんだ?いきなり走りに行ったぞ、食後の運動か?」

などと思っていたがやはり少し様子がおかしいいきなり飛び出していくなんてコレまでにない何回かあったが、今回はいつもと違ったあんなに遠くを見つめてから颯爽と行くなんて、何か嫌な予感がする

「後、追うか」

ドアから出てドアを閉めたときだった

ドゴオオオン

そう遠くないところからその爆発音は聞こえた

「あっちの方って、ファンが行った方向と同じか、急いで行かないと」


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